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エファ通信

2014.01.30 更新

エファ通信125号

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     エファ通信125号
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みなさま

2014年最初のエファ通信です。
本年もよろしくお願いいたします。

今号はスタッフの新年の抱負でスタートです。

大島(事務局長):
「より多くの子ども達の権利を実現するため、
都市部から地方への事業展開を本格的に始めます。」

宮原(広報):
「エファジャパンはもうすぐ早くも10周年です。
私も7年以上をエファで過ごし、
夢中(霧中じゃありません)でここまで来ながら
良くも悪くも慣れてきているのを感じます。
今年は一旦自分の来し方を振り返り、
これから向かう先を落ち着いて考えたいと思います。」

中島(国内事業):
「やるべきことひとつずつこなしていき、
自分自身がディベロップメント(開発、発展、展開、進化)
できるような一年にしていきたいと思っています。」

崎川(ベトナム駐在):
「ベトナム・ハイフォン市では農村地域の障がい児にも支援を届けます。
ラオスでは、ラオス図書館協会を中心とした
図書館支援のネットーワークを確立して行きます。
個人的にはもう少し太りたいです。」

五十嵐(国内事業・育児休業中です):
「4月末に育児休業より復帰予定です。
2児の母となり何かと慌ただしい毎日ですが、
時間を上手にやりくりしながら
仕事も子どもたちとの時間も楽しんでいきたいと思います。
そして今年はエファ設立から10周年の記念の年。
10年の区切りを記念するイベントも企画していきたいと思っています。」

 

■■目次■■

○お知らせ○
・書き損じハガキの季節です!

○主な動き○
・カンボジア出張報告
・ベトナム活動活動
・ラオス活動報告

○ちょこっトピック○
・ポストMGDs

○寄付情報○

○会員情報○

 

◆◆◆お知らせ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

書き損じハガキの季節です!
——————————
お年玉付き年賀ハガキの当選番号も発表になりました。み
なさま、年賀状の整理は終わりましたか?書き損じたり、余
ってしまった年賀ハガキ、昔のハガキや半端な金額で使いに
くい切手など、エファジャパンへご寄付ください。エファジ
ャパン支援地の子ども達のために役立てます。職場やグルー
プでハガキを集めていただける方には回収箱を差し上げます。
2013年度に実施した(2012年度に集まった)ハガキでの活動
など、詳しくはエファジャパンHPをご覧ください!

・まちがえちゃったハガキにも、できることがある
https://www.efa-japan.org/?page_id=3222

 

▼▼▼活動報告▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼

カンボジア出張報告
———————-
11月10日から12月22日まで、事務局長がカンボジアに出張
しました。カンボジアからタイとラオスにも行きましたが、
用件は前回の活動報告(タイ出張報告、ラオス活動報告)に
記載されています。
事業のモニタリングでは、国立幼稚園教員養成学校の奨学
金支給訓練生25名と面接しました。2005年度から2012年度ま
で実施した付属幼稚園児への奨学金を終了したため、過去の
支給園児のインタビューも実施しました。

寺子屋教室は、プノンペン市内の1カ所が閉鎖され、市内は
2カ所になりました。市中心部のスラムは開発が進み縮小傾向
にあるため、もう1カ所も閉鎖もしくは縮小する予定です。隣
県カンダールの村の寺子屋には大勢の就学前児童が出席して
いるので、今後は非公式教育から幼児教育に変える必要があ
ります。プノンペン市内の登録児童数は114名、カンダール県
の登録児童数は111名です。
プレアビヒア県国境地帯の寺子屋教室には、897名の子ども
達が登録されました。自治労近畿地区連絡協議会(近畿地連)
の60周年記念事業で、13カ所の教室に教科書(国語と算数)
を備えることができました。12月2日に近畿地連一行25名が現
地の2教室を視察しました。

