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エファ通信

2015.06.25 更新

エファ通信142号

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        エファ通信142号
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みなさま
 
エファジャパン会員総会が無事終了しました。

4月以降既定の事業は進めていましたが、
今年度の事業計画と予算を承認していただいた
これからが本番となります。

継続的にいただいているご支援や今年度からの新規のご支援もあり
事業は引き続き進展していく予定ですが、
会員数と書き損じハガキのご寄付がじわじわと漸減しており、
幅広く多くの方々から継続的に応援していただけるよう
一層努力する必要をエファジャパン理事会・事務局ともに
改めて確認しました。

また、2014年度の事業報告・決算が確定したことにより、
理事の構成や会計基準の整備など認定のための対策をして以来
認定に必要な過去2ヵ年度の実績も確定し、
認定NPOの申請が可能となります。

海外で駐在員が保管している領収証等の整理など
たくさんの書類を整える必要があり
申請までにはまだ少し時間がかかりますが、
準備はすでに進めています。

所轄庁(東京都)の細かく且つ厳しい審査により
申請しても認定を受けられるとは限りませんが、
まずは第一歩です。

(宮)
 
 
 
■■目次■■
 
○お知らせ○
・カンボジア駐在員退職のご挨拶
 
○主な動き○
・エファジャパン会員総会
・ベトナム活動報告
・ラオス活動報告
・カンボジア活動報告
 
○ちょこっトピック○
・ジェネリック薬生産への圧力に対しMSFが対抗キャンペーン
 
○寄付情報○
 
○会員情報○
 
 
 
◆◆◆お知らせ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
 
カンボジア駐在員退職のご挨拶
——————————–
 諸般の事情により、7月上旬でカンボジア駐在員が退職する
こととなりました。現在は日本に帰国しています。今後はカ
ンボジア人スタッフが現地での活動を進めつつ、事務局長が
必要な場面で出張して支援を実施していきます。退職する島
村よりみなさまへのご挨拶です。
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 今年の1月よりエファのカンボジア事務所で勤務させてい
ただききましたが、一身上の都合から日本に帰国しなければ
ならなくなり、それを機にエファも退職する運びとなりまし
た。
 元々の一年間の任期を全うできず、結果として関係者の皆
さまにはご迷惑をおかけしてしまい申し訳なく思っておりま
す。
 また在任中は様々な方より励ましのお言葉をかけていただ
きありがとうございました。この場を借りて御礼申し上げま
す。
 
 
 
▼▼▼活動報告▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼
 
エファジャパン会員総会
————————–
 6月16日にエファジャパン2015年度会員総会が開催されまし
た。みなさまのご協力により、正会員150名の過半数78名の出
席(委任、書面表決含む)をいただき、無事成立しました。
 総会では、2014年度事業報告・決算、2015年度事業計画・
予算、定款の一部変更について審議され、原案通り満場一致
で承認されました。また監事の増員について、候補者である
遠藤幹夫氏(元自治労東京都本部中央執行委員長)の就任が
承認されました。
 会員・パートナーのみなさまには、2014年度の事業報告・
決算を掲載した『エファジャパン年次報告書2014』を7月にお
送りいたします。また同じ時期に2014年度年次報告書、2015
年度事業計画・予算書をHPにも掲載いたします。
 総会が終わり、エファジャパンの2015年度も本格始動とな
ります。 今年度も、引き続きみなさまのご指導ご鞭撻を賜
りますよう、なにとぞよろしくお願い申し上げます。
 
 
ベトナム活動報告
——————-
 エファジャパンは、連合愛のカンパの支援でハイフォン市
の3つの障がい児教室(ドンクオックビン地区障がい児教室、
ティエンラン町障がい児教室、タンフォン村障がい児教室)、
及び自治労岡山県本部の支援でフンティエン村障がい児教室
の計4つの障がい児教室の活動を支援しています。ベトナムで
は6月1日が子どもの日で、各地で子ども関連のイベントが行
なわれます。そこで各障がい児教室でも、子どもの日を祝う
イベントを開催しました。今回のイベントのメインは絵描き
コンテストで、決められた時間内にお題に合わせた絵を上手
に描けた子ども達を選んで表彰しました。絵が上手に描けな
い子ども達には、保護者が付き添って一緒に絵を描きました。
その他に、音楽活動やゲームなども行ないました。活動に参
加した子ども達にはギフトを渡し、子ども達は保護者と一緒
に帰宅しました。また、重度の障がいのため障がい児教室に
来られない子ども達には各家庭を訪問し、ギフトを手渡しま
した。
 6月11日と12日には、エファジャパンの支援でハイフォン市
児童ソーシャルワークセンターがハイフォン市で子ども関連
の職に就いている政府職員28人を対象に、困難な状況にある
子どもの保護やケアの仕方に関する研修を実施しました。講
師はハノイのベトナム青年学院(青少年関連分野の大学)か
ら招聘し、講義形式、グループ討論、及び児童ソーシャルワ
ークセンターが実際に困難な状況にある子ども達を支援して
いる地域を訪問して、各政府機関の役割や協力関係の構築の
仕方について学びました。

