特定非営利活動法人エファジャパン

2022年(ねん)度(ど)年次(ねんじ)報告書(ほうこくしょ)

 

すべての

子(こ)どもたちが

可能性(かのうせい)と

創造性(そうぞうせい)を発揮(はっき)し、

自分(じぶん)ものがたりを

描(えが)ける社会(しゃかい)に。

 

Empowerment For All

エファジャパン

 

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どうか僕(ぼく)に、字(じ)をください。

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お父(とう)さんが僕(ぼく)と同(おな)じ歳(とし)のとき、カンボジアは内戦(ないせん)のさなかだった。

 

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内戦(ないせん)のさなか、学校(がっこう)は軍(ぐん)の施設(しせつ)や家畜(かちく)小屋(ごや)として使(つか)われた。

教科書(きょうかしょ)はすべて燃(も)やされるか土(つち)の中(なか)に埋(う)められた。

そして先生方(せんせいがた)は処刑場(しょけいじょう)へと連(つ)れていかれた。

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内戦(ないせん)が終(お)わっても、僕(ぼく)の村(むら)には地雷(じらい)が多(おお)く残(のこ)された。

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地雷(じらい)を取(と)らないと、学校(がっこう)は建(た)てられない。

学校(がっこう)ができたのは僕(ぼく)が生(う)まれる直前(ちょくぜん)の10年(ねん)前(まえ)だと聞(き)いた。

だから、僕(ぼく)のお父(とう)さんもお母(かあ)さんも

小学校(しょうがっこう)に通(かよ)うことができなかったらしい。 

毎日(まいにち)、朝(あさ)から日(ひ)が暮(く)れるまで畑(はたけ)を耕(たがや)して、 

野菜(やさい)を売(う)りながら僕(ぼく)たち兄弟(きょうだい)を育(そだ)ててくれたお父(とう)さん。

どれだけ疲(つか)れていても、一緒(いっしょ)に水浴(みずあ)びをしてくれたお父(とう)さん。

 

お父(とう)さんが、お金(かね)をだまし取(と)られた。

 

一生(いっしょう)懸命(けんめい)つくった野菜(やさい)が、ただ同然(どうぜん)で運(はこ)ばれていく。サインをしてしまった一枚(いちまい)の契約書(けいやくしょ)。「 学校(がっこう)に行(い)っていたら」「字(じ)さえ読(よ)めたら」 そう言(い)って悔(くや)し泣(な)きするお父(とう)さんの背中(せなか)を見(み)て、思(おも)った。

 

「どうか僕(ぼく)に、字(じ)をください」

 

僕(ぼく)が字(じ)を読(よ)めるようになり、 お父(とう)さんのように悲(かな)しむ人(ひと)をこの村(むら)からなくしたい。 そのためにも、僕(ぼく)は本(ほん)を読(よ)みたいんだ。

 

カンボジア、ラオスでは、内戦(ないせん)で学校(がっこう)や図書館(としょかん)が閉鎖(へいさ)され書物(しょもつ)は焼(や)かれました。子(こ)ども向(む)けの本(ほん)もゼロから作(つく)り直(なお)さなければならず、障害児(しょうがいじ)のための教材(きょうざい)は皆無(かいむ)に等(ひと)しい状態(じょうたい)です。

開発(かいはつ)途上国(とじょうこく)に暮(く)らす障害者(しょうがいしゃ)が利用(りよう)可能(かのう)な書籍(しょせき)(点字(てんじ)、音声(おんせい)、大(だい)活字本(かつじぼん)など)は非常(ひじょう)に限(かぎ)られ、毎年(まいとし)出版(しゅっぱん)される本(ほん)の中(なか)でわずか1%以下(いか)と推定(すいてい)されます。世界(せかい)盲人(もうじん)連合(れんごう)(WBU)はこの状況(じょうきょう)を「本(ほん)の飢餓(きが)(Book Famine)」と名付(なづ)けました。

字(じ)が読(よ)めることは、生(い)きることに直結(ちょっけつ)します。字(じ)が読(よ)めないことが原因(げんいん)で起(お)こる、貧困(ひんこん)や悲(かな)しみの連鎖(れんさ)を断(た)ち切(き)りたい。そう願(ねが)い、2022 年(ねん)から、エファは「本(ほん)の飢餓(きが)」の撲滅(ぼくめつ)のための事業(じぎょう)を展開(てんかい)しています。

 

子(こ)どもたちが描(えが)いた、自分(じぶん)ものがたり

 

「想(おも)ってくれる人(にん)の存在(そんざい)が、私(わたし)を強(つよ)くしてくれる」

 

赤(あか)ちゃんのとき、ポリオ(急性(きゅうせい)灰(かい)白(はく)髄炎(ずいえん))にかかりました。いまでも足(あし)に障害(しょうがい)があり、歩(ある)くのが困難(こんなん)です。

