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2011.11.29 更新

紛争地帯の子ども達へ勉強道具を

 現在、世界遺産である寺院周辺を巡りタイとカンボジアが睨み合っているカンボジア・プレアビヒア県には、長い紛争の歴史があります。ベトナム戦争時に米軍の爆撃を受けた後、クメール・ルージュによる内戦を経て、国連の監視下での総選挙が1993年に実施された後も5年間に渡りクメール・ルージュの幹部であったタ・モクの支配下にありました。

 多くの住民はタイやラオスへ逃れ、政府との交戦が引き続いたためその間外国からの支援も受けることができず、教育の機会が長期に渡り失われていました。その後も、元々の住民に加え派遣された兵士の家族が移住し集落が増えていきましたが、教育環境は整備されず、子ども達の学ぶ権利は長らく見過ごされていました。

 そんな中、カンボジアの市民団体SCADPがこの国境地域4箇所で寺子屋教室を始めたのが2002年。2008年のタイとの衝突で一時1箇所に減りましたが、その後派遣された兵士の子ども達も増えたことから現在13箇所を運営しています。

 今回この13箇所の寺子屋教室で、株式会社フェリシモ様と和歌山県公営競走労働組合様からのご支援により、子ども達が使う教材や教室の備品を揃えることができました。合わせて800人余りの子ども達には文房具、ノートなどを詰め合わせた通学バッグを一人ひとつずつ、13箇所の教室にはそれぞれホワイトボードやクレヨンなどの備品・教材一式を数回に分けて届けています。

 この国境地帯の寺子屋教室にとっては今回が初めての本格的な支援です。全ての子どもの学ぶ権利を実現するため、今後も寺子屋教室への支援を継続していきます。