自治労青森県本部のご支援でヴィエンチャン都郊外のドンクワイ村小学校内に建設されたコミュニティ図書館の現況をモニタリングしました。当図書館は昨年11月に建設が終了し、図書館担当者への研修や本の登録完了の後、今年3月に開館しました。
3月の開館当初、図書館は学校の休憩時間に合わせ月曜日~木曜日の9:20~10:00、金曜日の13:30~16:00の間しか開いておらず、本の貸出しも行なっていませんでした。
しかし、現在、ドンクワイ村小学校は先生の人数を一人増やして、図書館担当専任の職員を配置し、開館時間も月曜~金曜日までの8:00-11:30、13:00-15:30に増やしていました。また、本の貸出しも始めています。
図書館専任の職員を配置するのはラオスでは珍しいケースで、学校に図書館が設置された場合は大抵クラス授業で教えている先生が担当を兼任しますが、授業や雑務のため図書館を長い時間開館できず、1日1時間くらいしか開館していないところもあります。
休憩時間になると図書館は子ども達で一杯になっていました。
図書館で本を読んでいた子どもの声(5年生、男子) : 僕は図書館にこれまで見たことのない本がたくさんあるのを見て、とても嬉しくなりました。この図書館は、僕にとって本を手に取り読むことのできる初めての図書館です。金曜日は所属しているサッカークラブの練習があるので来ませんが、その他の日はほとんど毎日図書館に来て本を読んでいます。たくさん絵の入っている物語の本を読むのが好きです。 (活動国ラオスより)