EPISODE

私と本とのエピソード

少年チトは、みんなと同じように学校へ通い椅子に座って勉強するのは苦手。でも庭で植物の勉強をするのが好きで、ある日、指で触れると花を咲かせることのできる自分だけの能力に気がつき、街の困りごとを解決していきます。

大人になってふと読み返したときに支えとなってくれるような物語です
皆子どものときは、純真な心と特別な「みどりのゆび」を持っている。大人たちになるとついそのことを忘れがちだけれど、心の奥底で、その力が世界を変えると信じたいと願っているのではないでしょうか。
このお話を読む子どもたちにも、ぜひ自分だけの「みどりのゆび」を見つけ、大切にしてもらいたいです。

作: モーリス・ドリュオン
訳: 安東 次男
出版社:岩波書店

「みどりのゆび」 高橋あゆみ(30代)