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2022.02.15 更新

【3/1~3/30 クラウドファンディング】明日を生きる力向上プロジェクト!カンボジア障害児とお母さんに教育を

カンボジア農村部ドントン郡の30人の障害児とそのお母さんに

尊厳のある生活と経済的自立のための

生きるための教育=ライフスキル教育を届けたい!

クラウドクラウドファンディングに初挑戦するため現在公開用サイトを準備中です。

https://readyfor.jp/projects/efa-lifeskill-cambodia

準備ができましたら改めてお知らせさせていただきます。

★★画像のダウンロードについて★★

本ページ最下部の貼り付け画像データを適宜ダウンロードしてご活用ください。

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【生きる力向上プロジェクト!カンボジア障害児と母親に教育を】

目次

・カンボジアの障害児教育の課題

・資金使途

・プロジェクトのビジョン

・私たちの想い

・エファジャパンについて

・税制優遇について

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カンボジアの障害児教育の課題】

障害児教育制度整備の遅れ

カンボジアは過去30年にも及ぶ内戦と混乱の間に、学校、図書館などの公共施設、寺院のほとんどが閉鎖され、家畜小屋や刑務所、処刑場として使われました。学校の先生は人々に余計な知識を与える敵としてすべて捕らえられ、8割以上が命を落としました。

内戦終結後1993年以降は、教育のゼロからの復旧・復興が行われ、現在では90%以上の子どもが小学校に入学できるようにはなったものの、未だに就学できなかったり、続けられなかったりする子どもも多く、教育的な「格差」が存在しており、特に障害がある子どもへの教育は大きく遅れています。 

低い障害児教育水準

カンボジア全土の小学校の修了率は約82%ですが、障害児に関しては約23%と非常に低く、小学校に入学しても様々な理由で中退せざるを得なくなっています。

小学校に通う障害児は、クラスの中が混んでいて移動が困難、自分の存在が恥ずかしい、先生に質問する勇気がないなどの思いを抱えています。

これらは、カンボジアの障害児が基礎的な読み書きや社会生活上の必要な知識、言い換えると、将来、安定した収入を得て、生き抜くためのスキルを学ぶ場所と機会が非常に少なく、環境が整っていないことを表しています。

障害を抱える子どもたちが抱える問題】

①施設・環境の問題(自分のペースで勉強できる場所がない)

② 教材の問題(教材や本が手に入らない・買うことができない)

③ 情報の問題(外部からの情報がない・情報が届かない)

④教員の問題(障害者教育の専門知識がある先生・専門家がいない)
⑤家庭の貧困の問題(貧困状態の家庭が多い)
⑥ 障害児と母親・家族への地域コミュニティでの偏見と差別

⑦ 相談相手がいない、社会保障がない

30人の子どもたちへのヒアリングでは「授業についていけなくて悲しい」「教科書だけでは、勉強を理解することが難しい」「クラスメイトから差別されていてつらい」 と寂しそうに語る子どもが多かった一方で、先生が教えてくれたことが理解できたとき、クラスメイトに「お前もできるじゃん」と言われたときは本当に嬉しかったと話してくれました。

資金使途】

今回いただいたご支援金は、以下の7つの活動に充てさせていただきます。

居場所と学びの場所づくり、教材の整備

1)チャイルド・スタディ・クラブを3か所に設置します

 →障害児と母親の居場所と学びあいの場所づくり
 (安心して学んだり、情報交換できる場所・地域の理解や協力を醸成していく場所)

2)専門的知見による障害児小規模図書室を整備します

 →障害の種類や程度に関わらず、いつからでも学び知識を得られる環境づくり

3)障害児の学習用教材とデジタルデバイスの整備と活用を進めます

 →障害児教育の専門教材の購入・新規開発とデジタルリテラシーの向上と学習活用ためのタブレットの購入

障害児と母親向けのトレーニングの実施

4)子どもの権利条約についてのトレーニングを実施します

 →障害児が生涯を自信をもって生きるための情報を届ける

5)公衆衛生に関するトレーニングを実施します

 →障害児が健康に安全に生きるための情報を届ける

6)ライフスキルトレーニングを実施します

 →将来の成果や収入を安定させていくための障害児と母親のための職業訓練の実施

7)障害児の図書室利用についてのトレーニングを実施します

 →設置した図書室の利用促進と有効活用のための活動の実施

対象地域】

カンボジア ドントン郡内の3集合村

プロジェクトのビジョン】

設置する「チャイルド・スタディ・クラブ」は、障害がある子どもたちに「小さな成功体験」をたくさん積んでもらえる場にしていきたいと考えています。

クラブスタッフが教えるだけではなく、障害を抱える子どもを含む地域の子ども同士が、学習速度の遅い友達をサポートし学びあう場づくりを行います。 

自分の理解が追いつくペースでゆっくりと、時には休憩をしながらでも、この前わからなかったことがわかるようになった、自分でできたという体験をしてもらいたいです。

カンボジア・カンポット州ドントン郡の障害児がおかれる状況や特性に基づいたライフスキル教育を行い、一人一人 の生きる力を伸ばし、経済的な自立や自分らしく心豊かに生きていくこと、更に地域の人々が共に生き合う地域づくりをサポートすることです。

