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エファ通信

2011.04.28 更新

エファ通信92号

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           エファ通信92号
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みなさま
 
 インターンとして、非常勤職員として去年4月からエファで活動
してきましたが、産休・育休をいただいていた五十嵐の復帰に伴い、
私(高田)は本日をもってエファを卒業いたします。

 すべての子ども達が平和で生きやすくなるように、子ども達と共
にありたい、という思いを携えていましたが、エファでの約1年間
はその思いを反芻していました。「子ども達のために何ができるか」
という視点からみれば、個人としての私は未だ無力でしかないけれ
ど、「子ども達と共にある」ことで子ども達を生かし笑顔をみるこ
とができる…。私のなかの「共にある」とは、ただ一緒に“いる”
という意味ではなく、同じ世界観に“ある”という感覚。

 深く考えなければ自分がまだ“子ども”、発達せず同レベルなだ
けなのですが、主観的でない自分もいて、自分自身の“子ども”に
なるのでなく、目の前にいる子ども達の“子ども”になっている感
じ。支援地の子ども達と出会って、特にそれを感じました。これは
多分、悪い感覚ではないから、これから学問的な勉強を重ね知識と
技術を磨くことで、理由や成果のある感覚になっていくでしょう。
 
 エファでの活動を通じて出会い、ご教授いただいたすべての方々
に深く感謝いたします。そして私に出会ってくれた、すべての子ど
も達に心からのありがとうを伝えます。

 Peace!
 
 
■■目次■■
 
○お知らせ○
・ベトナム・ラオス事業担当 着任
・2010年度書き損じハガキ集計!
 
○主な動き○
・理事会報告
・ハイム化粧品で活動紹介
・カンボジア出張報告
・ラオス活動報告

○ちょこっトピック○
・心の“ケア”と“復興”
 
○寄付情報○
 
○会員情報○
 
 
◆◆◆お知らせ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
 
ベトナム・ラオス事業担当 着任
———————————-
 4月1日より、崎川勝志がエファジャパンのベトナム・ラオス事業
担当として着任いたしました。今後はベトナム駐在員として支援地
の子ども達を支えていきます。
 崎川からの着任のご挨拶をエファジャパンスタッフブログに掲載
しておりますので、ぜひご覧ください。
 引き続きご指導ご鞭撻賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上
げます。
 
・崎川からのご挨拶
  http://efa-japan-staffblog.seesaa.net/article/194507903.html
 
 
2010年度書き損じハガキ集計!
——————————–
 2010年度(2010年4月~2011年3月)書き損じハガキ回収活動の集
計結果をご報告いたします。
 2010年度はハガキ2万7千枚以上、未使用切手も多数ご寄付いただ
き、手数料差し引き後の切手額面合計は1,340,096円となりました。
このほか未使用テレホンカードや図書カード、プリペイドカードな
ども500枚以上ご寄付いただきました。みなさまの継続的なご協力
に深く感謝いたします。
 2011年度も回収活動を継続し、支援地での更なる活動の活性化を
めざします!回収箱も引き続き全国無料で送付いたしますので、ご
希望の際はエファジャパン事務局までご連絡ください。
 今後ともご協力をお願いいたします!
 
 
○関連情報・写真
 
・書き損じハガキ回収活動
 https://www.efa-japan.org/?page_id=3222
 

▼▼▼活動報告▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼
 
理事会報告
————-
 4月25日、2011年度最初の理事会が開催されました。6月の総会へ
向けての事業報告・計画、決算・予算などについて審議されたほか、
今回の震災に対して今後エファジャパンとしてどう関わっていくの
か、どのようなことができるのか、事務局から理事会の見解を確認
しました。具体的な活動についてはこれから詳しく検討することに
なりましたが、エファジャパンの活動を活かして被災者の方々に貢
献することができる方法を考えていきたいと思います。
 
 
ハイム化粧品で活動紹介
————————–
 4月8日、広報宮原が「スマイルご縁(5円)活動」でエファジャ
パンをご支援いただいてるハイム化粧品様へお邪魔し、社員の皆様
にエファジャパンの活動紹介をさせていただきました。
 3月11日の地震でハイム化粧品の工場や社屋も被災したものの幸
い大きな損害はなく、倉庫や配送の設備・人員を活かして被災地へ
物資を送る活動をしているとのことでした。
 活動紹介は終業時間から始まりましたが、またまだ業務や支援活
動でみなさん忙しくしている中約半数の社員の方にお集まりいただ
き、いただいている支援がどのような活動に使われているのかをご
紹介しました。最後にご協力いただいたアンケートでは、「企業と
して取り組んでいることで、人の役に立っているという誇りを持て
る」「これからも支援を続けていきたい」などの感想を寄せていた
だきました。
 
