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エファ通信

2014.04.24 更新

エファ通信128号

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     エファ通信128号
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みなさま

今月から、エファジャパンの2014年度が始まりました。

といっても、
6月の会員総会で予算と事業計画が承認されて
正式にスタートとなりますので、
とりあえず通常運転しつつ
6月の準備を進めているところです。

今年度はエファジャパン設立10周年の年でもあるため、
対外的にも対内的にも色々と計画しています。

対外的なところではもちろん、
いずれみなさまにも色々とお知らせしますので
(そしてぜひ参加したりしていただきたいので)
しばしお待ちいただければ幸いです。

私がエファジャパンに来た頃は
まだ設立後1年半しか経っていない真新しい団体でした。

それがふと気づけば10周年を迎えることになり、
「あっ!」と言う間にそんなに来てしまったのかと
感慨深いものがあります(あの頃私は若かった…)。

団体設立当時支援した10歳の子が20歳になる訳ですが、
小学生が大人に育つ程までに
エファジャパンも成長することができたのか、
積み重ねたものを確認しつつ
未来への展望を描きたいと思います。

ゴールデンウィーク明けには
長期休業していた国内事業担当が復帰します。

節目となる今年度を、今後につながる良い1年にできるよう
スタッフ一同頑張りたいと思います。

(宮)

■■目次■■

○お知らせ○
・2014年度エファジャパン会員総会
・会員のみなさまへ

○主な動き○
・2013年度書き損じハガキ集計
・ベトナム活動報告
・ラオス活動報告

○ちょこっトピック○
・紛争の戦略として攻撃される学校

○寄付情報○

○会員情報○

◆◆◆お知らせ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

2014年度エファジャパン会員総会
———————————–
今年度の会員総会を下記のとおり開催いたします。会員の
みなさまにはご案内を『えんぱわ』に同封してお送りしてお
ります。5月上旬までにお手元に届かない場合はエファジャパ
ン事務局までご連絡ください。正会員のみなさまには、ご出
席、委任、書面による表決のいずれかをお願いいたします。
(書面表決のための用紙及び資料は、5月後半の監査終了後発
送いたします)。エファジャパン総会実施には、正会員過半
数のご出席(委任、書面表決を含む)が必要となります。正
会員のみなさまのご協力をなにとぞよろしくお願い申し上げ
ます。
また、会員以外の支援者・関係者のみなさまは総会へのオ
ブザーバーとしてご出席いただけます。ご希望の方はエファ
ジャパン事務局までお問合せください。

日時:2014年6月16日(月)18:30~
場所:自治労会館 2階 A会議室(東京都千代田区六番町1)

会員のみなさまへ(『えんぱわ』の送付方法が変わります)
———————————————————
会員特典としてお送りしております機関誌『えんぱわ』の
送付方法が4月から変更になります。これまでエファジャパン
の青い封筒でメール便にて発送しておりましたが、今後は透
明のビニール封筒(エファジャパンからの発送物である旨は
表示されます)でゆうメールにてのお届けとなります。初回
は4月30日の発送を予定しておりますが、1週間程でお手元に
届かない場合にはエファジャパン事務局までご連絡ください
ますようお願い申し上げます。その他ご不明な点などありま
したらお気軽にお問合せください。

▼▼▼活動報告▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼

2013年度書き損じハガキ集計!
———————————
2013年4月~2014年3月の間にご協力いただいた書き損じハ
ガキ収集の集計ができました!(集計していただいたボラン
ティアのみなさんありがとうございました。)ご寄付いただ
いた未使用切手を交換手数料として使い、切手交換後の額面
で合計874,756円となりました。その他、テレホンカード、
QUOカード等によるご寄付は84,800円でした。この資金による
支援事業は、今年度中(2014年4月~)に、ベトナム、ラオス、
カンボジアの3ヵ国で実施します。実施の都度、エファジャパ
ンHPやこのメールマガジン(エファ通信)などでご報告して
いきますので、ぜひご覧ください。

ベトナム活動報告
——————–
エファジャパンはベトナム子どもの家から改編されたハイ
フォン市児童ソーシャルワークセンターの活動支援を行なっ
ています。その支援の一環として、4月初旬にはハイフォン市
の3つの地域(タンズオン村、ギアサー町、ドンケー町)で、支
援を必要とする子ども達を対象とするプログラムを立ち上げ、
4月1日にはタンズオン村で、4月2日にはギアサー町で、4月6
日にはドンケー町で、プログラム開始式が行なわれました。
本支援プログラムでは、貧困層の子ども、身寄りのない子ど
も、虐待を受けた子ども、HIV/AIDSに感染している子ども、
障がい児などを対象に、文化活動やカウンセリング、学習用
具の寄贈、健康保険の加入や支援地域の政府職員に対して子
どもの権利に関する啓発活動などを実施していく予定です。

