12月15日から19日にかけて、エファジャパンのカンボジアツアーを実施しました。今回カンボジアを訪れたのは、主に自治労本部や県本部、単位組合所属の8名。ほとんどの参加者がカンボジアには初めての旅行で、エファジャパンのカンボジアでの事業2つを視察しました。
まず最初は、カンボジアの市民団体SCADPとエファジャパンが共同で運営している寺子屋教室へ。プノンペンに近いカンダール州にある1箇所と、プノンペン市内に戻って2箇所の授業の様子を見て回りました。学校に行きたい気持ちを持ちながらなかなかそれが叶わず、寺子屋教室で熱心に勉強する子ども達の姿に、支援の意義と、小学校編入へのサポートの必要性を感じた参加者が多かったようです。その後、SCADPが運営する児童保護施設にて、施設の子ども達が練習している伝統舞踊を披露してもらいました。
次に、自治労が設立40周年を記念して1997年に設立した、国立幼稚園教員養成学校及び付属幼稚園(カンボジア子どもの家)を訪れました。ここでは現在、地方の貧しい農村出身の訓練生25名に対する奨学金事業を実施しています。カンボジア子どもの家設立当初に日本で研修した副校長と懇談の後、学校、寮、幼稚園を視察しました。
初めてエファジャパンの事業地を見た参加者が多かった今回のツアーでしたが、たくさんの自治労組織・関係者の支援で成り立っている支援の成果を実感すると共に、支援地の子ども達のために今後どのように関わって行けばよいのか、思いを馳せていただく機会になったようです。