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エファ通信

2011.01.27 更新

エファ通信89号

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           エファ通信89号
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みなさま
 
2011年、最初のエファ通はエファスタッフ新年の抱負から!
 
 
大島(事務局長)
今年は自分の干支。
子どもの権利実現をめざして跳ね回ります。
 
五十嵐(国内事業)
4月末に育児休業より復帰予定です。
仕事と育児を両立できるよう時間管理と体調管理を
上手に行なって一年を過ごしたいです。
 
宮原(広報)
今年はエファにも私にも新しいことがありそうな…予感?
変化に臆することなく楽しんでいきたいと思います。
 
中村(ラオス)
コミュニティ図書館事業では
過去3年間に支援した図書館をフォローアップし、
各々の図書館がより多くの子ども達・村人に
利用されるようサポートします。
ヴィエンチャン市立図書館では、
市政府に職員の定着化と予算配分を奨励します。
CCC支援事業では不発弾啓発ピアエデュケーション活動を通じて
子ども達が不発弾の被害に遭わないようにし、
ルアンパバン郡CCCの子ども達が
情操教育を受けられるよう支援していきます。
 
高田(事業担当)
今年は自分の干支。
どんな困難も楽しみながら、
ぴょんと乗り越える力をつけます。
 
 
■■目次■■
 
○お知らせ○
・書き損じハガキ回収活動
 
○主な動き○
・国内出張報告
・ラオス活動報告
 
○ちょこっトピック○
・私たちは、なぜ遊ぶのか
 
○会員情報○
 
 

◆◆◆お知らせ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
 
まちがえちゃったハガキ、お待ちしてます。
———————————————
 書きまちがえちゃった年賀状、余っちゃった年賀状、残念
ながらお年玉くじに当たらなかった年賀状…そんなハガキた
ちにも、まだまだできることがあります。
 その1枚から生まれるたくさんの笑顔。エファジャパンでは、
みなさまからお送りいただいた書き損じハガキを切手・現金
に交換し、ベトナム・ラオス・カンボジアの子どもたちを支
える活動を実施しています。年賀ハガキのほか、その他書き
損じ・未使用ハガキ、未使用切手、未使用テレホン・プリペ
イドカードも集めています。
 みなさまからの1枚1枚により実現できた第一の支援は、カ
ンボジア子どもの家・国立幼稚園教員養成学校への自転車50
台!幼稚園の先生を目指す訓練生たちの大切な交通手段とな
りました。今後の各国への支援も、随時ホームページでご報
告いたします。
 ハガキ回収活動のポスターや専用回収箱は、全国に無料で
配送いたします。どうぞお気軽にお問い合わせください。
 
○関連情報・写真
 
・書き損じハガキ回収活動
 https://www.efa-japan.org/?page_id=3222
 
 
 
▼▼▼活動報告▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼
 
◆国内出張報告
—————
 昨年末、事務局長の大島と職員の高田が、関西に出張しま
した。
 
 12月27日、神戸市内にある通信販売会社フェリシモの本社
を訪問しました。フェリシモからは、過去にラオスでぬいぐ
るみや絵本の配布、台風被害救援復興資金のご支援をいただ
いています。
 今回は、「フェリシモハッピートイズプロジェクト」で製
作されたぬいぐるみをカンボジアの「子どもの家」である国
立幼稚園教員養成学校の付属幼稚園で配布する計画と「ハッ
ピートイズプロジェクト」にエファも参加する計画について
相談しました。
 このプロジェクトは、通販のお客様が、思い出の布などを
使ってぬいぐるみを作ってフェリシモに送り、クリスマス時
期に展示した後、日本を含む世界中の子ども達に贈られると
いう事業です。以前、ラオス全土の子ども文化センターに寄
贈していただいたことがあります。今回はカンボジアへの寄
贈をお願いしました。さらに、エファの支援者の方々にも、
この活動に参加していただくため、ホームページなどでお知
らせしたいと思っています。
 
 翌28日、自治労大阪府本部を訪問しました。府本部が今年
始める、ビルマ(ミャンマー)からの移住労働者子弟への教
育支援予定地であるタイのメソットを訪問するため、関係者
と事前打ち合わせを行いました。メソットでは、支援対象の
就学前児童の思いや教育センターの現状、移住労働者の生活
状況などを調べます。更に、事業の合意書案も作成する予定
です。
 

ラオス活動報告
——————
 コミュニティ図書館事業では12月にフアパン県内9校:エー
ト郡中高校・ムアンワン村小学校・ナカム村小学校、シェン
コー郡少数民族小学校&中高校(敷地隣)・ポントン村小・
中学・高校(敷地隣)、ソッブサイ村小・中学・高校(敷地
隣)、ソッブバオ郡ソッブバオ中高校・ソッブハオ中高校、
サムヌア郡ナトーン村役場にてコミュニティ図書室の譲渡式
典を実施し、フアパン県教育局で12月17日に対象村の先生達
を集めて図書館管理・読書推進活動研修を行いました。また、
12月末にサヤブリー県へ出張し、2009年に設立したホンサー
郡中高校とシェンホーン郡タート村小学校にてコミュニティ
図書室のモニタリングを実施しました。1月17日には自治労新
潟県本部のご支援で建設されたヴィエンチャン都内にあるタ
トーン村でモニタリングを実施しました。
 
