2010年度(4月~3月)に集まった書き損じハガキでの最後の支援を実施しました。今回の支援先は、昨年末に防寒用の上着などを寄贈した、ラオスのタケク少数民族学校です。この学校には、家庭が貧しいため学校への通学が困難になった、特に少数民族の子ども達が現在約400名在籍し、寮生活をしながら勉強しています。貧しい家庭の多くは収入の少ない農家で、それ以外にも両親、または片親を亡くし、孤児になったり収入が途絶えたりしたことがきっかけでこの学校に移ってくる子ども達もいます。
公立学校であるため基本的な経費は行政が負担していますが、食費や生活用品、学用品は不足しがちです。親からの仕送りを望めない子どもが多いため、少ない物をなんとかやりくりしている様子が伺えます。学校自体は他にも国内外から支援を受けており、老朽化した寮の建て替えや新しいヘルスセンターなども最近できましたが、個々の生徒に対する定期的な支援はなく、昨年度に引き続き、生徒が生活・勉強する上で必要な身の回りを充実させる支援をエファジャパンが実施しています。
子ども達には早めのクリスマスプレゼントとなった今回の支援は、ノートや鉛筆、ペン、クレヨンなど、当面文房具の心配をしないで勉強できるだけのものを生徒一人ひとりに配りました。また、サッカー他数種類のボールやその他のスポーツ用品も学校へ寄贈しました。
タケク少数民族学校は貧困故に学習の機会を奪われてしまう子ども達に無料で教育の機会を提供する重要な役割を持っています。今後も学校運営を見守りながら必要な支援を続けていきますので、みなさまのご協力をなにとぞお願いいたします。