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エファ通信79号
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みなさま
昨年10月からインターンを始め、あっという間に任期の半年
が過ぎ、今回でメルマガを発行するのも最後となってしまい
ました。私がエファのインターンに応募したきっかけは、国
際協力を仕事にしたいという思いから、「NGOの活動を経験
してみよう」「どうせなら途上国に興味を持つきっかけにな
ったベトナムで活動している団体がいいな」と考えたからで
した。なので、ベトナムを含む東南アジアで活動するエファ
のHPを見てここだ!と思いました。そしてこの半年間、NGO
の活動や支援して下さる様々な方々との関わりなど、貴重な
経験ができました。
インターンを通してNGOが多様な方々に支えられていると感
じました。それぞれいろんな立場の人たちが、会員になって
くれたり、ボランティアにきてくれたり、絵を描いてくれた
り、チラシのデザインをしてくれたり、売上の一部を寄付し
てくれる企業もいます。また、私が会社員で営業だったころ
は、1人1人に売上目標があるので、目標達成に向かって行動
するのはいつも1人でしたが、NGOはみんな同じ目標に向かっ
て行動できることが多いです。そこがNGOの醍醐味だと感じ
ました。
次は開発スクールで勉強し視野を広げ、国際協力に関わる仕
事につきたいと思います!
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
■■目次■■
○お知らせ○
・ご支援の継続をお願いします
・今年はメーデーへの出展を休止いたします
○主な動き○
・神奈川県本部学習会
・カンボジア出張報告
・ラオス活動報告
○ちょこっトピック○
・BOPビジネス
○寄付情報○
○会員情報○
◆◆◆お知らせ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
◆ご支援の継続をお願いします
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3月末でエファジャパン2009年度会計年度が終了いたします。
エファジャパンの活動は、会員・パートナー・支援者のみなさ
まの支援により支えられております。会員のみなさまには毎年
更新月の約1ヶ月前に「継続のお願い」を、パートナーのみな
さまには秋に「ご入金のお願い」をお送りし手続きをお願いし
ておりますが、2010年3月までの会費・パートナー寄付をご入
金いただいていないみなさまには、引き続きのご支援・早めの
お手続きを心よりお願い申し上げます。
郵便振替用紙、自動引落用紙(預金口座振替依頼書)の送
付をご希望の方はエファジャパンまでご連絡ください。自動
引落用紙はエファジャパンHP
(https://www.efa-japan.org/support.html)
からもダウンロードできます。「継続のお願い」等が届いて
いないなど、不明な点がありましたらエファジャパン事務局
にお問い合わせください。
◆今年はメーデーへの出展を休止いたします
————————————-
エファジャパンでは、諸般の事情により2010年中央メーデー
への出展を休止することになりました。エファジャパンブース
へ足を運んでいただいているみなさまにはご協力に深く感謝い
たしますとともに、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。
来年の出展につきましてはまた別途お知らせいたします。
▼▼▼活動報告▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼
◆神奈川県本部学習会
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3月6日に自治労神奈川県本部にて、子どもすこやかサポー
トネット代表理事の田沢茂之さんを講師に招き、子どもに対
する虐待をテーマとした学習会を行ないました。自治労神奈
川県本部保育部会の定期総会後、第2部として行なわれたこ
の学習会には、保育士や社会福祉関係者など、約100名の組
合員の方にご参加いただきました。
講師の田沢さんからは、子ども虐待の現状や、しつけ・子
育てから体罰を排除する国内外の動きなどについてご報告い
ただき、最後に具体的施策の提案や私たちにできることをお
話いただきました。今日子どもに対する虐待の問題が深刻化
していますが、参加者の組合員の方々は日々保育の現場に携
わっていらっしゃることもあり、皆さん真剣に講師の話に耳
を傾けていました。学習会の開催にご協力いただいた関係者
の皆様、当日ご参加いただいた方々、どうもありがとうござ
いました。
◆カンボジア出張報告
———————
事務局長大島がラオスでコミュニティ図書館贈呈式やヴィ
エンチャン市立図書館評価会議に出席した後、2月19日にカ
ンボジアの首都プノンペンに移動しました。実は、昨年10月
末にも事業視察のためプノンペンに来たのですが、到着翌日
に網膜剥離になり緊急帰国、その後手術、入院となり、4カ
月遅れの視察になりました。
2009年度のカンボジア子どもの家奨学金事業では、幼稚園
教員養成学校の訓練生20名と園児30名に月25ドルの奨学金を
支給しており、今回全員に会ってきました。3カ所のスラム
の寺子屋教室も順調に実施されています。今回は時間があっ
たので、プノンペン中心部のスラムを案内してもらいました。
都市開発のため、スラムの撤去とオフィスビルや高級住宅の
建設が進んでいます。いずれ中心部のスラムは全て撤去され
てしまうのでしょうか。
◆ラオス活動報告
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コミュニティ図書館・学校図書館プロジェクトでは3月にフ
アパン県サムヌア郡とヴィエンサイ郡、ポンサリー県子ども
