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エファ通信

2008.07.31 更新

エファ通信59号

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エファ通信59号
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みなさま

明日から8月ですね。
2週間ほど前から我が家の小学生は夏休みに入り、
我が代の春とばかり自由を満喫している様子です。

最近始まった我が家の夏休みの恒例行事は
「映画を見に行く」。

とは言え、小学生&未就学児のコンビですから
見るものはジブリやらポケモンやらNARUTOやらの
アニメ系ばかり(それなりに面白かったりしますが…)。

子どもと一緒に映画を見に行く機会が増えると
かえって「私も自分が観たい映画を見に行きたい!」
という欲求が高まってきてしまいます。

今上映しているなかで観たいと思っているのは
コーヒー産業の実態を暴く「おいしいコーヒーの真実」。
http://www.uplink.co.jp/oishiicoffee/top.php

カカオ豆の生産については
生産農家の収入の不公正な低さや児童労働の問題などが
以前から常に指摘されていますが、
その仕組みや現状について良く知らずにいながら
毎日コーヒーを飲んでいることが心に引っかかっていました。

でも劇場に観に行くのはきっと無理なので
またDVDを待たねばです(と、そのうち忘れたりして…)。
(宮)

■■目次■■

○お知らせ○
・年次報告書&エファグッズカタログ発行!
・自然災害募金途中集計
・8月の自治労定期大会に出店します

○主な動き○
・出張報告(ラオス)
・大分出張報告
・自治労東京都本部国際貢献交流会
・ハンソン理事長@石川県
・NGO労組協働フォーラム

○ちこっトピック○
・「ウラン兵器なき世界をめざして」

○会員情報○

◆◆◆お知らせ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

エファジャパン年次報告書2007&エファグッズカタログ発行!
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エファジャパンの2007年度の活動をご報告する年次報告書を発
行しました。また、2008年度版のエファグッズカタログも完成し
ました。今年度は黒いシルク地の携帯ホルダーが新製品として登
場しています!
エファジャパン会員とエファパートナーにはヤマトメール便で
8月初旬に発送いたします。その他ご希望の方はエファジャパン
事務局までご請求ください。

自然災害募金 途中集計(7/2まで)
————————————- 
5月に発生したミャンマーのサイクロン、中国の四川地震の被
災者支援のための募金に大変多くのみなさまにご協力いただいて
おり、深く感謝申し上げます。
7月2日までの集計で
・ミャンマー 4,681,226円
・中国    4,676,474円
となりました。ありがとうございます。それぞれ約460万円をす
でに送金させていただきました。
今後も募金の受付は継続して行いますので、なにとぞよろしく
お願い申し上げます。

8月の自治労定期大会に出店します
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8月28日~29日に千葉県にて開催される自治労定期大会に出店
します。今年も例年と同じく、エファジャパン、幼い難民を考
える会、DAWNの3団体の合同出店となります。29日にはハ
ンソン理事長もブースでしばらくみなさまにお会いできる予定
ですので、ぜひお立ち寄りください。お待ちしております!

▼▼▼活動報告▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼

出張報告(inラオス)
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6月15日から20日までラオスの中村が南部へ出張し、調査・モ
ニタリングを行いました。

ラオス南部にあるセコン県へ出張し、子ども文化センター(C
CC)の設立を支援する為の事前調査及びカムワン県CCCのモニタリ
ングを行いました。
セコン県はベトナムと国境を接しており、南部最大都市パクセ
ーより130km以上はなれた県です。4郡中2郡はラオス最貧47郡リ
ストに載っており、まだまだ貧困の激しい地域です。
子どもたちは小学校に行き始めても不完全校(教師・教室不足の
為最終学年の5年生まで受け入れられず、1~3年生など一部の学
年しかない学校)が多いため、最終学年まで通学できない子もま
だまだ多い状況です。以前よりジェンダー格差(男女間の格差)
は減っているものの、特に女子の小学校修了率は低く、3年生以
降は家事手伝い・妹弟の子守などをし、15歳頃に結婚するという
現状があります。
このような状況を改善する為、CCCを設立し、子どもだけでな
く大人にも子どもの権利を知ってもらい、読書を推進し、機織や
竹籠作りで収入を得る手段を学ぶことが必要とされます。

カムワン県CCCへは2008年1月より支援を行っています。今回は
雨漏りをしている屋根とトイレの修復代を渡し、本74冊と活動で
使う備品:アンプ・スピーカー・スポットライト・ケーブル・マ
イク・文房具を購入しました。
カムワン県政府はCCCが県内の様々な場所へ行って地元の子ど
もたちと活動をすることを支援していますが、全ての郡へ行く予
算はなく、エファジャパンもその活動の一部を支援する予定です。
また、子どもたちが踊りの成果を発表することがありますが、踊
りの衣装が無く毎回有料で借りているため、今後はこれらの支援
も行っていく予定です。