 

「勉強(べんきょう)する必要(ひつよう)なんてある?どうせ障害者(しょうがいしゃ)は仕事(しごと)に就(つ)けないでしょ」

「障害者(しょうがいしゃ)は、生(い)きようとするよりも、死(し)んだ方(ほう)がいいんじゃない?」

 

いつもこんな言葉(ことば)を投(な)げつけられ、毎日(まいにち)、泣(な)いていました。

二年(にねん)前(まえ)、村(むら)にチルドレン・スタディ・クラブができました。 同(おな)じように障害(しょうがい)がありながらも学(まな)びたいと願(ねが)う友(とも)だちと出会(であ)い、一生(いっしょう)懸命(けんめい)勉強(べんきょう)しています。クラブの先生(せんせい)は、いつも温(あたた)かいまなざしで私(わたし)を見(み)つめてくれます。 今年(ことし)、何百人(なんびゃくにん)もの人(にん)が集(あつ)まる式典(しきてん)に代表(だいひょう)として選(えら)ばれ、詩(し)の朗読(ろうどく)をしました。気(き)が付(つ)けば、私(わたし)をからかう人(にん)はいなくなりました。私(わたし)は将来(しょうらい)、先生(せんせい)になって、障害(しょうがい)がある子(こ)もない子(こ)も支(ささ)えたい。

「 私(わたし)は、自分(じぶん)の夢(ゆめ)を実現(じつげん)するために努力(どりょく)を続(つづ)ける」  私(わたし)たちのことを想(おも)い、支(ささ)えてくれる、遠(とお)い国(くに)・日本(にほん)で暮(く)らすあなたに、お礼(れい)とともに、私(わたし)の決意(けつい)をお伝(つた)えします。いつかお会(あ)いできる日(ひ)を楽(たの)しみにしています。

 

image00006.png  サトスレイ・トーさん (小学校(しょうがっこう)6年生(ねんせい)、12 歳(さい))カンボジア

 

 

 

「僕(ぼく)が村(むら)の人(ひと)たちの目(め)になる」

 

僕(ぼく)は弱視(じゃくし)です。限(かぎ)られた視界(しかい)の中(なか)にあるものしか見(み)えません。世界中(せかいじゅう)の人(ひと)たちは、さまざまなものを見(み)ながら学(まな)び、働(はたら)き、おいしい食事(しょくじ)を目(め)で楽(たの)しみながらいただき、そして美(うつく)しい風景(ふうけい)を見(み)て感動(かんどう)する…そんな話(はなし)を聞(き)いたとき、僕(ぼく)の毎日(まいにち)の世界(せかい)にはそんな光景(こうけい)は存在(そんざい)しませんでした。

小学校(しょうがっこう)に通(かよ)うようになっても、僕(ぼく)は教科書(きょうかしょ)に顔(かお)を押(お)し付(つ)けるように近(ちか)づけないと文字(もじ)が見(み)えません。近所(きんじょ)の幼馴染(おさななじみ)でクラスメートのヴァラックくんが、隣(となり)で教科書(きょうかしょ)に書(か)いてある字(じ)や数字(すうじ)を耳打(みみう)ちしてくれます。ヴァラックくんや両親(りょうしん)がいなくなったら、僕(ぼく)はどうやって生(い)きていけばよいのだろう。そう思(おも)うと、どうして生(う)まれてきてしまったのかと思(おも)うこともありました。

2021年(ねん)に障害(しょうがい)児(じ)が通(かよ)うチルドレン・スタディ・クラブができました。僕(ぼく)はクラブで授業(じゅぎょう)を耳(みみ)で聞(き)き勉強(べんきょう)をしていました。ある日(ひ)、クラブを運営(うんえい)するCADDPの代表(だいひょう)が「隣(となり)の州(しゅう)で、無料(むりょう)で目(め)の手術(しゅじゅつ)をしてくれる眼科(がんか)がある」と教(おし)えてくれました。2022年(ねん)3月(がつ)に僕(ぼく)は手術(しゅじゅつ)を受(う)けました。まだメガネは必要(ひつよう)だけど目(め)が見(み)えるようになりました。目(め)が見(み)えない時(とき)は、悪(わる)いことをしている人(ひと)を見(み)つけることはできなかったけど、これからは僕(ぼく)が村人(むらびと)の目(め)となって、この村(むら)を守(まも)っていきたいんだ。

 

image00007.png  ペット・パヌットさん (小学校(しょうがっこう)4年生(ねんせい)、10 歳(さい)) カンボジア

 

