2012年度にみなさまにご寄付いただいた書き損じハガキによる、最後の支援を実施しました。
今回支援したのは、ラオスのセコン県にある子ども文化センター(CCC)。このCCCは、エファジャパンが外務省の助成金を得て設立した子ども達のための活動の場(日本の児童館のような施設)です。 セコン県はラオス国内17県の中でも特に開発が遅れた貧しい地域で、CCCを設立した2010年には県内の小学校の半分以上が最終学年(5年生)まで授業を実施することができない不完全校でした。CCCは図書室を備え、美術、伝統芸能、環境教育など様々な活動で学校教育を補完する役割を担っています。ラオス政府は全ての県にCCCを設立するという目標を立てていましたが、最後の未設置地域であったセコン県にCCCができたことでその目標は達成されました。
2010年の設立後、ジュニアリーダーと呼ばれる高校生ボランティアの積極的な参加で多くの活動を実施していましたが、セコン県からの予算措置が僅かであったため、徐々に活動に必要な道具を補充することが出来なくなり、週末も閉館していました。そこで、休止していた活動が再開できるよう色紙や絵の具などの文房具や、ボールなどのスポーツ用品を寄贈すると共に、CCC設立時のラオス人関係者に、定期的にCCCで活動をサポートしてもらうよう契約を結びました。
中学3年生の女の子は「CCC開設当時はよく来ていましたが、今は週末に閉まっているのでなかなか来ることができません。ここは色々な活動ができるので、両親も私が参加するのを喜びます」と話していました。子ども達の活動が継続できるよう、今後も定期的に経過を見ていきます。