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2007.08.23 更新

ラオス出張報告

ラオス報告

7月24日から8月9日まで、ラオスとカンボジアの事業を視察してきました。雨季の最中とは言え、曇りの日が多く、日本の夏よりも快適でした。
支援中のヴィエンチャン市立図書館・多目的ホール(石田記念館)事業と今後支援を拡大する子ども文化センター事業の関係者に会いました。
国立図書館や国立大学付属図書館も視察しましたが、市立図書館は、ラオスで最もすばらしい読書環境を提供していると思います。しかしながら、ラオス国内に図書館の運営管理をできる人材が少ないため、この図書館も施設にふさわしい運営管理ができていません。今後は、図書館員の研修を通じて、管理能力を向上させる必要があります。
多目的ホールでは、自治労東京都本部の組合員の方々が読書推進活動の一環としてペープサート(うちわ形の人形を使う人形劇)の研修を行っていました。ホールの規模は、グループワークを伴う研修に適したものです。国際NGOに呼びかけて、セミナーやワークショップの会場として利用してもらうのもよいかもしれません。また、「日本に関する映画会」も開催されたそうで、今後はラオスと外国の文化交流の場として利用されるようになるでしょう。
子ども文化センターに関しては、現在支援しているルアンパバンのセンターに加えて、シェンクワン県とカムワン県のセンターを支援することになりました。今回は、残念ながら視察する機会がありませんでしたが、次回は長期的な視点で視察したいと思っています。

エファは、ラオスで継続的な直接支援を始めます。そのため、4月には駐在員を派遣しました。今回の出張中には、ラオス政府の外務省にNGO登録の申請書類を提出しました。また、情報文化省とは、市立図書館と地方の子ども文化センターを支援する覚書を締結しました。
約10年ぶりに訪問したラオスの首都ヴィエンチャンは、車や店舗、レストランが増えていましたが、昔の面影を残していました。