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2020.08.13 更新

【カンボジア】カンボジアの協力団体・SCADPから最新情報が届きました

プノンペン児童保護施設の子どもたち

プレアビヒア児童保護施設の子どもたち

 エファジャパンのカンボジアでの協力団体・SCADP(Street Children Assistance and Development Programme) から、最新情報が届きました。同団体は、首都プノンペンとタイとの国境に近いプレアビヒア州で、保護者と暮らすことのできない子どもたちを保護する児童保護施設、公立小学校が無い地域での寺子屋教室の運営などを中心に、カンボジアの子どもたちの支援を行っています。一時、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で運営が危惧されていましたが、皆様からご寄付いただきました募金によって、現在は当面、正常に児童保護施設を運営できています。
 カンボジアでは3月中旬より全国の教育機関の閉鎖の措置がとられています。先月、8月から段階的に学校等を再開する計画が発表されましたが、多くの学校が今も閉鎖中です。4月下旬から新型コロナウイルス感染症の拡大は落ち着いていましたが、7月下旬より少しずつですがまた新たな感染者が確認され始めています。8月12日現在、カンボジア国内で確認された感染者は268名となっています。亡くなった方は確認されていません。(データはWHO・世界保健機関より)
 SCADPの運営する児童保護施設の子どもたちは、元気に暮らしているとのことです。(写真参照)学校には行くことはできませんが、プノンペンとプレアビヒアの児童保護施設では、勉強をしたり、家事をしたり、遊んだりしているようです。

マネさん

 「コロナウイルスに感染しないように、私たちはマスクを着用し、アルコールやジェルで手をきれいにし、社会的距離を保ち、このウイルスから自分自身を守っています。」と話してくれたのは、プノンペンの施設で暮らすマネさん(13歳・男の子)です。「学校に行けなくて本当に寂しいです。世界がこのウイルスをすぐに終わらせ、私たちが学校に戻って学び、一緒に楽しむことができることを願っています。SCADPプノンペンセンターの子どもたちを代表して、私の家であるSCADPをサポートしてくださった日本の皆様に心より感謝します。皆様の幸運を祈ります。」と、希望と感謝を表してくれました。
 皆様の温かいご支援により、カンボジアの子どもたちは元気に暮らすことができています。エファジャパン事務局からも心から感謝いたします。
厳しい日々が続きますが、皆様のご健康とご多幸をお祈りしています。

エファジャパン事務局