【エファ通信240号】 今年も「本の力」を信じ、「本のある世界」を創る - 事務局長 関尚士より 年始のご挨拶
こんにちは。エファジャパン事務局です。2023年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
昨年、ラオスやカンボジアで撮影をした写真を整理していたら、写真だけではなく動画もたくさん撮っていることに気がつきました。
せっかくなので、現地から届いた動画をこのメルマガでも紹介していければと考えました。
今回はラオスの首都・ビエンチャン都にある、ケンモー村小学校に向かう途中の道の様子です。
首都と聞くと、近代的なビルが立ち並んでいるイメージを持たれるかもしれません。
しかし、ラオスの首都・ビエンチャンは車で30分ほど走り、国道を横道に曲がると、そこには舗装されていない道が続いています。
2020年の夏以降、海外への出張もできない状態でした。2022年より少しずつ出張を再開しています。
2023年は現地の様子をみなさまにしっかりお伝えすべく、尽力してまいります。
（鎌倉幸子 記）
年始のご挨拶 事務局長 関尚士
今年も「本の力」を信じ、「本のある世界」を創る
新年あけましておめでとうございます。
日頃より私たちエファジャパンの取り組みを支えていただき、また応援いただいていることに心より感謝申し上げます。
昨年も新型コロナウイルスの感染状況は一進一退でしたが、これまでの2年間とは異なり、一筋の光が見えはじめてきた一年であったと思います。
市場経済とグローバル化が進んでいく中で 取り残されてきた人々も、オンラインを通じて「情報」へアクセスし、生きていくための知識や技術を身につけ、貧困の壁を乗り越えていくことができること。
当事者だけでは克服できなかった「障害」＝「周辺の人々の意識・地域社会の価値観」の変化も、デジタル技術と本の力を活かして生み出していくことができること。
カンボジアとラオスで開始した、障害がある子どもたちのための教材開発や場所・人づくりを通じ、そう確信を持った一年でした。
そしてもうひとつ。
制約はあっても顔を突き合わせ、想いやビジョンを語りあう作業を再開できたことです。
応援いただいてきた方たちとも直接お会いし、共に取り組んできた現地スタッフやパートナー団体ともようやく対面が叶いました。
オンラインがもたらす力も活かしながら、気持ちを通い合わせた取り組みを大切にして、2023年をスタートしてまいりたいと思います。
エファは今年から、「本の飢餓」をなくす取り組みに挑みはじめます。
未知の世界に向けて扉を開き、想像する力や 他に共感する力をはぐくみ、ときに自分の生き方、道標さえも授けてくれる「本」がある世界を、一緒に創ってまいりましょう。
すべての人々にとって、平和で 幸多き一年となりますように。
2023年1月12日
理事・事務局長
関尚士
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