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エファ通信

2016.05.26 更新

エファ通信153号

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       エファ通信153号
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みなさま
 
まだ5月だというのに突然の夏日の毎日、
みなさまいかがお過ごしでしょうか。
 
うっかり夏が早く始まってしまったからと言って
終わりも早く来るという訳ではないでしょうから、
今年は夏が4ヵ月以上あると思っておいたほうがいいのかな?
と考えつつ、そんなに長い夏には耐えられそうもありません。
 
せめて今年の梅雨がゲリラ豪雨の毎日ではなく
しとしとと涼しい雨が降る日々であれと
心の中でひそかに雨乞いをしています。
 
さて、現在エファジャパンでは
認定NPOの取得と6月に控えた総会の準備、
更には事務局長交代に備えた諸々に追われています。
 
支援地での既定事業は着々と進めつつも、
どちらかと言うと裏方の業務が主な今日この頃です。
 
総会で今年度の事業計画と予算が確定すれば
支援事業の動きも活発になって来る予定で、
現地の子ども達の様子ももっとご報告できるようになると思います。
 
(宮)
 
 
■■目次■■
 
○お知らせ○
・会員のみなさま:総会資料を発送しました
 
○主な動き○
・ベトナム駐在員帰国報告
・カンボジア出張報告
・ラオス活動報告
 
○ちょこっトピック○
・欧州難民:保護者のいない子どもの9人に1人が行方不明
 
○寄付情報○
 
○会員情報○
 
 
 
◆◆◆お知らせ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
 
会員のみなさま:総会資料を発送しました
—————————————-
 エファジャパン会員のみなさまへ、2016年度エファジャパ
ン会員総会の資料をお送りしております。万一数日中にお手
元に届かない場合はエファジャパン事務局までお知らせくだ
さい。正会員(個人)のみなさまで、出欠票(出席または委
任)をまだご提出いただいていない場合は、総会資料をご確
認の上、出欠票(出席または委任または書面表決)をエファ
ジャパン事務局へお送りくださいますようお願いいたします。
総会の定足数(過半数)に達しない場合不成立となってしま
いますので、ご協力のほどなにとぞよろしくお願い申し上げ
ます。
 シニア会員、賛助会員(個人、団体)のみなさまでオブザ
ーバーとして総会へのご出席を予定されている方は総会資料
に同封の出席票にてエファジャパン事務局あてお知らせくだ
さい。エファパートナー、その他支援者・関係者のみなさま
もオブザーバーとしてご参加いただけますのでお問い合わせ
いただければ幸いです。
 
 
 
▼▼▼活動報告▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼
 
ベトナム駐在員帰国報告
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 5月10日~5月23日の間、ベトナム駐在員(ベトナム・ラオ
ス事業担当)の崎川が日本に一時帰国し、その間、自治労東
海地連と自治労新潟県本部を訪問しました。
自治労東海地連には、ヴィエンチャン市立図書館の運営費
を2009年1月から支援していただいています。2012年2月以降
は、ヴィエンチャン市立図書館の自立した運営をめざして毎
年少しずつ支援額を減らしていますが、さらに今後どのよう
な道筋を付けて、運営費を減らしながら、ヴィエンチャン市
立図書館の自立した運営を促進していくかについて話し合い
ました。
 自治労新潟県本部には、2010年9月にヴィエンチャン都郊外
のタトーン村小学校の敷地内にコミュニティ図書館の建設を
ご支援いただき、その後も運営・活動費をご支援いただいて
います。タトーン村コミュニティ図書館に関しても、いずれ
支援に頼らない運営へ移行しなければならないため、自治労
新潟県本部との話し合いでは、今後は徐々に支援額を減らし
ながら、タトーン村が図書館運営を効果的に行なっていくた
めの計画案をエファが作成することにしました。
 
 
カンボジア出張報告
——————–
 プノンペン市内のスラム住民の再定住地センソクの寺子屋
教室は、昨年11月に教員の退職に伴い閉鎖しました。現在、
エファが奨学金を支給している大学生(ソーシャルワーク専
攻)が中心になり、寺子屋教室の成果や閉鎖後の状況を週末
に調査しています。2014年に2カ所のスラムで寺子屋教室の成
果を調査しましたが、その時の調査の経験をもとに、学生達
が自ら計画を立て、ソーシャルワークの実習も兼ねて、調査
を行なっています。この調査結果を検討し、今後のフォロー
アップを考えます。なお、奨学金を支給している大学生2名は、
今年の夏に大学を卒業します。
 事業地が変更になったプレアビヒア県国境地帯での非公式
初等教育パイロット事業におけるモニタリング体制と教室の
修理を確認しました。最低週に1回は、パートナー団体のスタ
ッフ(元小学校教員)が教室を訪問し、生徒の出席状況だけ
でなく、定期的な試験の実施と記録、さらに家庭訪問の結果
もチェックします。寺子屋教室の教員は正規の教員訓練を受
けていないので、スタッフが訪問時に初等教育の訓練を実施
します。教室は村の集会所を利用しているため、新築の必要
はありませんが、備品や教材を保管できるように補強してい
ます。
 