大分出張報告
—————
6月26日、事務局長の大島が自治労大分県本部組織集会で講演
しました。演題は「エファジャパンの取り組みと平和の重要性」。
大島の長年にわたるNGO活動の中から、内戦中のエチオピアや
カンボジア、内戦後のソマリア、アフガニスタン、フセイン政権
崩壊直後のイラクでの体験を紹介しました。社会開発に使われる
資金とは比較にならないほど膨大な金が戦争という破壊行為に使
われている現実、また、海外で活動するNGOの多くは、紛争後
の復興援助には熱心だが、紛争前の反戦平和活動には無関心であ
ること、などを話しました。そして、地雷やクラスター爆弾の廃
止にNGOが貢献できた実績があるため、エファとしても、今後
は反戦平和の動向に連携していく決意を表明しました。

自治労東京都本部組織集会
—————————-
6月28日に開催された自治労東京都本部組織集会分科会で、事
務局長の大島がエファジャパンの現状と今後について報告を行い
ました。エファの活動紹介ビデオ上映後、自治労の「アジア子ど
もの家」事業を引き継いだエファが、ベトナム、ラオス、カンボ
ジアの3カ国において、事業の地域・地方への拡大を志向してい
る現状と、さらなる組合員の参加促進によって、自治労の国際交
流・国際連帯活動を強化する今後について、説明しました。
分科会では、国際交流に取り組んでいる単位組合からの活動紹
介もあり、組合員の意識変化や活動の地域への拡がりが報告され
ました。

ハンソン理事長@石川県
————————–
7月9日(水)に石川県地場産業振興センター(金沢市)で開催
された石川県職員労働組合の中央委員会にて、理事長イーデス・
ハンソンが挨拶をさせていただきました。挨拶では、ベトナム・
ラオス・カンボジアの子どもたちの状況とエファがそれぞれの国
で行っている活動を紹介し、活動へのご協力の呼びかけをさせて
いただきました。理事長挨拶の機会をいただきました石川県職員
労働組合の皆様にお礼申し上げます。

NGO労組協働フォーラム
—————————-
7月27日に箱根にて行われた公務公共サービス労働組合協議会
主催の研修において、シャンティボランティア会とエファジャパ
ンから途上国における教育支援の協働事業について紹介させてい
ただきました。エファジャパンからは主に労働組合員個人がどの
ように参加されているか、協力されているかについて、スタディ
ツアー参加を通してお話しさせていただきました。短い間でした
が多くの方にご清聴いただき感謝申し上げます。
NGO-労働組合国際協働フォーラムでは、教育を中心に活動
している団体が教育グループを立ち上げ、現在、日本教職員組合、
シャンティボランティア会、エファジャパンが参加しています。
今後も教育支援の協働事業のありかたについて紹介する機会を作
っていただき、皆様の深いご理解をつのりたいと思います。

■□■ちょこっトピック■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

書籍『ウラン兵器なき世界をめざして-ICBUWの挑戦-』
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現在、劣化ウランは砲弾や弾頭として様々な兵器に使われてい
ますが、その金属としての化学的毒性や、放射性物質であること
から、地雷やクラスター爆弾のような無差別的効果を持つ兵器と
して使用禁止を求める運動が世界各国で行われています。
この本は、25カ国にわたるウラン兵器禁止を求める団体等の連
合体である「ウラン兵器禁止を求める国際連合(ICBUW)」
が2006年に広島で開催した第3回国際大会の記録を中心に、劣化
ウラン兵器とは何か、アジア・アメリカ・ヨーロッパにおける被
害、2007年の国連総会での決議採択(※)までの動きなどを加え、
ウラン兵器の現状・問題と今後の展望を示しています。日本でウ
ラン兵器使用禁止に取り組む“NO DU ヒロシマ・プロジェクト”
とICBUWの共同編集により2008年4月に出版されました。
8月という日本にとって特別な季節を迎えるにあたり、過去の戦
争を振り返るとともに、今も被害の続く兵器による放射能汚染の
現状を知り、未来に向けて我々はどのような道を選択すべきなの
かを考える、よい参考書になるのではないかと思います。

合同出版/2,500円
大判256ページ

※2007年12月、国連総会で「劣化ウランを含む兵器・砲弾の使用
の影響に関する決議」が賛成多数で採択されました。これによ
り、国連加盟国と国連関連機関は劣化ウラン兵器の人体・環境
への影響に関する意見書を国連事務総長に提出し、それを元に
国連事務総長は2008年の国連総会に報告書を提出すること、ま
た、2008年国連総会の正式な議題として劣化ウラン問題が採用
されることが決まりました。
ちなみに、この2007年12月の決議に日本は賛成票を投じていま
す。反対票を投じた全5カ国はアメリカ、イギリス、イスラエ
ル、チェコ、オランダでした。

●●●会員情報●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●

HP掲載は省略

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発行人 イーデス・ハンソン   編集担当 宮原 朝香