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2020.07.31 更新

エファ通信202号

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          エファ通信202号
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皆様

今年も約半年が過ぎました。
世界中の人々が、初めての経験の連続の半年だったと思います。
生活や仕事の仕方、人とのつながり方、世界とのつながり方など、
これまでの考え方を変えなければならない時が来ていると感じます。
行動の自粛によって、世界が直面している現在の問題が、
根本的に解決することはないと思います。
しかし、人間もこの地球上に生きる種の一つとして、
環境に配慮しながら、慎ましく存在する必要があると痛感します。
緩やかに、優しく生活をしながら、前に進んで行きたいと思います。

今月は事務局スタッフの退職と入職のお知らせがあります。

皆様のご健康とご多幸を、心よりお祈りしています。
2020年6月の「エファ通信」をお届けします。

(味)

■■ 目次 ■■

○お知らせ○
・2020年度会員総会について
・新型コロナウイルス緊急支援募金について
・退職のご挨拶
・入職のご挨拶

○主な動き○
・カンボジア活動報告

○ちょこっトピック○
・コロナの影

○寄付情報○

○会員情報○

◆◆◆ お知らせ ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

◆ 2020年度会員総会について
——————————-
 今年の上半期は、新型コロナウイルス感染症の影響が、世
界中を覆い、現在も各地で感染が拡大しています。
例年、6月中に会員総会を開催しておりましたが、今年は
新型コロナウイルス感染症の影響で、7月に開催する予定と
しております。現時点では、7月21日(火)に開催する予定
です。正会員の皆様には、開催要項が決定し次第、再度、お
知らせいたします。
 また、総会の7月開催に伴い、会員とエファパートナーの
皆様に、昨年までは7月下旬にお送りしておりました「年次
報告書」も、発送が例年より約1ヵ月遅くなる予定です。今
年は8月下旬に発送させていただく予定です。(会員の皆様
にお送りする広報誌「えんぱわ」58号も、同時にお送りいた
します。)
 以上、誠に恐れ入りますがご理解をいただければ幸いです。

〇関連情報・写真
・【エファジャパン】2020年度会員総会他のお知らせ
 http://www.efa-japan.org/?p=13688

◆ 新型コロナウイルス緊急支援募金について
——————————————
 エファジャパンのカンボジアでのパートナー団体・SCADP
(Street Children Assistance and Development Programme)
が運営する児童保護施設存続のための「新型コロナウイルス
緊急支援募金」ですが、すでに多くの皆様にご協力を頂いて
おります。事務局一同も、心より感謝しております。
 経過報告として、6月17日現在の募金額、募金件数をお知
らせいたします。

【エファへの直接募金】
 ¥1,120,385(71件)
【Yahoo! Japanネット募金を通じての募金】
 ¥115,805 (252件)
【合計募金額】
 ¥1,236,190

 スペースの関係上、募金していただきました皆様の氏名
等は省略させていただきます。エファでは、以上の募金額
の中から、6月3日までに計3回、送金手数料とキャンペ
ーン管理費を合わせて\954,945を、SCADPに送金させてい
ただきました。
 皆様から募金していただきました資金により、SCADPは、
施設の賃貸料やスタッフの給与を支払うことができ、新型
コロナウイルス感染症拡大当初に危惧されました、施設の
運営危機を回避することができています。SCADPからの報
告は、後ほど活動報告の中でご紹介させていただきます。
 報告の中でも触れていますが、カンボジア国内では現在
も、感染症拡大の第2波に備え、すべての教育機関の閉鎖
が続いています。当初、当キャンペーンは7月中旬までを
予定していましたが、引き続きカンボジアの状況を注視し
て行きたいと考えています。
 皆様の温かいご支援に、心より感謝しております。

