タトーン村小学校コミュニティ図書館は、ヴィエンチャン都郊外の小学校に2010年9月に自治労新潟県本部のご支援により設立された図書館です。ラオスの新学年は9月にスタートしますが、8月末になると多くの学校では、新学年の生徒の登録を行ないます。タトーン村小学校では8月24日に新学年の生徒の登録が行なわれるのに合わせて、図書館も開館し、その日は25人の生徒達が来館しました。

活動ではタトーン村小学校の先生と年長の生徒が率先し、本を読んだり、絵を描いたり、紙芝居の読み聞かせをしたりしました。上手に本を読んだり、先生の質問にたくさん答えることのできた生徒にはノートやペンなどの賞品が贈られました。

外国からの支援で建物を建設した場合、地元政府には運営費や維持費がないため、建設後は活動の規模が縮小したり、活動そのものが停止してしまうことも少なくありません。自治労新潟県本部からは、タトーン村小学校コミュニティ図書室設立後も継続的に運営費や維持費をご支援頂いているお陰で、設立直後と変わりなく活動は活発に行なわれています。設立だけに終わらず、長期的ビジョンをもった支援のあり方の一つと言えます。 (活動国ラオスより)