「病気(びょうき)になる人(ひと)が多(おお)いから、お医者(いしゃ)さんになりたい」

図書室(としょしつ)に来(く)ると幸(しあわ)せな気持(きも)ちになります。本(ほん)を読(よ)むのが好(す)きで、いつも図書室(としょしつ)で本(ほん)を借(か)りては家(いえ)で妹(いもうと)と一緒(いっしょ)に読(よ)んでいます。両親(りょうしん)はあまり読(よ)み書(か)きが得意(とくい)ではないので、僕(ぼく)が本(ほん)を読(よ)んでいる姿(すがた)を見(み)て喜(よろこ)んでくれています。本(ほん)から多(おお)くのことを学(まな)んでいます。僕(ぼく)の暮(く)らしている村(むら)は病気(びょうき)の人(ひと)が多(おお)くいます。僕(ぼく)の両親(りょうしん)も病気(びょうき)がちです。村(むら)のお医者(いしゃ)さんになるのが僕(ぼく)の夢(ゆめ)です。

 

image00008.png セン・ヴォングパックデイさん (小学校(しょうがっこう)5年生(ねんせい)、11 歳(さい)) ラオス

 

「図書室(としょしつ)にある本(ほん)からたくさんのことを学(まな)べる」

私(わたし)は、将来(しょうらい)、小学校(しょうがっこう)の先生(せんせい)になりたいです。そのために一生(いっしょう)懸命(けんめい)勉強(べんきょう)しています。でも勉強(べんきょう)ばかりだと疲(つか)れるので、友(とも)だちとおもしろい絵本(えほん)を読(よ)んで大笑(おおわら)いしています。図書室(としょしつ)にある本(ほん)からたくさんのことを学(まな)んでいます。特(とく)に、人(ひと)としてしてはいけないこと、すべきことを民話(みんわ)が教(おし)えてくれます。日本(にほん)の皆(みな)さん、本当(ほんとう)にご支援(しえん)をいただきありがとうございます。

 

image00009.png  ウィッキー・ムアングケウさん (小学校(しょうがっこう)5 年生(ねんせい)、10 歳(さい)) ラオス

 

「白紙(はくし)に描(えが)くのは、自分(じぶん)ものがたりであってほしい」

2013年(ねん)2月(がつ)の開館(かいかん)以来(いらい)、私(わたし)は図書館(としょかん)の担当(たんとう)をしています。小学校(しょうがっこう)4年生(ねんせい)と5年生(ねんせい)の児童(じどう)が運営(うんえい)の手伝(てつだ)いをしてくれるので助(たす)かっています。図書館(としょかん)ができてから、特(とく)に児童(じどう)の読解(どっかい)と作文(さくぶん)の能力(のうりょく)が向上(こうじょう)しました。以前(いぜん)は、2年生(ねんせい)の児童(じどう)でも読(よ)み書(か)きが不自由(ふじゆう)な状態(じょうたい)でした。図書館(としょかん)ができ、本(ほん)を読(よ)むことが習慣(しゅうかん)となったため、児童(じどう)は読(よ)み書(か)きができるようになったと言(い)えるでしょう。

新(あたら)しい情報(じょうほう)を知(し)ることができるようになったため知識(ちしき)も増(ふ)えました。授業(じゅぎょう)で質問(しつもん)をすると、あてられた児童(じどう)は簡単(かんたん)に答(こた)えることができるようになったと担任(たんにん)の先生(せんせい)から報告(ほうこく)があります。子(こ)どもは「白紙(はくし)」のような存在(そんざい)です。そこに良(い)いことも悪(わる)いことも描(えが)けます。図書館(としょかん)で子(こ)どもたちが受(う)け取(と)る新(あたら)しい情報(じょうほう)、新(あたら)しい知識(ちしき)は、白(しろ)い紙(かみ)の上(うえ)に描(えが)くための絵(え)の具(ぐ)です。私(わたし)たち大人(おとな)は、何(なに)を子(こ)どもたちに届(とど)けていくかを常(つね)に考(かんが)える必要(ひつよう)があります。図書館(としょかん)に来(く)る児童(じどう)は毎日本(まいにちほん)を読(よ)み、おはなしを聞(き)いて「良(い)いこと」「悪(わる)いこと」の区別(くべつ)を理解(りかい)していきます。将来(しょうらい)、社会(しゃかい)で生(い)きる力(ちから)をつけるためにも、図書館(としょかん)は大切(たいせつ)な拠点(きょてん)だと思(おも)います。

 

image00010.png  ブンクワン・インペアングさん (図書館(としょかん)担当(たんとう)教員(きょういん)、幼稚園(ようちえん)教員(きょういん)) ラオス

ラオス

 

思考(しこう)とスキル向上(こうじょう)のための読書(どくしょ)推進(すいしん)プロジェクト

 

