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エファ通信

2013.08.29 更新

エファ通信120号

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           エファ通信120号
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みなさま
 

あっと言う間に8月が終わってしまいました(あと3日)。
 
学生の頃までは、夏と言えば長い休みが必ずあったので
なにやら楽しいことが待っていそうな気がして
根拠の無いウキウキ感と結びついた季節でした。
 
と言いつつ、社会人になっても
やっぱり夏は楽しまなきゃいけないんじゃないかと
能天気に刷り込まれたまま気分が盛り上がります(笑)。
 
みなさんはこの夏楽しいことがありましたか?
 

さて、昨今「はだしのゲン」を巡って
これまでなかったような論争が起きています。
 
戦争の悲惨さを伝える優れた図書として
長く子ども達に読み継がれてきたこの本に、
子どもに相応しくないのではないかと
異論の声が出ているのはみなさまご存知のとおり。
 
ここに描いてあることは歴史的に正しいのか。
こういった描き方は子ども達に自分の国に対する
間違った印象を植え付けるんじゃないか…。
 

この議論を見て、
以前何かの論説を読んだことを思い出しました。
 
文章そのものはもう覚えていないので
私が理解した趣旨だけですが、
 
戦争そのものに対する是非ではなく
戦争の個別の事象の正否を論ずるようになった今の状態は、
日本社会にとって戦争がもはや自ら体験したことではなく
理論や想像の世界のものでしかなくなりつつあることを示している。
 
というような内容だったと思います。
 
「はだしのゲン」のように、
戦争は残酷で理不尽なものだという大筋での実感を
多くの大人が持っていた頃には誰も気に留めなかった
「この絵の正しさ」や「あの文章の適切さ」が、
いかにも重要な論点であるように扱われていることが
その表れである、ということでしょうか。
 
その論説はきっと的を得ているのだと思います。
世の中は確かに変化している。
そして後戻りもできません。
 
机上の論理としてしか戦争を捉えられない大人達が
どのように社会を戦争から守っていくのか。
 
重い責任を負っていることは間違いありません。
 
 
 
■■目次■■
 

○お知らせ○
・Facebookはじめました
 
○主な動き○
・ラオス出張報告
・ベトナム活動報告
・ラオス活動報告

○ちょこっトピック○
・自分で始めるチャリティー

○寄付情報○
 
○会員情報○

 
 
◆◆◆お知らせ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
 
Facebookはじめました
————————
 エファジャパンのFacebook(フェイスブック)公式ページ
ができました!
 
エファジャパン公式Facebookページ
https://www.facebook.com/efajapan.org
 
 Facebookページをお持ちの方はぜひ「いいね!」してエフ
ァジャパンの最新情報をタイムラインでご覧ください。
Facebookに登録されていないみなさんも、エファジャパンの
ページはご覧になれますのでぜひ一度覗いてみてください。
 
同時にエファジャパン公式youtubeページも開設しました。
http://www.youtube.com/channel/UCdWyzG4-W_QN6BJn2Bl1nXA/feed
 
 エファジャパンの活動紹介ビデオと特典映像を公開してい
ます。こちらもぜひご覧ください。
 
 
 
▼▼▼活動報告▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼
 
ベトナム活動報告
——————–
 ハイフォン市の心臓病を抱えている赤ちゃんの手術代を支
援しました。ハイフォン市では約160人の心臓病の子どもがい
ると言われており、経済的貧しさから手術を受けることがで
きずに亡くなってしまう子どももいます。心臓病の手術支援
は命に直結する事業であるにも関わらず、一人当たりの手術
代の費用が高いことから奨学金事業などに比べて募金が集ま
りにくいのが実情です。そこで、エファジャパンは協力機関
であるハイフォン市労働傷病兵社会福祉局からの要望を受け、
手術代の支援を行ないました。
 今回、手術代を支援したのはハイフォン市の農村部に住む
カイン君(仮名、男の子)、1歳の赤ちゃんです。父親は、工場
に不定期的に雇われている工員で、母親はカイン君と小学生
の長女の面倒を見なければならないため働けません。家族に
安定した収入はなく、カイン君が命の危険に晒されていても、
手術代を捻出できずにいました。今回の手術代は、ベトナム
政府から支給される保険金に加え、エファジャパンからの支
援金で実施され、現在は容態も安定しています。しかし、ハ
イフォン市にはカイン君の容態を診断できる病院がないため、
引き続きハノイの病院に定期的に行って診断を受け、半年後
には再度手術を受けなければなりません。ハイフォン市には、
カイン君のように手術を必要とし、手術を受ける機会を待っ
ている子ども達がまだたくさんいます。多くの方に少しでも、
このような境遇にある子ども達にも関心を持って頂ければ幸
いです。
 