 
カンボジア出張報告
———————-
 エファジャパンのカンボジア・パートナー団体SCADPのプノンペ
ン事務所では、様々な理由で保護者と一緒に生活できない子ども、
40~50名が生活してます。3月31日、子ども達に『500色の色えんぴ
つ』を配りました。
 この色鉛筆は株式会社フェリシモより寄贈されたものです。フェ
リシモでは「世界各地のこどもたちに色あざやかな未来が訪れます
ように」という思いから、商品である『500色の色えんぴつ』が100
セット販売されごとに、1セットを世界中の子ども達に寄贈してい
ます。
 お絵描きが得意でない子にもカラフルな鉛筆を楽しんでもらうた
め、塗り絵を準備しました。500色の色鉛筆が床に並べられたとき
は、あまりの色の多さに驚いていた子もいましたが、塗り絵が配ら
れると、みな思い思いの色鉛筆を握りしめ、色塗りに熱中していま
した。
 今後も、子ども達がたくさんの色を使って自分を表現し、彩って
いけるよう見守ります。
 
 
○関連情報・写真
 
・SCADPに『500色の色えんぴつ』!
 https://www.efa-japan.org/?p=6025
 
 
ラオス活動報告
—————–
 今回からベトナム・ラオス事業担当として現在ラオス出張中の崎
川がラオス活動報告をいたします。よろしくお願いいたします。 
 
 エファジャパンでは、自治労大分県本部のご支援をいただいて、
不発弾の残っている村で子ども達に対するUXO(不発弾)啓発活動
を行っており、4月は3つの村で活動を実施しました。
 4月2日にカムワン県マハーサイ郡タン村、4月9日にシェンクワン
県フン郡フォンサイ村、4月22日にカムワン県ヨマラト郡ドンプエ
イ村にて活動を実施しました。UXO啓発活動では各県の子ども文化
センター(CCC)のジュニアリーダー(JL:年少の子ども達をリードし、
先生の補佐をする年長の子どもボランティア)達が中心となって、
1.歌、2.ポスターを使った説明、3.紙芝居、4.絵描き、5.ゲーム、
6.演劇、7.質疑応答を行い、子ども達はUXOの危険性について学び
ました。よく訓練され、これまでもほかの村で同様のUXO活動をし
てきたJL達は、子ども達の興味を惹きつけるのがとても上手で、楽
しく分かり易く説明していました。
 
 同様に自治労大分県本部のご支援をいただいているクリーンアッ
プ活動(ごみ拾いによる環境美化活動)の一貫として、4月3日と23日
にカムワン県タケーク郡、4月10日にシェンクワン県パク郡で、JL
達や地域の子ども達と一緒にエファジャパンのスタッフもごみ拾い
に参加しました。JL達も子ども達も肩肘を張らず、自然体でごみ拾
いをすることで、自分の住んでいる地域を綺麗にするとともに、周
りの住民に対してもクリーンアップ活動に対する意識を高めてもら
おうとしています。この活動は毎週末、各県CCCで行われています。
 
 CL(コミュニティ図書館)事業では、4月7日にヴィエンチャン特別
都市内にあるホンスバーブCL、ノンブエックCL、サムケットCL (3
つのCLとも個人のご支援者からの寄付により設置)、4月20日ヴィエ
ンチャン特別都市にあるタトーン村CL(自治労新潟県本部のご支援
により設立)をモニタリングしました。各CLが置かれた状況は多少
異なりますが、どの図書館も徐々に開館時間を増やす取り組みを始
めているとのことです。子ども達は、本に接する機会が増え本当に
喜んでいます。
 
 また、ヴィエンチャン市立図書館のバイク駐車場に、日除けシー
トを寄贈しました。これにより、日差しの強いヴィエンチャンでも、
来館者の人たちは安心してバイクを駐車できるようになりました。
 
 4月11日~4月18日はラオス正月のため事務所は休みでした。首都
ヴィエンチャンでも幾つかの催しがあったようです。その間私はベ
トナムに出張でしたが、ラオス人スタッフは楽しい余暇を過ごし、
今後の活動に向けて英気を養って(?)、戻って来てくれたようでした。
 