〇関連情報・写真
・【緊急アピール】新型コロナウイルス緊急支援募金
      -カンボジア児童保護施設支援のお願い-
 http://www.efa-japan.org/?p=13571
・【緊急アピール】新型コロナウイルス緊急支援募金
     →Yahoo!ネット募金からもご寄付ができます
 http://www.efa-japan.org/?p=13611
・【カンボジア】「新型コロナウイルス緊急支援募金」
                   の経過報告です
 http://www.efa-japan.org/?p=13693

◆ 退職のご挨拶
——————-
 団体の組織改編に伴い、6月30日をもってエファを退職す
ることになりました。
 エファ在籍中は、皆様には何かとお力添えをいただき心よ
り感謝しております。ここにあらためてお礼を申し上げます。
後任には、関尚士(事務局長)、ならびに鎌倉幸子(海外
事業担当)の2名が既に入職しており、今後はそれぞれの業
務を担当させていただくことになります。変わらぬご指導の
程よろしくお願い申し上げます。
 末筆ながら、皆様のますますのご活躍を心よりお祈り申し
上げます。 

前事務局長・海外事業担当
島村昌浩

◆ 入職のご挨拶
——————-
 はじめまして。6月2日よりエファジャパン海外事業担当
として入職した鎌倉幸子(かまくら・さちこ)と申します。
エファは設立当初から存じており、「すべての子どもが生き
る力を存分に発揮できる社会をめざします」というエファが
目指す社会に共感しておりました。4月にFacebookを眺めて
いたとき、海外事業担当を募集していることを知り、応募を
しました。
 教育は人が生きるための原点だと信じています。国際協力
の分野において、まずは衣食住ではないかという議論が常に
あります。もちろん人が生きていくうえで衣食住が不可欠で
あることは疑いようがありません。ただ衣食住を得たり、整
えたりするための手段を得ない限り、人はその負の連鎖から
抜け出せません。
 「食べ物は食べたらなくなるが、学んだ知識は私の中に残
り続ける」私がカンボジアにいたときに聞いた言葉です。ど
んな大樹でも根が張っていないと、弱風が吹いただけで倒れ
てしまいます。エファが支援活動をするベトナム、カンボジ
ア、ラオスの子どもたちが、どんな逆境においても、しっか
りと大地に足をつけていられるように、そして未来に向かっ
て一歩を踏み出せるように、支援を行ってまいります。
 私は15年間、国際協力の仕事に従事していました。内8
年間は、カンボジアに駐在し教育支援に携わっていました。
その経験を活かしつつも、エファジャパンの文化をゼロから
学び、一人でも多くの子どもたちが教育や福祉を享受するこ
とができるような社会の実現のため努めてまいります。
 ご指導、ご鞭撻のほど、どうぞよろしくお願いします。 

海外事業担当
鎌倉幸子

▼▼▼ 活動報告 ▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼

◆ カンボジア活動報告
———————-
 エファのカンボジアでの協力団体・SCADP(スキャップ:
Street Children Assistance and Development Programme)
は、首都プノンペンと北部のプレアビヒア州で、児童保護施
設と寺子屋教室の運営を中心に、子どもたちの支援を行って
います。プノンペンでは、幼稚園の運営も行っており、子ど
もたちの保護者から収められる保育料は、同団体の施設の賃
貸料やスタッフの給与などに充てられる、重要な運営資金と
なっています。新型コロナウイルス感染症の拡大により、カ
ンボジア政府は3月上旬より国内のすべての教育機関の閉鎖
を決定、現在もこの措置は解除されていません。SCADPでも、
それに伴い運営する幼稚園を閉鎖しており、運営資金が不足。
エファへ支援の要請があり、皆様にご協力いただいている
「新型コロナウイルス緊急支援募金」のキャンペーンを行い
ました。お知らせ欄でご報告したように、皆様から多大なる
募金をいただき、現在まで順次、SCADPへの送金を実施、SC
ADPは活動を継続できております。
 同団体のソカリ代表から感謝の言葉が届いています。
「新型コロナウイルス感染症は、世界中の人々に大きな衝撃
を与えています。このウイルスは、世界中のすべての人間の
健康、経済、生命、その他の社会生活を短期間で破壊しまし
た。カンボジアでは現在まで、幸運にも亡くなった方はいま
せん。しかし経済的には、特にカンボジアのような発展途上
国に最も影響を与えています。エファジャパンは2007年から、
私たちSCADPを常にサポートしてくれています。今回も、私
たちの施設、子どもたちを支援するために資金調達のプロジ
ェクトを立ち上げてくれました。頂いた資金は、施設で暮ら
す子どもたち、スタッフ、そして私たちのプロジェクトにと
って、とても重要で大切な意味があります。SCADPスタッフと
子どもたちを代表して、サポートするために募金をしてくれ
た多くのみなさんに心から感謝します。」
 カンボジアでは新たな感染者の発生は、海外からの帰国者
が中心で、落ち着いているように見えますが、政府は次の感
染増加の波に備え、未だ教育機関の再開を許可していません。
エファでは今後も、支援活動国の状況に注視していきます。