12月15日から18日までは、エファが企画し自治労中央本部
が全県本部に呼びかけたスタディツアーの受け入れを行ない
ました。参加者は8名。プノンペン市内2カ所とカンダール県
1カ所の寺子屋教室、現地パートナー団体が運営する児童保護
施設、国立幼稚園教員養成学校を訪問、最後に世界遺産のア
ンコールワット遺跡群を見学しました。

○関連情報・写真

・近畿地連の国境地帯寺子屋支援
https://www.efa-japan.org/?p=8757

ベトナム活動報告
——————–
2012年8月に、児童保護施設ベトナム子どもの家(ニエムギ
ア子どもの家)が、ハイフォン市の困難な状況にある子ども達
全体(例:HIV/AIDS感染者、麻薬中毒者、虐待、障がい児など)
を支援対象とした児童ソーシャルワークセンターに改編され
ました。その後準備期間を経て、2013年後半に児童ソーシャ
ルワークセンターが本格的な活動を始めたのに伴い、エファ
ジャパンも支援を開始しました。12月28日にはエファジャパ
ンの支援で、窃盗や万引きなど軽犯罪を犯してしまった子ど
も達30人に対し児童ソーシャルワークセンターの職員が心の
ケアや再発防止のためのカウンセリングを行ないました。ま
た1月25日には、ハイフォン市で困難な状況にある子ども達を
引き取り勉強の機会を提供しているニンビン第2教養学校を訪
問し、子ども達にベトナムの正月テト(旧暦の正月。今年は1
月31日が元旦。)を迎えるための食材を支援しました。

また、昨年4月にフェリシモ地球村の基金の助成を受け、ハ
イフォン市の農村地域にある障がい児教室や診療所、計5箇所
におもちゃ図書館を設置しました。12月末には、その使用状
況をモニタリングしました。これらの地域の家庭ではおもち
ゃを買う経済的余裕もありませんが、一人では上手に遊ぶこ
とが出来ない障がい児が寄贈されたおもちゃで遊ぶことで、
体を動かしたり、集中力を高めることができていると言うこ
とでした。子ども達はおもちゃが大好きで、中々帰ろうとし
ないとの声も聞かれました。

○関連情報・写真

・ハイフォン市児童ソーシャルワークセンターへの支援開始
https://www.efa-japan.org/?p=8853

・障がい児のために設置したおもちゃ図書館をモニタリング
https://www.efa-japan.org/?p=8880

ラオス活動報告
——————
昨年10月初旬~11月末にかけて、ヴィエンチャン都郊外の
ドンクワイ村小学校の敷地内に、自治労青森県本部のご支援
でコミュニティ図書館が建設されました。12月23日にはラオ
スを訪問した自治労青森県本部の執行委員長ら4名の他、ラオ
ス図書館協会理事長、郡教育局、村長及び多くの村人が出席
し、落成式が行なわれました。盛大な落成式は、ラオスの新
聞にもその時の様子が掲載されました。12月31日には、ラオ
ス国立図書館の職員を派遣し、ドンクワイ村小学校の先生達
に図書館の運営の仕方についての研修を行ないました。現在
は、ドンクワイ村小学校の先生達が図書館の図書を登録して
いる最中で、図書の登録が終わり次第、図書館は子ども達や
村人達が利用できるようになります。

1月15日にはエファジャパンの資金援助により、ラオス図書
館協会の新理事長及び理事メンバーを選出するための選挙が
開かれました。エファジャパンは2011年10月からラオス図書
館協会を継続的に支援しており、今回は既に理事長及び理事
メンバーの任期が終了しているにもかかわらず、ラオス図書
館協会に新メンバー選出のための選挙開催の資金がなかった
ことから、エファジャパンがその開催を支援することにしま
した。ラオスの図書館関係者106人による投票の結果、ラオス
国立図書館長のカンタマリー氏が新理事長に選出されました。
ラオス図書館協会設立以来、これまで理事長を6年務めてきた
コンドゥアン女史は高齢や他の業務が多忙などの理由で自ら
の意思で退任され、今後は理事の一人としてラオス図書館協
会の活動を支えていきます。

