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2010.07.30 更新

カンボジア 幼稚園の子どもたちにインタビュー

エファジャパンが支援してるカンボジア子どもの家(国立幼稚園教員養成学校と付属幼稚園)の公立幼稚園に通う子どもたち4~5歳27名にインタビューしました。
彼らはスラムの家庭から、エファジャパンによる奨学金を受けて通園しています。インタビューを通じて、幼稚園や家庭での子どもたちの様子を知ることができました。

ほとんどの子どもたちが、ブランコで遊ぶことを幼稚園で最も楽しんでいました。 この幼稚園の園庭にはブランコやシーソー、ジャングルジムといったカラフルな遊具が設置されています。日本のように遊具がある公園など見当たらないカンボジアでは、幼稚園で身体を使って元気いっぱいに遊ぶ時間が貴重なのでしょう。
幼稚園の給食のなかでは、目玉焼き入りのすっぱいスープが大人気。野菜が好きな子もたくさんいました。
自宅では、ほとんどの子どもたちが家族の手伝いをしているそうです。掃除、洗濯、皿洗い、弟や妹の世話のほか、兄姉の仕事を手伝っている子もいました。幼い子どもたちも家族の一員として、家事の一助をになっている日常生活が表れています。
大きくなったらなりたいものとしては、医者、看護士、先生といった職業を挙げる子どもが多く、家族や他の人たちを助けたいと話していました。また、自分自身の身体が弱いから、お医者さんになって元気になりたいと感じている子もいました。女の子のなかには、モデルになりたいという子もいました。幼い子どもたちでも、雑誌やテレビを見る機会が増えている背景がうかがわれます。
行きたい外国としては、イギリス、オーストラリア、タイ、中国、日本、フランスなどが挙がっていました。英語圏の外国に行きたいと話す子どもたちは、英語を学びたいという思いが理由のようです。また、日本のお寺に興味を持っている子どもたちもいました。

幼稚園で先生や友達と生活し元気いっぱい遊びながら、自分自身が楽しむこと、そして他者と共に助け合って生きることを、幼いながらに習得していることがわかりました。