〇関連情報・写真
・【カンボジア】「新型コロナウイルス緊急支援募金」の
                     経過報告です
 http://www.efa-japan.org/?p=13693

■□■ ちょこっトピック ■□■□■□■□■□■□■□■□

◆ コロナの影
—————–
 世界的に拡大が収まらない、新型コロナウイルス感染症。こ
の状況は、子どもたちの生活にも大きな影を落とし始めていま
す。
過去20年間に渡り、労働させられる児童数は世界的に減少し
ていました。しかし、新型コロナウイルス感染症の拡大の影響
で、再び増加する恐れがあるとの警告が、ユニセフと国際労働
機関(ILO)が共同で発表した報告書の中で出されました。新型
コロナウイルス感染症の拡大は貧困の増加につながり、多くの
人々は生活していくために様々な手段を取ると予想されます。
その手段の一つとしての児童労働が増加する恐れがあるとのこ
と。一部の国では、貧困が1%増加すると、児童労働が少なく
とも0.7%増加するという報告もあるそうです。
 国内外問わず、非正規雇用で働く人々や移民等の外国人労働
者など弱い立場に置かれた人々が、特に景気の低迷や不十分な
社会保護システムなどによって最も影響を受けます。そして、
感染症の拡大により教育機関が閉鎖することにより、児童労働
が増加しているというデータが徐々に集まっているとのことで
一時的な休校はこれまでに、130カ国以上で学齢期の子ども10
億人以上に影響を与えています。授業が再開したとしても、一
部の親は子どもを学校に通わせる余裕がなくなっている場合も
あります。
 世界中の指導者、そして世界中の大人たちが、身近な、そし
て世界の子どもたちについて、真剣に考える時だと感じます。

▼△▼ 寄付をいただきました ▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△

敬称は省略させていただきます。5月28日~6月23日確認分。 

■Yahoo!ネット募金(5月募金分)※寺子屋プロジェクト 計¥764

 ・5名
■きしゃぽん 計¥1,354
 ・嵯峨野株式会社、匿名2名

※この欄へのお名前掲載についてご回答いただいていない
方は匿名として掲載させていただいています。また、
「新型コロナウイルス緊急支援募金」へのご寄付につき
ましては、お知らせ欄にキャンペーン開始から6月17日
時点での報告をさせていただいています。また、「寄付
金受領証明書」等、各種書類の送付が遅れておりまこと、
お詫び申し上げます。


●●● 会員情報 ●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●

※HPへの掲載は省略

※この欄へのお名前掲載についてご回答いただいていない
方は匿名として掲載させていただいています。また、
「領収書」、「寄付金受領証明書」等、各種書類の送付
が遅れておりまこと、お詫び申し上げます。

ご寄付いただきました皆様、
会員継続手続きをしていただきました皆様、
大変ありがとうございました。
引き続き温かいご支援を、よろしくお願い申し上げます。

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発行人 :伊藤道雄 / 編集担当:五味宏基