1月18日には個人の方からのご支援により、カムワン県子ど
も文化センター(CCC)にノートパソコンや文房具、スポーツ用
具などの活動用具を寄贈しました。カムワン県CCCは、2008年
1月~2011年12月の間、自治労大分県本部からのご支援を受け
ていましたが、その間寄贈頂いた活動用具が古くなったり、
使い切ったりしたことで、以前のように活発な活動ができな
くなっていました。今回、個人の方から活動用具を寄贈頂い
たことで、以前のようにカムワン県CCCの活動が活発になるこ
とが期待されます。

○関連情報・写真

・ドンクワイ村コミュニティ図書館落成式
https://www.efa-japan.org/?p=8833

・ラオス図書館協会新メンバー選出の選挙実施を支援
https://www.efa-japan.org/?p=8915

・個人の方のご支援によりカムワン県CCCに活動用具を寄贈
https://www.efa-japan.org/?p=8927

 

■□■ちょこっトピック■□■□■□■□■□■□■□■□■□

ポストMGDs
————–
まず最初に、「MDGs」とは、「Millennium Development
Goals(ミレニアム 開発 目標)」のこと。2000年に日本を含
めた世界189カ国が「国連ミレニアム宣言」を採択し、開発途
上国の貧困問題解決のために2015年までに達成すべき8つの
目標を定めたものです。その目標とは、「極度の貧困と飢餓
の撲滅」「普遍的初等教育の達成」「ジェンダー平等の推進
と女性の地位向上」「乳幼児死亡率の削減」「妊産婦の健康
の改善」「HIV/エイズ、マラリア、その他の疾病の蔓延防止」
「環境の持続可能性の確保」「開発のためのグローバルパー
トナーシップの推進」で、それらを細かく具体化した21のタ
ーゲットと60の指標を通して期限と目標が設置され、達成の
進捗が監視されています。一般市民による認知度の低さも課
題とされているこのMDGsですが、途上国の開発においては各
国政府、国際諸機関が共にめざす重要な目標とされてきまし
た。

ポストMDGsとは、ポスト(post)=「後の、次の」MDGs、
つまり、2015年の期限が来た後どうするのか、という議論及
び目標設定のことです。2015年を目前に地域ごとの目標達成
状況を見ると、達成済み、あるいは達成が見込まれるものも
あれば、目標に近づくどころか、後退してしまったものもあ
ります。目標を達成できていない分野では取組みの加速が要
求されるとともに、その後の新たな世界共通の目標を定める
ための準備が進められています。国連内では開発に関わる全
機関を含むポストMDGs検討のためのタスクチームが立ち上げ
られ、諮問のためのハイパネル(英国首相、インドネシア大
統領他、国連加盟政府、学識者、市民社会活動家など27名)
も設置されました。2013年9月の第68回国連総会ではMDGsに関
する特別会合も開催されています。2012年のリオ+20(国連持
続可能な開発会議)を経て、持続可能な開発目標(SDGs)を
策定することやそれをポストMDGsの目標と統合すること、ま
た、「誰も置き去りにしない(Leave No One Behind)」をス
ローガンに2030年までの国際目標の策定も進んでいます。

グローバル化が一層進み、貧困問題も、環境保全も、経済
発展も、各国が密接な関係を持っている現在、これから我々
はどんな世界を作っていこうとするのか、しっかりと動向を
追っていかなければなりません。

 

▼△▼寄付をいただきました▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△

2013年12月19日~2014年1月29日確認分

一般寄付(用途を指定しない)計¥300
・個人 1人

カンボジア 計¥1,938
・Yahoo!ネット募金

きしゃぽん 計¥487
・個人 1人

 

●●●会員情報●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●

敬称略。2013年12月19日~2014年1月29日に登録の方

※HPへの掲載は省略

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発行人 イーデス・ハンソン   編集担当 宮原朝香