○関連情報・写真
 
・心臓病の赤ちゃんの手術代を支援
 https://www.efa-japan.org/?p=8575
 
  
ラオス活動報告
——————
 ラオスでは、毎年9月に新しい学年がスタートします。現在
は夏休み期間中ですが、8月末になると多くの学校では、新学
年度の登録をしに子どもや保護者がやって来ます。ヴィエン
チャン都郊外に自治労新潟県本部のご支援により設立された
タトーン村小学校コミュニティ図書館も、タトーン村小学校
が8月24日に新学年度の生徒の登録の受付けを行なったのに合
わせて開館されました。この日には25人の生徒達が図書館に
集まり、自分の好きな本を読んだり、絵描きをしたり、また、
年長の生徒が年少の生徒に紙芝居の読み聞かせをし、その内
容について先生が生徒達にクイズを出したりしました。最後
は皆で歌を歌って、その日は解散です。タトーン村小学校コ
ミュニティ図書館は、設立後も継続的に自治労新潟県本部か
ら運営・活動支援を頂いております。そのお陰で設立直後と
変わらず活発な図書館活動を継続できており、タトーン村小
学校の先生からも大変感謝されています。
 
○関連情報・写真
 
・タトーン村コミュニティ図書館の活動をモニタリング
 https://www.efa-japan.org/?p=8592
 
 
カンボジア活動報告
———————-
 書き損じ葉書による今年度のカンボジア支援を終了しまし
た。
 首都プノンペンでは、寺子屋教室運営支援のパートナー団
体SCADP(スキャップ)事務所に中古のオートバイ2台とヘル
メット2個を贈呈しました。市内に散在する寺子屋教室のモニ
タリングやエファから奨学金を支給している保護施設出身の
大学生2名の通学に利用されます。
 プレアビヒア県の国境地帯にあるSCADP事務所には、貧困な
どの理由で保護者と生活できない子どもが30名から40名ほど
保護されています。子ども達が町はずれにある施設から徒歩
で遠方の小中学校に通っていたため、通学用に自転車を贈呈
しました。その他に台所用品や洗濯物を入れる籠なども贈り
ました。
 書き損じ葉書をご寄付いただいた皆様、どうもありがとう
ございました。
 
○関連情報・写真
 
・カンボジアにおける書き損じハガキ支援第一弾
 https://www.efa-japan.org/?p=8541
 
・カンボジアにおける書き損じハガキ支援第二弾
 https://www.efa-japan.org/?p=8569
 
 
 
■□■ちょこっトピック■□■□■□■□■□■□■□■□■□
 
自分で始めるチャリティー
—————————-
 自分が発起人となって、手軽にチャリティーイベントを企
画できるWebサイトがあるのをご存知でしょうか。その名も
Just Giving(ジャストギビング)。2001年に英国で2人の女
性が設立したこの仕組みは、非営利団体への寄付を促進する
方法として、2010年に日本に上陸しました(日本では財団法
人ジャスト・ギビング・ジャパンが運営しています)。
 Just Givingによる説明を借りれば「あなたが何かにチャレ
ンジすることで、支援したい団体のために寄付を集める」こ
の仕組み。日頃抱いている「何かしたい」という思いを「チ
ャレンジ」というカタチに変えて発信すると、そのチャレン
ジに共感した人に「寄付」というカタチで応援してもらうこ
とができます。チャレンジは、「フルマラソンを走ります!」
「TOEICで750点以上取ります!」といった自分が普段挑戦し
たいと思っていることでOK。そこに、社会貢献への想いをの
せることで、周囲の人達に自分の関心を知ってもらいながら、
挑戦をやり遂げるモチベーションも上げつつ、寄付も集めち
ゃうという訳です。集めた寄付はJust Givingが設定した基準
を満たす団体のうち自分が選んだところへサイトを通じて入
金されるので、お金をやりとりする面倒がありません。自分
はチャレンジを宣言し、寄付先を決めたら、あとはチャレン
ジに邁進するのみ。友人や仕事仲間など、自分の周囲の人達
に応援してもらうチャリティーイベントの完成です。
 
 もうひとつ、自分の記念日にお祝いとして自分が応援する
NPOへの寄付を友達にお願いする寄付サービス「祝iwatte!」
を、公益財団法人信頼資本財団が開設しています。こちらは
Facebookに登録する必要があるため、誰もが利用できる訳で
はありませんが、誕生日や結婚記念日など、いつもお祝いを
いただく周囲の方に、「贈り物の代わりにこの団体に寄付を」
と簡単にお願いできるサービスです。
(支援先の団体は「祝iwatte!」に登録された団体のみです)
 
 ちなみに、ご紹介したサイトのうちJust Givingにはエファ
ジャパンも支援先団体として登録されています。心に秘めた
チャレンジをお持ちの方、ぜひエファジャパンを支援先にチ
ャレンジ始めてみてください!
 
○関連情報
 
・Just Giving(ジャスト・ギビング・ジャパン)
 http://justgiving.jp/
 
・祝iwatte!
 https://www.shinrai.or.jp/iwatte/

 

 
▼△▼寄付をいただきました▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△
 
 2013年7月25日~8月27日確認分 
 
一般寄付(用途を指定しない)計\1,860
・個人 1人
 
カンボジア 計\1,000,000
・自治労近畿地区連絡協議会
 
ラオス 計\400,000
・個人 1人
 
きしゃぽん 計\4,667
・個人 3人
 
 

●●●会員情報●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
 
 敬称略。2013年7月25日~8月27日に登録の方
 
    
 ※HPへの掲載は省略
 
 
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発行人 イーデス・ハンソン   編集担当 宮原朝香