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2016.11.24 更新

エファ通信159号

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        エファ通信159号
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みなさま

福島沖でまた地震がありました。

この原稿を書いている22日(火)の時点では
被害はけが人数人ということでしたが、
その後大きく拡大していないことを願っています。

特に2011年にも被災された方々の中には、
当時の記憶が蘇り一層心を痛めた方も
いらっしゃるのではないでしょうか。

みなさまのご無事と、被害が最小限で止まること、
そして安心できる日々の生活が早く戻りますことを
心よりお祈りしております。

さて、今年も残すところあと1か月ほどになりました。
みなさん年賀状の準備は進んでいますか?

もう若い世代では年賀状という習慣は存在しないと言われますが
だいたいどのあたりの年齢が境目になるんでしょうね。

年賀状世代の私の宛先には、メールやSNSでは近すぎる、
「年1回のハガキ」が丁度良い距離の相手が少なからずいます。

年賀状がなければ完全に音信が途切れてしまうのは確実で、
それでは寂しいのでやはり今年も頑張って作らないといけません。

そして、書き損じたり余った年賀状はエファジャパンへ。
みなさまもご協力のほど、ぜひお願いいたします。

(宮)

  
 
■■目次■■

○お知らせ○
・新事務局長就任しました
・12月上旬の会費等領収証の発行について
 
○主な動き○
・ベトナム活動報告
・ラオス活動報告
・カンボジア活動報告

○ちょこっトピック○
・10歳の少女の成長が、15年後の世界を決める

○寄付情報○

○会員情報○
 
 
 
◆◆◆お知らせ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
 
新事務局長就任しました
————————
11月1日より、新事務局長として小宮由美が正式に就任しま
した。すでに支援者のみなさまには次期事務局長候補として
着任した際ご挨拶をさせていただいております。11月からは
これまでの事業を大切に育てつつ、新しい体制で新規事業も
検討し、さらにエファジャパンが大きな働きをできるよう職
員一同進めていきたいと考えております。引き続き、ご指導
ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。
 
 
12月上旬の会費等領収証の発行について
————————————–
会員サービスを担当しております職員の海外出張に伴い、
会員、パートナーのみなさまからご入金いただきます会費等
への領収証の発行に通常より長くお時間をいただく場合がご
ざいます。11月下旬~12月上旬のご入金は12月中旬以降に領
収証をお送りする予定ですが、お急ぎの場合はエファジャパ
ン事務局までご連絡ください。なにとぞご寛容のほどお願い
申し上げます。
 
 
 
▼▼▼活動報告▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼

ベトナム活動報告
————————
 エファジャパンは、連合愛のカンパからご支援をいただき、
2014年1月からハイフォン市にある3つの障がい児教室(ドン
クオックビン地区障がい児教室、ティエンラン町障がい児教
室、タンフォン村障がい児教室)の活動支援を行なっていま
す。11月4日には、3つの障がい児教室の各担当者がエファの
協力機関であるハイフォン市ソーシャルワークセンターに集
まり、活動の報告会を行ないました。報告会では、「1. 支
援者に活動の成果が分かるように活動内容を工夫していくこ
と」、「2. 各障がい児教室が主導して、現場のニーズに沿
った活動計画を策定・修正していくこと」、「3. 来年以降、
支援額が減額される中、活動をどのように展開していくか」
などについて話し合いました。
 また、エファジャパンはハイフォン市ソーシャルワークセ
ンターと協力して、3つの町・村(ギアサー町、ドンケー町、
タンズオン村)で支援を必要とする子ども達を対象とするプ
ログラムを立ち上げています。11月11日には、タンズオン村
で子ども関連の活動に関わる地域住民や困難な状況にある子
ども達の保護者約30名を対象に講習を行ないました。講師は、
ハイフォン市ソーシャルワークセンターの職員が務め、講習
を二部に分け、第一部では子どもの権利やベトナムの児童保
護法、困難な状況にある子ども達の身体的・心理的な特徴と
対応の仕方、第二部ではベトナムの社会保障制度について解
説しました。
 