○関連情報・写真
 
・スラム住民の再定住地センソクでの聞き取り調査
 https://www.efa-japan.org/?p=10908
 
 
ラオス活動報告
—————-
 エファジャパンは、公益財団法人日本国際協力財団の助成
金を受け、ラオス・フアパン県の小学校5校に図書室を設置す
る予定です。そこで小学校図書室設置に先立って、事前調査
を行ないました。ラオスの小学校図書室の多くは、短い開館
時間や図書室担当教師が交替した時に引き継ぎがなされない、
運営費がないことなどの課題を抱えています。本事業ではそ
れらの課題に取り組むため、「1. 年長の生徒達を図書室当番
に割り当て、図書室の開館も行ない、担当の先生はこれら図
書室当番の生徒達をまとめる役を担う。引き継ぎも生徒間同
士で行なう」「2. 図書室のある各小学校では図書室の運営・
管理費用として生徒から毎年1,000kip~5,000kip(14円~70
円)を集め、それを文房具などの購入費に充てる」ことを実
践する図書室を小学校5校に設置することにしました。5つの
図書室でこれらの実施状況を確認した後、フアパン県教育ス
ポーツ局によりこれら2項目を正式な図書室運営・管理規定と
して施行し、フアパン県にある他の図書室にも適用していく
予定です。5校の図書室は今年10月~11月に設置する予定です。
 
 タトーン村コミュニティ図書館は、自治労新潟県本部のご
支援により2010年9月にヴィエンチャン都郊外のタトーン村小
学校の敷地内に建設されました。建設から5年半が経ち、図書
館のペンキが剥がれたり褪せたりしてきたため、塗装をやり
直しました。タトーン村コミュニティ図書館は建設後も、自
治労新潟県本部からご支援を継続していただいており、今回
の塗装費用の他にも、新たな本や文房具の購入、周辺小学校
への本の読み聞かせなどを定期的に実施しています。ラオス
では教育予算の不足から、政府からの小学校図書館・図書室
への財政的支援はなく、設置後に支援団体からの継続支援を
受けられない図書館・図書室は廃れていくケースが少なくあ
りません。タトーン村コミュニティ図書館は完成時と変わら
ず、活発な図書館活動を続けている数少ないケースと言えま
す。
 
○関連情報・写真
 
・フアパン県で小学校図書室設置のための事前調査を実施
 https://www.efa-japan.org/?p=10828
 
・タトーン村コミュニティ図書館の建物を塗装
 https://www.efa-japan.org/?p=10840
 
 
 
■□■ちょこっトピック■□■□■□■□■□■□■□■□■□
 
欧州難民:保護者のいない子ども9人に1人が行方不明
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 インターポール(国際刑事警察機構)は、今日ヨーロッパ
に滞在する難民・移民の子ども達で、保護者の同伴の無い子
ども9人に1人が行方不明になっていると推定しています。例
えばスロベニアでは、保護者の同伴のない子どもの80%以上
が受け入れセンターから姿を消しました。スウェーデンでは
毎週最大10人の子どもがいなくなっていると報告されていま
す。ドイツでは今年に入ってから、同伴者のいない子ども
4,700人が行方不明であることが分かりました。多くは受け入
れセンターで待機している間に親戚の元へ行こうとして、あ
るいは、彼らに関する決定をする上で十分に意見を聞いても
らえない、権利について説明してもらえない、といったこと
が理由でセンターからいなくなってしまいます。
 
 ユニセフは、こうした子ども達を保護するための緊急の対
策が必要であると要請しました。彼らは虐待、人身売買、性
的搾取などの深刻なリスクに直面しており、その数は昨年9万
5千人以上確認されています。今回の要請では、いかなる決定
でもそれが子どもに影響を与えるものであれば子どもの最善
の利益を基盤に行なわれるべきであり、この原則がEUで議
論されているダブリン条約の中で強化されるよう求めていま
す。また、子ども達は現在、難民登録から受入国への移送ま
で最長で11か月も待たされていることを指摘し、保護者を伴
わない子ども達を守り、行方不明になることを防ぐために、
待機期間を90日以内に短縮し早期に後見人を付け、家族との
再会を急ぐべきであると呼びかけています。
 
 最新のデータによると、2015年にヨーロッパで保護を求め
た保護者の同伴のない子どもは96,500人にのぼり、保護を申
請している子どもの20%に相当します。非常に多くの14歳未
満の子どもが大人や保護者の同伴なく、単独で移動を続けて
います。
 
 
 
▼△▼寄付をいただきました▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△
 
2016年4月26日~5月24日確認分
 
カンボジア 計¥1,603
・Yahoo!ネット募金
 
きしゃぽん 計¥8,232
・個人6人
 
 
 
●●●会員情報●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
 
敬称略。2016年4月26日~5月24日に登録の方
 
※HPへの掲載は省略
 
 
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発行人 伊藤道雄 編集担当 宮原朝香