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エファ通信

2011.11.24 更新

エファ通信99号

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   エファ通信99号
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みなさま
 
広報担当宮原です。
 
9月までインターンをしていました新階は、
大学の授業が忙しくなったため
後期のインターン課程を辞退しました。
 
5月にインターンとして採用し、
途中試験などのため休みの期間があったため
正味3~4ヶ月の短い期間でしたが、
この小さいNGO団体で働いてみた経験が
少しでも将来役に立てば良いなと願っています。
 
ということで、今後はまた私に
お付き合いいただくことになりました。
 
よろしくお願いいたします。
 

■■目次■■
 
○主な動き○
・国内出張報告(事務局長)
・ベトナム駐在員帰国報告
・ベトナム活動報告
・ラオス活動報告

○ちょこっトピック○
・女性に対する暴力撤廃の国際デー

○寄付情報○
 
○会員情報○

 
 
▼▼▼活動報告▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼
 
国内出張報告(事務局長)
—————————-
 10月下旬、西日本に出張しました。
 自治労滋賀県本部では、1月のラオス・ベトナムツアーの打
ち合わせをしました。県本部にとって、5年ぶりのツアーにな
ります。
 和歌山県本部には、カンボジア・タイ国境地帯の寺子屋教
室支援を報告しました。公営競走労働組合解散後の寄付金で、
プノンペンの寺子屋教室支援に追加するかたちで実施しまし
た。
 大阪府本部では、2年目になるビルマ(ミャンマー)からの
移住労働者子弟の教育支援に関して打ち合わせを行いました。
 鳥取県本部には、ベトナムのハイフォン市ソーシャルワー
クセンター設立に進展がないことを報告しました。「子ども
の家」をソーシャルワークセンターに替える話を聞いてから
1年以上経ちましたが、変化はありません。
 鳥取からバスで広島に移動し、広島県本部を訪問。昨年の
ベトナム・ラオス・カンボジアツアー後、初めての訪問にな
りました。
 広島から鹿児島へは、九州新幹線の快適な旅でした。鹿児
島では、労働者福祉協議会の事務局長にエファの活動紹介を
行いました。カンボジアでの教育支援を計画中です。
 熊本では、九州地連の幹事会に出席し、今年のカンボジア
就学前教育支援に関して説明しました。
 株式会社フェリシモの本社(神戸市)にも寄り、「地球村
の基金」からの助成にお礼を述べ、活動現場の声の提供を約
束しました。
 東京に戻る途中、愛知県本部ではヴィエンチャン市立図書
館支援に関して、静岡県本部ではラオスのコミュニティ図書
館支援に関して、報告しました。
 お忙しい時期に、対応していただいた皆様には感謝申し上
げます。今回日程が合わず、お会いできなかった方々にはお
詫び申し上げます。
 
 
ベトナム駐在員帰国報告
————————–
 ベトナム駐在員崎川が11月10日まで日本に帰国し支援者の
方々へのご報告などを行いました。
 11月7日には、自治労滋賀県本部と自治労愛知県本部を訪問
しました。自治労滋賀県本部では1月にラオスとベトナムへの
スタディツアーを計画しています。現地駐在員としてツアー
に同行する崎川が最終的な日程の確認をさせて頂きました。
 自治労愛知県本部は、これまでヴィエンチャン市立図書館
の建設や運営に多大な支援をされており、現在のヴィエンチ
ャン市立図書館の運営状況などをご説明しました。
 11月8日には自治労栃木県本部を訪問しました。自治労栃木
県本部は、ベトナム・ハイフォン市でアジア奨学金事業を実
施しており、今年の5月までは5年間ニエムギア子どもの家の
職員給与改善事業もご支援いただいていました。ハイフォン
市で困難な状況に置かれている子ども達に奨学金を支給する
意義や奨学生の現状に強い関心を示して頂きました。
 各県本部では短い時間でしたが支援先・ツアー先のことに
ついて、充実したお話ができました。 お忙しいところ、時
間を取って頂きありがとうございました。
 
 
ベトナム活動報告
——————
 ハイフォン市労働傷病兵社会局から、ハイフォン市ニエム
ギア子どもの家がソーシャルワークセンターに変わるとの報
告を受けて2年が経過しました。
 当初の報告では、1年後の2010年に変わる予定でしたが、未
だ進展が見られません。そこで、エファジャパンは「1. ニエ
ムギア子どもの家からソーシャルワークセンターへの移行が
進捗しない理由は何か?」、「2. もし、ソーシャルワークセ
ンターへの移行の予定が決まっているのなら、具体的な日程
を教えて欲しい」という旨のレターをハイフォン市労働傷病
兵社会局に提出しました。それに対するハイフォン市労働傷
病兵社会局の文書による回答では、ソーシャルワークセンタ
ーへの移行に進捗がない理由については述べられておらず、
ソーシャルワークセンターへの移行の予定については、今年
中になんらかの決定がハイフォン市人民委員会からなされる
ことが期待されている、ということでした。曖昧な回答とな
っていますが、ニエムギア子どもの家がソーシャルワークセ
ンターに移行すること自体は、今後とも変わることはありま
せん。また、ハイフォン市労働傷病兵社会局としても、ソー
シャルワークセンターへの移行には引き続き意欲的です。
 