○関連情報・写真

・障がい児教室で子どもの日を祝うイベントを開催
 https://www.efa-japan.org/?p=10001
 
・ハイフォン市職員に子どもの保護・ケアに関する研修を実施
 https://www.efa-japan.org/?p=10054
  
 
ラオス活動報告
—————–
 ヴィエンチャン市立図書館は、自治労中央本部及び3県本部
(愛知・東京・北海道)のご支援により建設され2006年12月に
開館した、ラオスでは有数の規模の図書館です。5月29日には
ヴィエンチャン市立図書館の主催で6月1日の子どもの日を祝
うため、8つの小中学校から約90名の子ども達が集まり、舞踊
や紙芝居、クイズ、ゲームなどのイベントを楽しみました。
エファジャパンからもイベントの一部開催費用を寄付しまし
た。イベント終了後、子ども達は文房具やお菓子などのギフ
トを貰い帰宅しました。

○関連情報・写真

・ヴィエンチャン市立図書館で子どもの日のイベントを開催
 https://www.efa-japan.org/?p=9989
 
 
カンボジア活動報告
———————
 カンボジアでの協力団体SCADPのスタッフを対象にした人
材育成講座は、週末と祝祭日を使い実施されています。参加
者数はテーマによって多少前後しますが、休日を返上して講
座に参加するSCADPのスタッフたちの積極性は維持されてい
ます。
 6月11日、カンダール県バンティアイ・デック村の就学前教
育教室へ、子どもの情操教育の強化を目的として、子ども達
が教室で描いた絵を貼り出すための掲示板、教室を飾り付け
るための造花、大型遊具を寄贈しました。前回に引き続き、
今回もまた自治労福岡県本部からの支援により実施しました。 

○関連情報・写真
 
・2回目の人材育成連続講座を実施
 https://www.efa-japan.org/?p=9969
  
・人材育成連続講座リポート(3回目、4回目)
 https://www.efa-japan.org/?p=10024
 
・カンダール就学前教室での情操教育を支援
 https://www.efa-japan.org/?p=10040
  
 
 
■□■ちょこっトピック■□■□■□■□■□■□■□■□■□
 
ジェネリック薬生産への圧力に対しMSFが対抗キャンペーン
———————————————————– 
 ジェネリック(後発)医薬品の世界有数の生産地であるイ
ンドに対し、アメリカ、日本、スイス、EUがジェネリック薬
の生産に関する圧力をかけている問題で、MSF(国境なき医師
団)がインド支持のキャンペーンを全世界で開始しています。
ジェネリック医薬品とは、先薬(先発医薬品)の特許存続期
間(原則特許出願日から20年。条件により最長5年間延長可)
満了後、後発企業が自由に製造・販売できる先薬とほぼ同じ
主成分を有する後発医薬品のこと。先薬に比べ開発費がかか
らず、複数企業の参入による競争原理も働くため先薬よりも
大幅に安価で販売されるのが一般的です。しかしジェネリッ
ク医薬品の普及は先発企業にとっては利益の減少につながる
ため、同じ成分で新たな効能や適用を発見することで特許を
追加取得したり、製剤・剤型を見直して効能以外の付加価値
を付けるなどして後発企業に対抗します。

 欧米と異なる特許制度を持つインドでは、先薬企業が特許
を取るにはより厳しい条件を満たす必要があるため、他国で
特許が成立していてもインドでは特許の保護外となるケース
が多いことや、公衆衛生上の非常事態などを理由に特許のあ
る薬の製造・販売の許可を国が第三者に与える制度(強制実
施権)により、後発企業によるジェネリック医薬品が大量に
生産されています。インドは「途上国の薬局」と呼ばれるほ
ど、インドで生産されるジェネリック医薬品が高価な先発薬
を購入することのできない途上国の患者を支えており、MSFが
世界各地で約20万人に提供しているHIV陽性者に対する治療プ
ログラムでも、使う薬の8割以上はインド製のジェネリック医
薬品になっています。

 先進国の要求に応じる形でインドの法律が改正されれば、
ジェネリック薬の生産は困難になるでしょう。国際社会の共
通目標として採択されたミレニアム開発目標の中でも、目標
8「開発のためのグローバルなパートナーシップの推進」の
具体的なターゲットとして、「製薬会社と協力して、開発途
上国において人々が安価で必要不可欠な医薬品を入手できる
ようにする」とし、国際社会の特別な配慮を求められていま
す。MSFは、インドの法改正が実施されれば世界中の数百万人
が頼みの綱とするジェネリック医薬品が入手しづらくなると
予想され、製薬会社の利益が人命に優先されるべきではない
と訴えています。
 
 
 
▼△▼寄付をいただきました▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△
 
 2015年5月27日~6月24日確認分 
 
一般寄付(使途の指定なし)計¥260,000
・個人2人
・自治労愛知県本部

カンボジア 計¥2,651
・Yahoo!ネット募金

ようちえん募金 計¥27,298
・玖珠町職員労働組合

きしゃぽん 計¥11,561
・個人7人
・自治労大分県本部
・自治労新温泉町職員労働組合
 
 
 
●●●会員情報●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
 
 敬称略。2015年5月27日~6月24日に登録の方

    
 ※HPへの掲載は省略
 
 
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発行人 伊藤道雄   編集担当 宮原朝香