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2016.11.04 更新

書き損じハガキで児童保護施設へ制服等寄贈

 エファジャパンのカンボジア事業パートナーである現地の市民団体SCADP(スキャップ)は、首都プノンペンと北部のプレアビヒア県の国境地帯で貧困など様々な理由で保護者と暮らせない子ども達を保護しています。今回、2015年度にご協力いただいた書き損じハガキの資金約77万円の一部を使い、プレアビヒアの保護施設の子ども達に新しい制服や学用品、施設の常備薬を寄贈しました。

 プレアビヒアの児童保護施設では50名の子ども達が施設から公立学校(小学校~高校)に通学しています。新学期を迎えるにあたり、今回新しい制服と文房具等を通学している子ども達全員に、また、追加で教科書を22セットと、施設に置く常備薬を購入しました。制服を贈られた15歳・中学3年生の男の子は「通学のための制服を支援してもらえてとても嬉しいです。この制服は大変気に入りました。新しい制服で、学校に通う意欲が高まります。特に中学校の最終テストを頑張りたいと思います。将来のために一生懸命勉強します」と喜んでくれました。

 子ども達が生活する児童保護施設も財政状況に余裕がある訳ではないため、全員の制服を新調するのは簡単ではありません。しかし、制服や学用品など通学の必需品がきちんと揃うことは、子ども達が勉強に集中するために必不可欠です。家庭で保護者と暮らすことができない環境であっても、ハガキ収集にご協力いただいたみなさまからのご支援が子ども一人ひとりの勉強を応援しています。

 今年度書き損じハガキの資金による支援のこれが第一弾です。この後、ベトナム、ラオスでも支援を実施していきます。