  
ラオス活動報告
——————
 自治労大分県本部からのご支援により実施しておりますUXO
(不発弾)啓発活動の一貫として、10月29日にシェンクワン県
ピーク郡ポントン村の小学校で子ども達を対象にした啓発活
動を実施しました。シェンクワン県子ども文化センターのジ
ュニアリーダー(年少の子ども達をリードし、先生の補佐をす
る年長の子どもボランティア)が演劇、ポスター、絵描き、
Q&Aなど通して、UXOの危険性やUXOに対してとるべき行動を子
ども達に分かりやすく楽しく教えていました。子ども達もUXO
の危険性について意識を高めてくれたことと思います。
 エファジャパンは全労済からのご支援により、2009年から
ヴィエンチャン市立図書館の蔵書数を増やすため、本の購入
を行っています。11月も116冊の本を購入して、ヴィエンチャ
ン市立図書館に寄贈しました。今後も随時、本を購入し寄贈
していくことで、サービスにおいても蔵書数においてもラオ
ス随一の図書館をめざしていきます。
 

 
■□■ちょこっトピック■□■□■□■□■□■□■□■□■□
 
女性に対する暴力撤廃の国際デー
———————————–
 11月25日は「女性に対する暴力撤廃の国際デー」です。国
連が、この日を「各国政府や国連機関、NGOが一般の意識を高
めるための活動を行う日」として定めたのは1999年でしたが、
女性運動活動家はそれ以前からこの日を暴力反対の日として
きました。
 この日が女性に対する暴力反対の日とされてきたのは、ド
ミニカ共和国で独裁制に反対した活動家ミラバル三姉妹が当
時の支配者ラファエル・トルヒジョにより暗殺されたことに
由来しています。ミラバル三姉妹は裕福な家庭に生まれ、全
員結婚し子どもをもうけていましたが、成功した事業家であ
った父がトルヒジョ政権下で財産をほとんど失ったことから、
独裁政権がドミニカ共和国を経済的混乱に陥れていると考え
るようになり、反政府活動に身を投じます。夫達も逮捕され、
姉妹も何度も投獄された後、1960年11月25日にトルヒジョの
送った男達に連れ去られ、殴打の後絞殺されました。しかし、
この三姉妹殺害が国内外の反トルヒジョ勢力拡大の契機とな
り、その後のトルヒジョ暗殺、トルヒジョ一族独裁体制の崩
壊につながったと考えられています。
 
 女性に対する暴力は、家庭内における身体的・精神的暴力
や経済的暴力、職場・学校等での性的虐待から、夫婦間の強
姦、花嫁の持参金(ダウリー)に起因する傷害・殺人や女性
器切除などの女性に有害な伝統的習慣、人身売買、強制売春
など様々な場所や状況、形態で行われています。その中には、
開発途上国に顕著なものもあれば、その国の経済状況には全
く左右されない、多くの社会に共通すると見られる問題も少
なくありません。こうした女性に対する暴力は、女性に対す
る悪質な人権侵害であるだけでなく、あらゆる社会の発展・
平和を妨げる要因であるとの認識を共通にし、撲滅のための
活動を進めていくシンボルとしてパープルリボンが使われて
います。
 
 日本では、内閣府が毎年、この11月25日までの2週間(11
月12日~11月25日)のあいだ「女性に対する暴力をなくす運
動」を実施しており、ほぼ全ての都道府県でも同様になんら
かの取組みが行われています。が、あまりメディア等で話題
になっている様子はありません。内閣府が今年作成したパン
フレットは主にドメスティック・バイオレンス(DV)につい
て、殴る蹴るといった身体的暴力の他に、生活費を渡さない
などの経済的暴力、人前でののしる、長時間無視するなどの
精神的暴力、交友関係や家庭の外との通信を監視し人間関係
を孤立させるなどの虐待、性行為の強要(性的暴力)が全て
DVにあたることを示していますが、被害者からの相談を促す
内容に止まっています。その他、配偶者からの暴力(DV)、
性犯罪、売春強要、人身取引、セクシュアル・ハラスメント、
ストーカー行為、その他女性に対する人権侵害についての相
談窓口を紹介し、被害者が助けを求めることが問題解決の第
一歩と呼びかけています。 
 

 
▼△▼寄付をいただきました▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△
 
 2011年10月27日~2011年11月22日確認分 
 
一般寄付(用途を指定しない)計\136,500
・個人 2人
 
カンボジア 計\1,000
・Yahoo!募金
 
 

●●●会員情報●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●

※HPへの掲載は省略。

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発行人 イーデス・ハンソン   編集担当 宮原朝香