○関連情報・写真
 
・ヴィエンチャン都内コミュニティ図書館
 https://www.efa-japan.org/?p=6136
 
・カムワン県ヨマラト郡ドンプエイ村でのUXO啓発活動
 https://www.efa-japan.org/?p=6245
 
 
■□■ちょこっトピック■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
 
心の“ケア”と“復興”
————————-
 東日本大震災直後から被災者の方々に対する“心のケア”の重要
性が挙げられ、専門家だけでなくマスメディアもこの視点を意識し
た情報発信をしてきました。最近になり使われ始めたのが“心の復
興”という言葉。どちらも同じ意味で使われているようですが、心
の“ケア”と“復興”には微妙な違いも。今回はこれら2つを比較
しながらちょこっトピックします。
 
 
<“ケア”と“復興”が意味するもの>

 そもそも“ケア”は世話や保護、用心、心配などを意味し、何ら
かの問題に対する配慮が必要な状態をいいます。一方“復興”は回
復や復活、再建、復元など、元々備わっていた力や機能が失われて
いるために、それを取り戻そうとする意味があります。これらの意
味を比べると、“ケア”は「ないもの」に注意し、“復興”は「あ
る/あったもの」を呼び覚まそうとしているようです。
 
 
<“ケア”は守ることから…>

 弱っていたり不健康な状態で保護が必要な相手を想定する“心の
ケア”は「脆弱性」や「リスク」が意識化されやすいといえます。
「脆弱性」とは心理的不健康に陥りやすい傾向や環境で、性格(内
向性、神経質…)や生活環境(家族関係や経済的な不安定…)、遺
伝性といった様々な要因を含みます。
 「リスク」は心理的不健康に陥る可能性が増加する高さを示しま
す。こちらも個人・人間関係・環境等多岐にわたる要因を含みます
が、すべてが実際に危機へ繋がるのではありません。あくまで可能
性であるそれらのリスク項目は、減らすことで危険性を軽減したり
不健康状態を予防することができます。

 心の脆弱性やリスクは決定的に害をもたらすものでなく、それら
を把握し適切に対処すれば不健康な状態を回避し、また軽減させる
機能をもちます。しかし相手を保護する“ケア”のもとでは、相手
自身というより本人の“弱さ”が強調され世話をされるともいえま
す。安全感・安心感を確保し、心理療法的な支援を実施する“ケア”
では、保護的・治療的介入が根本となるでしょう。
 
 
<“復興”は信じることから…>

 一方“心の復興”は本来もっている力を補充し、また発揮しよう
としている相手を想定し本人の「レジリエンス(回復力、弾力性)」
や「コーピング・スキル(対処技術)」を重視しているといえます。
「レジリエンス」とは、困難に見舞われても何とかなる、ひどくな
らない、という前向きな態度を保つ力であり、本人の性質(気質の
穏やかさ、自信…)や人間関係(親への愛着、信頼できる友人…)、
環境(相談できる機関の多さ…)等が要因として含まれます。今ま
での経験から見通しを立てていることも、知らないうちに周りから
の適切なサポートを受けていることもあります。脆弱性やリスクと
同様、特定の要因が決定的に機能するのではなく、多くの可能性が
絡まり合いながら発揮されます。
 「コーピング・スキル」は困難やストレスへの対処方法として、
個々人に備わっているスキルです。問題となっている状況を物理的
に解決する手段(社会保障を利用する…)や、問題から生じる不安・
ストレスに対処する方法(不安になっても焦らない…)は、場面に
応じて適切に使われることで効果的に発揮されます。程度や内容の
差があってもすべての人が、生きる知恵として自分なりの対処方法
やパターンを身につけることができます。もともと持っているスキ
ルを利用し、また新しい困難に対して適切に対応することで、積極
的に問題に直面しながら自分の力を生かすことができます。

 回復力やスキルをもつ相手を意識する“心の復興”においては、
本人のなかに強さや能力があることを重視し、それを取り戻し実現
するためのサポートが求められます。“復興”においては、相手に
寄り添いつつ、まずは本人の力を信じそれを発揮できるよう調整す
るソーシャルワーク的な関わりが基盤となるでしょう。
 
 
 “ケア”も“復興”も心の健康に欠かせません。しかし、多くの
人々が困難に直面した大規模災害後は、心の健康度や必要とされる
支援時期も多様です。的の外れた“ケア”はお節介に、過信的な無
理強いの“復興”は重荷になります。
 心の被災は何より長く続きます。個々の状態に適切な、守り信じ
続ける「ほどよい」サポートが求められます。
 
 
▼△▼寄付をいただきました▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△
 
 2011年3月31日~4月27日確認分 ありがとうございました。
 
 ようちえん 計¥2,000
 ・個人 1名
 
 ラオス 計¥500,000
 ・個人 1名

●●●会員情報●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
 
 HP掲載は省略。 

    
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