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エファ通信89号
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みなさま
2011年、最初のエファ通はエファスタッフ新年の抱負から!
大島(事務局長)
今年は自分の干支。
子どもの権利実現をめざして跳ね回ります。
五十嵐(国内事業)
4月末に育児休業より復帰予定です。
仕事と育児を両立できるよう時間管理と体調管理を
上手に行なって一年を過ごしたいです。
宮原(広報)
今年はエファにも私にも新しいことがありそうな…予感?
変化に臆することなく楽しんでいきたいと思います。
中村(ラオス)
コミュニティ図書館事業では
過去3年間に支援した図書館をフォローアップし、
各々の図書館がより多くの子ども達・村人に
利用されるようサポートします。
ヴィエンチャン市立図書館では、
市政府に職員の定着化と予算配分を奨励します。
CCC支援事業では不発弾啓発ピアエデュケーション活動を通じて
子ども達が不発弾の被害に遭わないようにし、
ルアンパバン郡CCCの子ども達が
情操教育を受けられるよう支援していきます。
高田(事業担当)
今年は自分の干支。
どんな困難も楽しみながら、
ぴょんと乗り越える力をつけます。
■■目次■■
○お知らせ○
・書き損じハガキ回収活動
○主な動き○
・国内出張報告
・ラオス活動報告
○ちょこっトピック○
・私たちは、なぜ遊ぶのか
○会員情報○
◆◆◆お知らせ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
◆まちがえちゃったハガキ、お待ちしてます。
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書きまちがえちゃった年賀状、余っちゃった年賀状、残念
ながらお年玉くじに当たらなかった年賀状…そんなハガキた
ちにも、まだまだできることがあります。
その1枚から生まれるたくさんの笑顔。エファジャパンでは、
みなさまからお送りいただいた書き損じハガキを切手・現金
に交換し、ベトナム・ラオス・カンボジアの子どもたちを支
える活動を実施しています。年賀ハガキのほか、その他書き
損じ・未使用ハガキ、未使用切手、未使用テレホン・プリペ
イドカードも集めています。
みなさまからの1枚1枚により実現できた第一の支援は、カ
ンボジア子どもの家・国立幼稚園教員養成学校への自転車50
台!幼稚園の先生を目指す訓練生たちの大切な交通手段とな
りました。今後の各国への支援も、随時ホームページでご報
告いたします。
ハガキ回収活動のポスターや専用回収箱は、全国に無料で
配送いたします。どうぞお気軽にお問い合わせください。
○関連情報・写真
・書き損じハガキ回収活動
https://www.efa-japan.org/?page_id=3222
▼▼▼活動報告▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼
◆国内出張報告
—————
昨年末、事務局長の大島と職員の高田が、関西に出張しま
した。
12月27日、神戸市内にある通信販売会社フェリシモの本社
を訪問しました。フェリシモからは、過去にラオスでぬいぐ
るみや絵本の配布、台風被害救援復興資金のご支援をいただ
いています。
今回は、「フェリシモハッピートイズプロジェクト」で製
作されたぬいぐるみをカンボジアの「子どもの家」である国
立幼稚園教員養成学校の付属幼稚園で配布する計画と「ハッ
ピートイズプロジェクト」にエファも参加する計画について
相談しました。
このプロジェクトは、通販のお客様が、思い出の布などを
使ってぬいぐるみを作ってフェリシモに送り、クリスマス時
期に展示した後、日本を含む世界中の子ども達に贈られると
いう事業です。以前、ラオス全土の子ども文化センターに寄
贈していただいたことがあります。今回はカンボジアへの寄
贈をお願いしました。さらに、エファの支援者の方々にも、
この活動に参加していただくため、ホームページなどでお知
らせしたいと思っています。
翌28日、自治労大阪府本部を訪問しました。府本部が今年
始める、ビルマ(ミャンマー)からの移住労働者子弟への教
育支援予定地であるタイのメソットを訪問するため、関係者
と事前打ち合わせを行いました。メソットでは、支援対象の
就学前児童の思いや教育センターの現状、移住労働者の生活
状況などを調べます。更に、事業の合意書案も作成する予定
です。
◆ラオス活動報告
——————
コミュニティ図書館事業では12月にフアパン県内9校:エー
ト郡中高校・ムアンワン村小学校・ナカム村小学校、シェン
コー郡少数民族小学校&中高校(敷地隣)・ポントン村小・
中学・高校(敷地隣)、ソッブサイ村小・中学・高校(敷地
隣)、ソッブバオ郡ソッブバオ中高校・ソッブハオ中高校、
サムヌア郡ナトーン村役場にてコミュニティ図書室の譲渡式
典を実施し、フアパン県教育局で12月17日に対象村の先生達
を集めて図書館管理・読書推進活動研修を行いました。また、
12月末にサヤブリー県へ出張し、2009年に設立したホンサー
郡中高校とシェンホーン郡タート村小学校にてコミュニティ
図書室のモニタリングを実施しました。1月17日には自治労新
潟県本部のご支援で建設されたヴィエンチャン都内にあるタ
トーン村でモニタリングを実施しました。
子ども文化センター(CCC)事業では12月にシェンクワン県
へ出張し、新しく出来たプークート郡CCCへ本の支援をし、現
在CCCを立ち上げている(情報文化局敷地内)カム郡CCCを視
察しました。また、ジャール平原の近くのパサイ郡ナコー村
で絵画活動を実施しました。
ルアンパバン県CCC、郡CCC支援事業では、1月13-17日にか
けてパークウ郡CCC、ンゴイ郡CCC、ヴィエンカム郡CCC、ポン
サイ郡CCC、パークセン郡CCC、ナン郡CCCを訪問し、必要とさ
れる活動用具を支援しました。同時にルアンパバン県内2箇所
のコミュニティ図書館の視察も行いました。
自治労大分県本部のご支援で3年間実施してきましたカムワ
ン県・シェンクワン県CCC支援事業は2010年を持って終了する
ことから、1月20-24日にカムワン県タケークにて終了評価会
議およびジュニアリーダーである子ども達のCRC研修を実施し
ました。事業は2010年12月で終了予定でしたが、雨季や県政
府の都合などにより延期となった村での活動などを3月末まで
に実施予定です。
○関連情報・写真
・コミュニティ図書館事業(フアパン県)
https://www.efa-japan.org/?p=5529
・タトーン村コミュニティ図書館
https://www.efa-japan.org/?p=5579
・ルアンパバン県CCC
https://www.efa-japan.org/?p=5592
■□■ちょこっトピック■□■□■□■□■□■□■□■□■□
■私たちは、なぜ遊ぶのか?
