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2007.09.25 更新

ベトナムスタディーツアー2007の感想から

ツアーに参加していただいた方の感想から一部をご紹介します。
☆ベトナムスタディツアー☆
最初にこのスタディツアーに参加してみたいと思った理由が、Efaが主催した写真展でした。その時に、ベトナムやラオス、カンボジアなどの写真と一緒に、その国々を紹介するDVDが放映されていて、そこには色々な家庭の事情で学校にも行けず毎日働き、その日の食事代を一生懸命稼いで家族を養っている子供達がいました。 私はそれを観て、実際に現地に行って子供達に会い、映像だけでは知ることが出来ない子供達の置かれている環境を、自分の目で見てみたいと思い参加しました。
ハイフォンに到着するまでは、辛い環境の中で生活している子供達だから元気がなかったり、人見知りとかされてしまうじゃないかと結構不安だらけでした。でも、実際に二つの施設で子供達に会ってみるといつも笑顔で子供同士元気に遊んだり勉強したりしていて、なんか最後には自分が元気を貰っていた感じがしました。このツアーでは、保護者研修や調理研修も見学させてもらいましたが、親一人一人が子供に対しての食事や教育などの意識が少しずつ高くなってきているのが実感でき、ツアーの最後には、子供達や各施設のスタッフ、そしてこのツアーに参加した仲間から沢山のことを教わることができました。
最後に、日本で普通に働いていても、この子供達に対して出来ることは沢山あると思います。まずは自分の周りにいる友達や同僚にこの子供達のことを話して知ってもらうことだと思っています。
Efaのみなさん、ツアーに参加したみんな色々ありがとうございました。凄く楽しいツアーでした。これからもヨロシクお願いしま~す☆
(消防士・男性)
エファジャパン 2007ベトナムスタディーツアーに参加して
「ツアーに参加できて本当によかった。」
無事にツアーを終えて、何よりもまず感じていることです。
参加する前は、ベトナム事情からそれに関わる事業内容、自治労のことについて、またスタディーツアーがどんなものなのかさえもよく知らずにいました。事前の説明会に参加し、エファのみなさんの活動内容や、ベトナムの子どもたちのおかれている環境などを教えていただきました。ベトナムは経済成長の一方で格差が拡大し、苦しい立場にいる人々は今日明日をどう生き延びるのかという不安を抱え生きているのだということでした。貧困から抜け出せず、子どもが働かなくてはならない、親が子どもを売りに出し生活するしかない、産まれても子どもを捨てざるを得ない、薬物やアルコールに手を染めてしまう。このような事実がベトナムにはあまりにも単純にあり、さらにこの状況下にいる人々の生活は今、目の届きにくいところへ置かれてしまっているということを知り、非常に悲しく感じました。
いろんなものを、みて、きいて学びを得ることが、今回私のツアー参加目的でありました。しかし、自分がこの事実を実際にみてどのように感じ取るのか、向き合えるのかとういう不安もありました。
その不安を真っ先に取り除いてくれたのは、現地の子どもたちでした。
みんな元気いっぱいで、にこにこしていて、楽しそうな姿をみて、とても嬉しかったからです。刺繍をしたり、ミシンをかけたり、先生に読み書き、計算を習ったり、散髪したり、歌ったり踊ったり、おもちゃに夢中になっている姿、子どもが子どもらしくある姿をみることができたからだと思います。子どもが働き、お金を稼いで生活していくことを身に付けていくのではなく、将来の夢に向けて勉強したり、技術を身に付けたり、遊んだり食事をしたりして、楽しい時間を友達や家族と一緒に過ごすことが、子どもにとってとても大切なことだということが、あらためてわかりました。施設を訪問するたびに、子どもたちのさまざまな姿をみて、このことがどんなに大切かを実感しました。
現地スタッフのみなさんとの交流では、現状とそれに伴って必要となる支援、支援によって得られた変化をたくさん学ぶことができました。支援、人を支えるということは、そこにない物をただ与えることやお金を渡すことではなく、その環境に合ったものづくりや、人の関わりを通じて、意識に働きかけて、自立していけるようにするのだということを教えていただきました。
―(中略)―
今回のツアーに参加して、ベトナムでたくさんの人々と出会い、今ある事実を受け止め向き合うことの必要性を痛感し、支援するということの重要性を感じることができました。人と人とのつながりの大切さを感じることができました。また、今まであたりまえにあると感じていたさまざまな環境も、人の支えによってあるのだとわかることができました。きっとまだまだ知らないことばかりだけれど、いろんなことをみて、きいて、たくさんの人と出会うことができて、本当に素敵な時間を過ごすことできたし、たくさんの学びを得ることができました。
本当に参加することができてよかったです。
(看護師・女性)