また、連合愛のカンパのご支援を得て、ハイフォン市にあ
る3つの障がい児教室(ドンクオックビン地区障がい児教室、
ティエンラン町障がい児教室、タンフォン村障がい児教室)
の活動を支援しています。この活動支援では、障がい児教室
で行なわれる週1回~2回の通常の文化活動の他に、保護者へ
のリハビリ研修や地域での障がい児啓発活動を実施していま
す。それぞれ4月10日、4月15日、4月16日に、保護者を対象に
した、家でも実践できるリハビリ研修を実施しました。研修
では、ハイフォン市リハビリテーションセンターの職員に講
師をお願いし、各障がい児教室の保護者20名弱が研修に参加
しました。障がい児教室に通う子ども達は裕福な家庭の子が
少ないことから、本研修では、特別なリハビリ器具がなくて
も家で実践できる、基本的なリハビリの仕方について講義と
実戦形式で研修しました。さらに、4月19日にはドンクオック
ビン地区障がい児教室で同地区の障がい児の保護者や障がい
児関連の仕事をしている人、大衆組織(女性同盟や祖国統一
戦線など)のメンバーなど40名余りが参加して、障がい児(者)
啓発活動を行ないました。この啓発活動では、ハイフォン市
法律支援センターの職員が参加者に対し、子どもの保護、ケ
ア、教育に関する法律、障がい者の権利、法律などについて
説明しました。

○関連情報・写真

・ハイフォン市の支援を必要とする子ども達のためのプログラム開始
https://www.efa-japan.org/?p=9049

・3つの障がい児教室で保護者を対象としたリハビリ研修
https://www.efa-japan.org/?p=9069

ラオス活動報告
——————
エファジャパンは、ラオス図書館協会がその専門性と経験
を活かしてラオス全国の図書館・図書室の運営改善をめざし
た活動が行なえるよう、2011年10月から継続的に支援してい
ます。3月27日には、エファジャパンの支援でラオス図書館協
会がラオス国立図書館と協力して蔵書や文献の保管に関する
ワークショップを情報文化観光省で開催しました。講師はラ
オス人、ドイツ人、フィリピン人の大学教員や図書館関係者
がボランティアを引き受けてくださり、各講師がそれぞれ、
蔵書や文献の紙ベースでの保管の仕方から、マイクロフィル
ムやオーディオなどの電子媒体を使った保管の仕方を講演形
式で教えました。参加者は図書関連の仕事に就いている人や
大学で図書館学を学ぶ大学生、仏教関連の経典・文献の保存
をする必要のある僧侶など112名に及びました。
4月7日には個人のご支援により、ヴィエンチャン都郊外の
小中学校の敷地内に設置された4つのコミュニティ図書室(ハ
イソーク村コミュニティ図書室、ノンウェン村小学校コミュ
ニティ図書室、ナハイ村コミュニティ図書室、ノンソンホン
村コミュニティ図書室)をモニタリングし、新しい本を寄贈
しました。

○関連情報・写真

・蔵書・文献の保管に関するワークショップの開催を支援
https://www.efa-japan.org/?p=9031

■□■ちょこっトピック■□■□■□■□■□■□■□■□■□

紛争の戦略として攻撃される学校
———————————–
パキスタンの15歳の少女マララ・ユサフザイさんが女子教
育に反対するパキスタン・タリバンにスクールバスの中で銃
撃された事件はまだ記憶に新しいですが、学校や生徒、教師
への攻撃が紛争の戦術になっている、と国際機関及び国際NGO
が報告を発表しました。

ユニセフ、ユネスコなど国際機関と国際NGOで構成される
「教育を攻撃から守る世界連合(GCPEA)」は報告書「攻撃さ
れる教育2014年版」を公表。2009年~2013年に70カ国で武力
紛争があり、このうち30カ国で学校、生徒・教師を意図的に
ターゲットにした度重なる攻撃があったことを明らかにして
います。多くの例で、学校や大学施設の爆破、砲撃、放火や、
生徒・教師・研究者の殺傷、誘拐、拘束、監禁、拷問などが
行なわれました。こうした学校への攻撃は、
1.敵対する政府、あるいは反政府勢力が支配する地域の象
徴的施設とみなし破壊するため。
2.女子への教育、あるいは、反対する思想・宗教の教育な
どを妨害するため。
3.教員組合の活動や学問の自由を制限するため。
4.子ども兵士など戦闘要員にするため、あるいは性的虐待
の目的で、または身代金を目的に誘拐するため。
5.基地や武器庫など自らの拠点として占拠するため、ある
いは敵対勢力の拠点となっているため。
などが理由として挙げられています。

GCPEAのディヤ・ニジョーネ代表は「学校や生徒・教師は手
ごろな標的にされています。政府や武装集団は学校が戦略的
な目標とならないよう保護しなければなりません」と述べて
います。GCPEAは、学校に対する攻撃を捜査・訴追すること、
敵対勢力と学校施設への攻撃回避を交渉すること、カリキュ
ラムを向上することで教育内容の偏りに対する疑念を払い多
様性を尊重する土壌を醸成すること、など学校を守るいくつ
かの方策を提案し、さらに「学校の軍事目的使用に関するガ
イドライン」の採用を訴えています。

▼△▼寄付をいただきました▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△

2014年3月26日~4月23日確認分

一般寄付(用途を指定しない)計\22,517
・個人 1人

ベトナム 計\16,100
・個人 2人

きしゃぽん 計\7,643
・自治労中央本部
・個人 3人

●●●会員情報●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●

※HPへの掲載は省略

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発行人 イーデス・ハンソン   編集担当 宮原朝香