 子ども文化センター(CCC)事業では12月にシェンクワン県
へ出張し、新しく出来たプークート郡CCCへ本の支援をし、現
在CCCを立ち上げている(情報文化局敷地内)カム郡CCCを視
察しました。また、ジャール平原の近くのパサイ郡ナコー村
で絵画活動を実施しました。
 ルアンパバン県CCC、郡CCC支援事業では、1月13-17日にか
けてパークウ郡CCC、ンゴイ郡CCC、ヴィエンカム郡CCC、ポン
サイ郡CCC、パークセン郡CCC、ナン郡CCCを訪問し、必要とさ
れる活動用具を支援しました。同時にルアンパバン県内2箇所
のコミュニティ図書館の視察も行いました。
 自治労大分県本部のご支援で3年間実施してきましたカムワ
ン県・シェンクワン県CCC支援事業は2010年を持って終了する
ことから、1月20-24日にカムワン県タケークにて終了評価会
議およびジュニアリーダーである子ども達のCRC研修を実施し
ました。事業は2010年12月で終了予定でしたが、雨季や県政
府の都合などにより延期となった村での活動などを3月末まで
に実施予定です。
 
○関連情報・写真
 
・コミュニティ図書館事業(フアパン県)
 https://www.efa-japan.org/?p=5529
 
・タトーン村コミュニティ図書館
 https://www.efa-japan.org/?p=5579
 
・ルアンパバン県CCC
 https://www.efa-japan.org/?p=5592
 

 
■□■ちょこっトピック■□■□■□■□■□■□■□■□■□
 
私たちは、なぜ遊ぶのか?
—————————-
  心身の発達を促す、子どもにとって重要な“遊び”。子ど
もの仕事は遊ぶこと、ともいわれます。では大人にとって
“遊び”は意味があるのでしょうか?“過労死”という言葉
も聞かれるほどの日本では「遊び=無駄」という意識がある
一方、メディアではレジャー情報が飛び交い“週末海外旅行”
などを楽しむ傾向もあります。今回は年代を問わず楽しまれ
る“遊び”についてちょこっトピックします。
 
<遊びは進化の産物?>
 遊びは多くの動物たちに見られますが、その内容は動物の
種類によって違いがあります。カラスはガラクタを集める習
性や遊びと思われる飛行を繰り返し、オウムやインコがする
ものまねも遊びといえます。哺乳類の遊びは更に豊富で、ア
ザラシが水中からジャンプし仲間に水をかけてわざと突進し
逃げる、ネコがじゃれ合う、イヌが頭を低くして飼い主に突
進したり逃げるなどの光景はよく見られます。生物学的にヒ
トに近いサルになると、レスリングやダンス、追いかけっこ
などをし、チンパンジーやゴリラはヒトをわざとからかうこ
ともあるようです。動物では、脳や神経系が発達しているほ
どより多く複雑な遊びがみられ、動物の進化につれて多様に
遊ぶようになったといえます。
 
<なぜ遊ぶ?>
 ある実験ではサルにパズルを与えると餌がなくてもずっと
その課題に取り組む様子が観察され、動物には生理的な欲求
とは別に好奇欲求(新しく珍しいものを求める欲求)がある
とされました。好奇欲求は動物の進化にしたがい強まり、こ
れがヒトを遊びに駆り立てる1つの理由であると考えられま
す。
 また私たちは子どもの頃から、周りから認められたい・尊
敬する人と同じことをしてみたいという社会的な動機を高め
ていきます。これにより、いつもの自分とは違う自分になっ
てみる“ごっこ遊び”も求められるのでしょう。
 そもそも私たちは、より生きやすくなるために、うまれな
がら“遊ぶ”ことを必要としているのかもしれません。活発
な遊びは子どもたちの身体発達を促します。ものを作ったり、
より楽しくうまく遊ぶ作戦を立てることは知的発達にも繋が
るでしょう。また、おままごとなどを通じて他者の気持ちを
味わい理解したり、自分の気持ちと葛藤することで情緒的・
認知的な発達も促進します。
 
<大人の遊びは何のため?>
 多くの動物は成長すると遊ばなくなりますが、ヒトは大人
になっても遊びます。もちろん、ヒトは生涯発達する動物と
して上述のような遊ぶ理由が残り続けるのかもしれません。
しかし大人になると遊びは芸術的な創作・鑑賞、スポーツ、
ゲーム、専門的な収集活動、旅行など、子どもの遊びより複
雑で趣味化されていきます。それらは広範囲にわたりますが
共通するのは“気晴らし”を目的としていることです。
 繰り返しの日々で硬くなった心身をほぐしたり、日常の秩
序から逸脱するのが、気晴らしの効用といえます。遊びはそ
の人にとって「遊び」と思われない限り、“遊び”になりま
せん。芸術家やスポーツ選手などレジャーが職業になると、
もう遊びではなくなってしまいます。わくわくしたり、息抜
きになる“遊び”は大人になっても大切な仕事なのかもしれ
ません。
 
○参考文献
・岡野恒也,藤井尚教&小山高正編(2003)
 『心理学事始』光明社
・エリコニン著 天野幸子&伊集院俊隆訳(2002)
 『普及版 遊びの心理学』新読書社
 
 
 
▼△▼寄付をいただきました▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△
 
 2010年12月22日~2011年1月25日確認分 ありがとうございました。
 
一般寄付(使途を指定しない) 計¥15,000
・自治労長野県本部
・個人 1人
 
カンボジア 計¥1,500
・yahoo募金
 
ハイチ 計\300,000
・自治労栃木県本部
 
荒川さん募金 計\5,000
・個人 1人
 

●●●会員情報●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●

 HP掲載は省略

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発行人 イーデス・ハンソン   編集担当 宮原朝香