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心身の発達を促す、子どもにとって重要な“遊び”。子ど
もの仕事は遊ぶこと、ともいわれます。では大人にとって
“遊び”は意味があるのでしょうか?“過労死”という言葉
も聞かれるほどの日本では「遊び=無駄」という意識がある
一方、メディアではレジャー情報が飛び交い“週末海外旅行”
などを楽しむ傾向もあります。今回は年代を問わず楽しまれ
る“遊び”についてちょこっトピックします。
<遊びは進化の産物?>
遊びは多くの動物たちに見られますが、その内容は動物の
種類によって違いがあります。カラスはガラクタを集める習
性や遊びと思われる飛行を繰り返し、オウムやインコがする
ものまねも遊びといえます。哺乳類の遊びは更に豊富で、ア
ザラシが水中からジャンプし仲間に水をかけてわざと突進し
逃げる、ネコがじゃれ合う、イヌが頭を低くして飼い主に突
進したり逃げるなどの光景はよく見られます。生物学的にヒ
トに近いサルになると、レスリングやダンス、追いかけっこ
などをし、チンパンジーやゴリラはヒトをわざとからかうこ
ともあるようです。動物では、脳や神経系が発達しているほ
どより多く複雑な遊びがみられ、動物の進化につれて多様に
遊ぶようになったといえます。
<なぜ遊ぶ?>
ある実験ではサルにパズルを与えると餌がなくてもずっと
その課題に取り組む様子が観察され、動物には生理的な欲求
とは別に好奇欲求(新しく珍しいものを求める欲求)がある
とされました。好奇欲求は動物の進化にしたがい強まり、こ
れがヒトを遊びに駆り立てる1つの理由であると考えられま
す。
また私たちは子どもの頃から、周りから認められたい・尊
敬する人と同じことをしてみたいという社会的な動機を高め
ていきます。これにより、いつもの自分とは違う自分になっ
てみる“ごっこ遊び”も求められるのでしょう。
そもそも私たちは、より生きやすくなるために、うまれな
がら“遊ぶ”ことを必要としているのかもしれません。活発
な遊びは子どもたちの身体発達を促します。ものを作ったり、
より楽しくうまく遊ぶ作戦を立てることは知的発達にも繋が
るでしょう。また、おままごとなどを通じて他者の気持ちを
味わい理解したり、自分の気持ちと葛藤することで情緒的・
認知的な発達も促進します。
<大人の遊びは何のため?>
多くの動物は成長すると遊ばなくなりますが、ヒトは大人
になっても遊びます。もちろん、ヒトは生涯発達する動物と
して上述のような遊ぶ理由が残り続けるのかもしれません。
しかし大人になると遊びは芸術的な創作・鑑賞、スポーツ、
ゲーム、専門的な収集活動、旅行など、子どもの遊びより複
雑で趣味化されていきます。それらは広範囲にわたりますが
共通するのは“気晴らし”を目的としていることです。
繰り返しの日々で硬くなった心身をほぐしたり、日常の秩
序から逸脱するのが、気晴らしの効用といえます。遊びはそ
の人にとって「遊び」と思われない限り、“遊び”になりま
せん。芸術家やスポーツ選手などレジャーが職業になると、
もう遊びではなくなってしまいます。わくわくしたり、息抜
きになる“遊び”は大人になっても大切な仕事なのかもしれ
ません。
○参考文献
・岡野恒也,藤井尚教&小山高正編(2003)
『心理学事始』光明社
・エリコニン著 天野幸子&伊集院俊隆訳(2002)
『普及版 遊びの心理学』新読書社
▼△▼寄付をいただきました▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△
2010年12月22日~2011年1月25日確認分 ありがとうございました。
一般寄付(使途を指定しない) 計¥15,000
・自治労長野県本部
・個人 1人
カンボジア 計¥1,500
・yahoo募金
ハイチ 計\300,000
・自治労栃木県本部
荒川さん募金 計\5,000
・個人 1人
●●●会員情報●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
HP掲載は省略
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発行人 イーデス・ハンソン 編集担当 宮原朝香