エファジャパンはハイフォン市の各地域にある16の障がい児教室の内、5つをモデル教室として支援しています。
各障がい児教室は各地域の人民委員会(日本でいう区役所、村役場)や集会所に設置されており、学校に通っている軽度の障がいを持つ子どもから学校に通えない重度の障がいを持つ子ども、障がいの種類も知的障がいや身体障がいなど、様々な障がい児が20人~30人集まって活動を行っています。
活動内容は文字を書く練習や、絵描き、ゲームなどで、活動回数は週3回~月1回と各障がい児教室によってばらつきがあります。担当者は学校を退職した教師や元看護士、村の人民委員会の職員などで、障がい児に関する研修を受けたこともなく、専門知識も持ち合わせていません。また、活動費の不足、地域社会との繋がりも希薄といった課題も抱えています。
そこで、エファジャパンは各障がい児教室の活動が充実し、より多くの障がい児が障がい児教室を利用できるよう支援を始めました。
今回は、ハイフォン市の中心部から20km離れた所にあるグードアン村障がい児教室に知育玩具とリハビリ用自転車エルゴメーターを寄贈しました。
経済的に裕福とは言えない村の障がい児達は知育玩具で遊ぶ機会も限られており、特に知的障がい児にとって知育玩具は簡単な文字や数字を学ぶのに有効な道具となります。寄贈すると子ども達は早速知育玩具で楽しく遊んでいました。 (活動地ハイフォン市より)