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私たちの想い

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事務局長の関尚士(せきひさし)より
 子どもたちは一人ひとりが
個性と可能性をもったかけがえのない存在だという強い思い

初めまして。

エファジャパン事務局長の関尚士(せきひさし)です。

私が国際協力の世界に飛び込んだのは1989年、学生時代にお世話になっていた方とのご縁がことの始まりでした。東西対立と冷戦が終結し、経済のグローバル化が急速に進みはじめ、地域紛争や対テロ戦争が各地で激発していく只中のことです。経済的不平等、貧困に端を発するこれらの問題に自分には何ができるのだろうか、すべきなのだろうか…その答えは途上国の現場で共にした人々、被災地で出会った子どもたちから与えてもらえました。

20年前のラオスの山岳地帯に親元を離れ、一人寄宿舎から小学校で学ぶ男の子がいました。開設した図書室にだれよりも早く駆けつけ、声を出しながら一心不乱に絵本を読み続ける彼は、地雷で右足首を失い、松葉杖をついていました。教室で生徒たちに将来の夢を尋ねた時でした。警察官、看護師、先生、と皆が笑みを浮かべながら話してくれる中で、彼だけは目を伏せてしまったのです。障害があっても学ぶことの楽しさを知り、自分にできることを見つけ、人生を拓くことができるはず…

少しの支えと機会さえ与えられれば、人ひとりの人生をも変えていくことができる。どこで生まれても、どのような環境で育っていても、すべての子どもその一人ひとりには自分の人生を切り拓いていく力が備わっている。可能性、創造性という芽をしっかりと花開かせていくために最も大切で、最も必要とされていること。それは“生きるための教育”です。

私たちエファジャパンは、貧困の負の連鎖を解決していくために、教育へのアクセスを保障し、教育の質を高め、そしてより困難の中にある子どもたちが“明日を生きる力”を身につけられる社会を拓いていきたいと思います。誰ひとり取り残さない世界をともに創っていきましょう。

現地パートナー団体Cambodian Agency Development of Disability and the Poor (CADDP)代表のプロム・サム・オーウンさんより


今回のプロジェクトの現地パートナー団体Cambodian Agency Development of Disability and the Poor (CADDP)代表のプロム・サム・オーウンさん(写真中央)も、両手に障害を抱えています。

プロムさんはカンボジア内戦時代、戦火を逃れ隣国タイの難民キャンプで生活をし、その後カンボジアに戻り仕事に就こうとしましたが、障害を理由に、すべての会社で門前払いされた経験があります。それでもあきらめることなく、勉強を続け、地元の障害児を支援する団体を立ち上げました。

手に障害を抱えていますが、現在はPCを使い、書類もつくれます。

「子どもたちには、誰にでも可能性の芽があることを、まずは知ってもらいたい」と話してくれました。

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エファジャパンについて

アジアの子どもたちの小さな声、声なき声に寄り添う
 私たちエファジャパンの「守り」「育む」活動

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私たちが活動を行う地域は、カンボジア、ラオス、ベトナムの主に「農村部」や「山岳部」です。アクセスが困難で、行政や大規模NGOなどの支援も届かない、教育、医療、福祉、健康、衛生などの面で様々な問題を抱える地域です。

外部からの情報も限られ、読み書き計算を身につけるための「初等教育」も受けられず、「貧困の連鎖」に陥ってしまっている子どもたちがいます。社会の中で、後回しにされたり、無視されたりしている子どもの小さな声、声なき声に向き合っています。

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エファの「守り」「育む」活動 

    = 安全に安心して居られる場所をつくる 

      人生の学びたいとき学べる環境をつくる

  教育へのアクセスと質の向上させる活動を通じて、子どもたち一人ひとりが

  かけがえのない「個性」や「創造性」発揮できる社会をつくることを目指しています。

農村部や山岳部での「寺子屋教室」「コミュニティ図書館」の設置と運営支援で、自立的な地域に

「寺子屋教室」や「コミュニティ図書館」は、子どもたちにとって安全安心に居られる場所であり、同時に読み書きを学んだり、外の情報に触れることができる場所です。また地域の人々にとっても、気軽に集まり、情報交換したり、読み書きを学べる場所です。本や情報との接点や教育を届ける活動を通じ、コミュニティの中に考え方や行動の変化を生み出だすことで、持続可能で自立的な地域の形成を目指しています。

税制優遇について

エファジャパンは、東京都認定のNPO法人です。

皆さまからのご支援は税制優遇の対象になります。

【詳しくはこちら】

個人の方:http://www.efa-japan.org/support/kojin/

法人の方:http://www.efa-japan.org/support/hojin/

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(3月1日午前11時にリリース予定)