エファジャパン

寄付で応援

ニュース

2010.03.01 更新

―要支援児童4,300人― ベトナム・ハイフォン市障がい児支援策を調査

ベトナム・ハイフォン市は、エファジャパンが支援している児童保護施設「ベトナム(ニエムギア)子どもの家」がある場所です。子どもの家の運営を含め、ハイフォン市内の児童福祉向上のため市の行政機関と協働して事業を進めてきました。

今回、このハイフォン市から市内の障がい児に対する支援の要請があり、現状調査のため二人の専門家を派遣しました。

ハイフォン市は、ホーチミン、ハノイに次ぐベトナム第三の都市と言われています。市内の障がい児数は約4,300人。国内でも数少ない設備を整えた施設を設置するなど、積極的に障がい者支援に取り組んでいます。

しかし今回の調査によれば、障がい児やその家族に対する個別の公的支援は、医療・リハビリ・教育・職業訓練等のサービスがあるものの質・量ともに不十分で、市・地区・村のそれぞれの段階での体系化された役割分担やサービス提供もされておらず、市全体に共通する施策も脆弱で地域差が大きいということが分かりました。特に、「地域密着型支援」としての障がい児クラブの活動については、活動内容に地域差があるほか、現在の週1回~月1回実施から、回数・時間ともに大幅な拡大が必要と考えられます。

ハイフォン市は広域的なディストリクト(地区)レベルでのセンター作りを重視していますが、地域基盤が脆弱な現状で市民の具体的なニーズに即したサービスが提供できるのか良く検討する必要があります。今後は調査していただいた専門家二人の助言をいただきながら、支援の可能性や方法について検討していく予定です。