文化センター(CCC)、ルアンパバン県ナンバク郡パクモ
ン村を訪問し、2009年に建設又は支援したコミュニティ図書
館・室のフォローアップを行いました。
2009年11月に譲渡式を行ったパクモン村ではその後、村人
が夜に利用したいとの希望があったにも関わらず、電気が通
っていないために利用できなかったことから、電気を通し、
暑季に備えて天井扇風機を備え付けました。今回はより快適
になったコミュニティ図書館を多くの村人が利用していると
確認しました。
フアパン県の学校図書館では、残念ながら1校の図書室が泥
棒に入られてしまい、大切な本や登録ノートなどが盗まれて
しまいました。それでも多くの学生や生徒たちが利用してお
り、村全体に開放している図書室もみられ、フアパン県の大
人・子ども達が読書にアクセス出来るようになったことを県
教育局の人たちも大変喜んでいます。今後はまず全郡に1図書
館、その後各校に1図書室を目指していきたいと語ってくれま
した。
3月5-7日にセコン県CCCの職員・ジュニアリーダー(高校
生ボランティア)が、首都ヴィエンチャンにて自治労東京都本
部から来られた講師や中央子どもの家の講師から研修を受けま
した。参加したのは職員5人とジュニアリーダー5人で、初めて
首都に来た人も多く、3日間の研修期間で活動の仕方や活動計
画の立て方について学びました。
2月末にセコン県へ台風被害者支援事業を実施しに行きまし
た。この事業は株式会社フェリシモの地球の村基金と自治労の
災害基金を頂いて、昨年の大型台風の被害を受けたセコン県の
被災児童に快適な教育環境を取り戻してもらおうと実施してい
るものです。損壊した学校修理、流された学校机・椅子や制服
通学鞄・鉛筆やノートなどを支援しています。
ヴィエンチャン市立図書館では、プアンミット(ストリート
チルドレン支援センター)と盲学校の生徒たちを招待して、3月
12日に3月8日の「国際婦人の日」記念行事を行いました。また、
自治労東京都本部のご支援の一環として、ジョントン村、ノン
ヘウ村にて出張図書館活動を行っています。
■□■ちょこっトピック■□■□■□■□■□■□■□■□■□
■BOPビジネス
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■BOPビジネスとは?
最近BOPビジネスという言葉をよく耳にします。BOP(Base
of the Pyramid)とは世界の人口の半数以上にのぼる低所得
層を意味します。世界の人口を購買力に応じてピラミッド型
の3つの層にわけるとすると、上層に来るのは富裕層(8億人)
で、中層は新興中流階級(15億人)、下層の低所得者層(40億人)
になります。低所得者層の基準は現在、年間所得3,000 ドル以
下とすることが多いようです。
長い間、多くの企業はBOP層に注目してきませんでしたが、
BOP層の可能性がさまざまな調査研究により明らかにされる
につれ、注目する企業が増えています。
■BOPビジネスの目的
BOPビジネスの目的は、持続可能な収益をあげると同時に、
BOP層のかかえる社会的課題(貧困、環境、保健衛生など)
を、革新的なビジネス手法で解決することです。
現在、BOPの可能性に注目した欧米のグローバル企業を中
心に、政府、援助機関、NGO等と連携し既にビジネスを開始
し課題解決を目指している事例も数多く見られます。企業が
持つその豊富な資金力、技術力、マネジメント力、ネットワ
ークなど、これまで富裕層向けのサービスや商品開発に費や
されていたものが、BPO層に注力されれば貧困等の課題を解
決する大きな足がかりになると期待されています。
■事例
フランスの食品多国籍企業ダノンもBOPビジネスを展開する
企業の1つです。ダノン社は、バングラディッシュで、マイク
ロ・ファイナンス機関のグラミン銀行と、50%ずつ出資して合
弁企業グラミン・ダノン・フーズ社を設立しました。事業は、
BOP層 の顧客向けに、低価格で栄養価の高いヨーグルトの販
売をすることです。原材料はマイクロ・ローンを活用して数
頭の牛を飼育している何百という小規模農家から牛乳を調達
し、生産は工場を農村に設置して、現地で従業員を雇って行
い、販売は日本のヤクルトレディのように女性を雇用し販売
スキルなどを提供しています。
このように、BOPビジネスは雇用の創出を可能にします。
そしてこれは、所得向上、生活水準の向上へとつながり、貧
困を抜け出すカギになります。
BOPビジネスが浸透し持続的に発展していけば、所得が増え
た分、子どもの教育などにもお金をまわすことができる家庭
も増えてくるのではないでしょうか?
■課題
成功すれば大きなメリットがある一方で、これまでにない市
場のため従来のビジネスとは180度異なる発想が求められるこ
と、正確な市場調査が困難、信頼のおける現地パートナーの確
保、事業立ち上げにかかる巨額の費用など、さまざまな課題が
多く残されています。それらを考慮すれば、地域によってま
だまだ参入リスクが高いと言わざるを得ません。しかし現在、
政府、援助機関、NGO、企業が連携して課題に立ち向かい、BOP
ビジネスを成功に近づける制度・体制などが模索されています。
▼△▼寄付をいただきました▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼
2010年2月26日~3月23日確認分 ありがとうございました。
一般寄付(用途を指定しない) 計¥46,791
・広島県職員連合労働組合三次支部女性部
・ハイム化粧品株式会社
カンボジア 計¥2,000
・yahoo募金
荒川さん募金 計¥65,000
・個人 3人
ハイチ大地震被災者支援募金 計¥1,500,000
・自治労栃木県本部
●●●会員情報●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
HP掲載は省略
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発行人 イーデス・ハンソン 編集担当 鈴木裕也