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2013.11.29 更新

国立幼稚園教員訓練生に今年度の奨学金支給

 自治労が1997年に設立したカンボジア子どもの家(PTTC)は、現在に至るまでカンボジア国内で唯一の就学前教育に従事する教員の養成学校です。養成学校には幼稚園が付属しており、国内の他の幼稚園のモデル園としての役割を果たしています。就学前教育は、特に貧困などの困難な状況にある子ども達にとって、基礎教育(小学校)を中途退学することなく修了する大きな助けになることが分かっています。カンボジア政府も就学前教育の充実を重要視しており、2009年には養成学校の定員を倍の400人(2年制、1学年200人)とし、ユニセフの支援で校舎や寮を増設しました。毎年実施される練馬区のシニア保育士・荒川さんによる訓練生への保育技術指導も、指導力向上に貢献しています。

 
 エファジャパンは、自治労から事業を引き継いで以来、様々なドナー(資金提供者)の支援を受けながら訓練生及び園児への奨学金事業を継続してきました。特に地方の貧しい農村から来る訓練生には、彼らが卒業後出身地へ戻って就学前教育に従事し、地方の教育環境を向上させることが期待されています。奨学生も、奨学金開始当初の15名から、現在は25名に増員しました。

 
 幼稚園児奨学金は昨年度で修了し、スラムの子ども達への教育支援を寺子屋教室に一本化することで事業の効率化を計り、この10月(今年度)は訓練生への奨学金を支給しました。2010年に書き損じハガキの資金で寄贈した自転車100台も、実習などで遠方へ出かける際の足として、訓練生が負担する交通費の軽減に役立っています。それでも朝食を抜いて食費を節約する訓練生もいますが、退学という事態を迎えずに全員が卒業できることを願っています。