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2014.05.11 更新

ハイフォン市の3つの地域で障がい児(者)啓発活動を実施

エファジャパンは、連合愛のカンパからのご支援により、ハイフォン市にある3つの障がい児教室(ドンクオックビン地区障がい児教室、ティエンラン町障がい児教室、タンフォン村障がい児教室)の活動支援を行なっています。

しかし、貧困問題がまだ残っているベトナムでは障がい児にまで十分な関心を払う余裕がないため、これらの地域においても障がい児問題に関する市民の認知度は低くいと言わざるを得ません。そこで、3つの障がい児教室のあるそれぞれの地域で子ども関連の仕事に携わる職員、(婦人同盟や祖国統一戦線などの)大衆組織のメンバー、障がい児の保護者などを対象に障がい児(者)啓発活動を行ないました。

講師としてハイフォン市法律支援センターの職員をお招きし、ドンクオックビン地区、ティエンラン町、タンフォン村の各人民委員会で、国際的に認められている障がい児(者)の権利や、2011年にベトナムで初めて施行された障がい者法、ベトナムでの障がい児(者)支援の政策と制度について解説してもらいました。それぞれの会場では40名~70名の人達が参加し、講師の言うことに熱心に耳を傾けていました。

ベトナムでは、このような障がい児(者)啓発活動を行なうことはまだ珍しく、参加者にとっても障がい児(者)の権利やベトナムにおける支援の仕組みを知る貴重な機会となりました。今後、これらの地域の障がい児に関する関心が高まり、障がい児教室を支援してくれる地域住民達が出て来てくれることを期待しています。 (活動地ハイフォン市)