 
ラオス活動報告
——————–
 エファジャパンは、故・森田昭様(元都職労副中央執行委
員長)の寄付金1千万円をいただき、今後2年の間にラオスに
20箇所以上の学校図書室を設置する予定です。ラオスでは首
都ヴィエンチャン都であっても、財政不足から図書室のない
学校が多く、子ども用の本を持っている一般家庭は限られて
おり、教科書以外の本に触れる機会がほとんどない子ども達
が少なくありません。
そこで今年度はヴィエンチャン都郊外の小学校・中等学校
11校に図書室の設置を予定しており、そのための事前調査を
実施しました。事前調査は15校の小学校・中等学校で実施し、
その結果、「1.図書室を設置するための適切なスペースが
学校内に確保されている」、「2.図書室運営のため生徒達
からも少額の資金を集めることができる」、「3.図書室設
置後、図書係の生徒を配置する」などの諸条件を満たし、設
置後も図書室をきちんと運営・管理できると思われる、7校の
小学校と4校の中等学校に図書室を設置することに決めました。
この内1校は今年12月に、10校は来年2月~3月に設置予定です。

○関連情報・写真

・ヴィエンチャン都で学校図書室11箇所設置のための事前調査を実施
 https://www.efa-japan.org/?p=11315
 
 
カンボジア活動報告
——————–
 2015年にご協力いただきました書き損じハガキの資金での
支援第一弾として、カンボジア・プレアビヒア県の国境地帯
にある児童保護施設の子ども達に制服等を贈りました。
 この児童保護施設はエファジャパンのカンボジア事業パー
トナーである現地の市民団体SCADP(スキャップ)が運営して
おり、貧困や虐待など様々な理由で保護者と暮らすことので
きない子ども達が生活しています。今回は小学校~高校に通
う50名に制服を新調し、文房具を配布したほか、足りない教
科書を22セットと、施設に置く常備薬も購入しました。制服
や学用品など通学に必要なものが揃うことで、子ども達は気
兼ねなく勉強に集中することができます。
 引き続き、ベトナム、ラオスでもハガキでの支援を実施し
ていきます。エファ通信やHPなどで順次報告しますのでぜ
ひご覧ください。

○関連情報・写真

・書き損じハガキで児童保護施設へ制服等寄贈
 https://www.efa-japan.org/?p=11307
 
 
 
■□■ちょこっトピック■□■□■□■□■□■□■□■□■□
 
10歳の少女の成長が、15年後の世界を決める
—————————————— 
 国連人口基金は、10月に発表した「世界人口白書2016」に
おいて、「10歳」という特に女の子にとって人生の分岐点と
なる年齢に着目し、現在10歳である少女たちにどれだけ家族、
地域社会、国からの支援があり、彼女たちの権利が実現され、
その潜在的可能性が発揮されるかが、15年後、国際社会の共
通目標である「持続可能な開発目標」の最終年である2030年
にどのような世界になっているかが決まる、と報告しました。
 世界に6,000万人いる少女のうち、過半数はジェンダーの不
平等な48カ国で暮らしています。そうした国々では、女の子
が10歳になり思春期に近づくと、仕事、育児、性における資
産とみなされるようになり、その子の人生は自分のものでは
なくなり、売買の対象となる商品として扱われるようになり
ます。6歳~11歳の少女の1,600万人は学校に行くことができ
ず、その数は少年の2倍です。少女は強制結婚、児童労働、女
性性器切除、その他の体を傷つけるような慣習の被害に直面
しています。
 一方、統計データは、少女が学校に1年長く通うごとにその
後の生活において賃金が11.7%上昇することを示しています。
また、10歳の少女全てが中等教育を終えることができた場合、
開発途上国にもたらされる利益は15年間で210億米ドルになる
と試算されています。政府が実施できる政策は、児童婚とい
った有害な慣習の禁止や貧しい家庭の少女が学校へ通い続け
るための保護者への教育費の支給、少女への年相応で包括的
な性教育の提供など、健康、教育、自立への投資が重要です。
報告書は、この先、ある国の経済が成長するのも、停滞する
のも、あるいは崩壊するのも、10歳の少女をどれほどきちん
と支援するかに少なからずかかっている、と述べています。
   
 
 
▼△▼寄付をいただきました▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△
 
 2016年10月26日~11月21日確認分 

カンボジア 計¥2,172
・Yahoo!ネット募金
 
 
 
●●●会員情報●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
 
 敬称略。2016年10月26日~11月21日に登録の方
 
 ※HPへの掲載は省略
 
 
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発行人 伊藤道雄   編集担当 宮原朝香