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2014.06.30 更新

国境地帯の寺子屋教室 本格支援へ向けて基礎調査

 カンボジアとタイとの国境地帯プレアビヒア。ここは、長らくポルポト派の支配下に置かれた後、世界遺産をめぐるタイとの国境紛争の地となり、公教育の整備が著しく遅れている地域です。カンボジアの首都プノンペンの寺子屋教室事業でエファジャパンと協働している現地市民団体SCADP(スキャップ)は、2002年からここでも寺子屋教室を開いており、現在13教室にまで広がっています。これまでエファジャパンは、このプレアビヒアで教材や教科書などを寺子屋教室に支援してきましたが、今後本格的な事業を行なうため基礎調査を実施しました。

 この地域の寺子屋教室では、主に近隣に通学可能な公立学校が無い子ども達が勉強しています。しかし、途中で親の農業を手伝うため退学したり、まだ寺子屋教室自体ができていない地域もあり、教育の機会そのものを失っている子ども達もいます。保護者自身が非識字である家庭も多く、子どもにはなるべく高い教育を受けさせ農業以外の職に就くことを希望しているものの、実際には、家計の事情や、地域に中学校が非常に少ないことなどから、確実な進路を描くことは難しい状況であることが分かりました。

 エファジャパンは、今後この地域の基礎教育環境の改善を図るため、SCADPと共に支援計画を検討しています。寺子屋教室、あるいは公立小学校の新設についてはエファジャパンによる資金援助だけでなく、地域の教育局と調整しカンボジア政府の予算獲得を検討する他、SCADPの職員を育成することで、ボランティアであるため頻繁に入れ替わる先生へ常に一定の研修を実施することができるようにするなど、教育の質の確保も考えながら、多面的な支援を行なう予定です。