「ラオス子(こ)どもの家(いえ)財団(ざいだん)」と協働(きょうどう)で、障害児(しょうがいじ)が多(おお)く通(かよ)う小学校(しょうがっこう)で「思考(しこう)とスキル向上(こうじょう)のための読書(どくしょ)推進(すいしん)プロジェクト」をスタートさせる予定(よてい)でしたが、新型(しんがた)コロナウイルス感染症(かんせんしょう)の影響(えいきょう)により、1年(ねん)以上(いじょう)の学校(がっこう)閉鎖(へいさ)が行(おこな)われ、支援(しえん)対象校(たいしょうこう)決定(けってい)の調査(ちょうさ)に遅(おく)れが生(しょう)じました。学校(がっこう)閉鎖(へいさ)が明(あ)けた2023年(ねん)2月(がつ)、ビエンチャン都内(とない)の学校(がっこう)を実際(じっさい)に訪(おとず)れ、対象(たいしょう)となる2校(こう)を選出(せんしゅつ)しました。

●サパントング・ヌー小学校(しょうがっこう):全校(ぜんこう)生徒(せいと)94人(にん)(内(うち)、障害児(しょうがいじ)32人(にん))

●パサイ小学校(しょうがっこう):全校(ぜんこう)生徒(せいと)55人(にん)(内(うち)、障害児(しょうがいじ)17人(にん))

ラオス子(こ)どもの家(いえ)財団内(ざいだんない)の「モデル図書館(としょかん)」の設置(せっち)は完了(かんりょう)し、蔵書(ぞうしょ)を整(ととの)え、インターネット検索(けんさく)ができるPCも整備(せいび)しました。

 

県立(けんりつ)図書館(としょかん)への図書(としょ)管理(かんり)システム導入(どうにゅう)

 

ラオスの公共(こうきょう)図書館(としょかん)では、図書(としょ)管理(かんり)システムがほとんど普及(ふきゅう)していないため、多(おお)くの図書館(としょかん)で、貸出(かしだし)・返却(へんきゃく)を手書(てが)きのノートで管理(かんり)しています。また利用者(りようしゃ)は、読(よ)みたい本(ほん)や調(しら)べたいことがある場合(ばあい)、その本(ほん)の有無(うむ)を図書(としょ)館員(かんいん)に尋(たず)ねる必要(ひつよう)があります。

エファは、図書館(としょかん)と利用者(りようしゃ)の効率化(こうりつか)および利便性(りべんせい)を高(たか)めるため、ラオス国立(こくりつ)図書館(としょかん)と協働(きょうどう)で、県立(けんりつ)図書館(としょかん)への「図書(としょ)管理(かんり)システム導入(どうにゅう)」を進(すす)めています。2022年(ねん)にはラオス北部(ほくぶ)、フアパン県立(けんりつ)図書館(としょかん)へシステムの導入(どうにゅう)支援(しえん)を行(おこな)いました。PCの設置(せっち)、必要(ひつよう)な備品(びひん)一式(いっしき)を配布(はいふ)し、図書(としょ)館員(かんいん)の研修会(けんしゅうかい)を実施(じっし)。その後(ご)、使用(しよう)状況(じょうきょう)をモニタリングし、追加(ついか)の技術(ぎじゅつ)指導(しどう)を行(おこな)いました。

今後(こんご)も図書(としょ)管理(かんり)システムの普及(ふきゅう)に取(と)り組(く)み、各図書館(かくとしょかん)をシステムで繋(つな)ぎ、全国(ぜんこく)で蔵書(ぞうしょ)検索(けんさく)ができるようになることを目指(めざ)しています。

 

ビエンチャン 都立(とりつ)図書館(としょかん)運営(うんえい)支援(しえん)

 

ラオスの公共(こうきょう)図書館(としょかん)の開館(かいかん)時間(じかん)は、平日(へいじつ)9時(じ)から16時(じ)まででしたが、2021年(ねん)度(ど)から、仕事帰(しごとがえ)りの人(にん)や学生(がくせい)が利用(りよう)しやすくするために、平日(へいじつ)は18時(じ)、また、土曜日(どようび)は9時(じ)から12時(じ)まで、開館(かいかん)時間(じかん)の延長(えんちょう)を実施(じっし)しました。それにともない、職員(しょくいん)へ時間外(じかんがい)手当(てあて)を支給(しきゅう)しています。

また、都立(とりつ)図書館(としょかん)の運営(うんえい)について、2022年(ねん)10月(がつ)に政府(せいふ)と協議(きょうぎ)し、これまでエファが行(おこな)ってきた支援(しえん)を順次(じゅんじ)収束(しゅうそく)させ、2025年(ねん)からは予算(よさん)を含(ふく)め政府(せいふ)による運営(うんえい)を行(おこな)うことで合意書(ごういしょ)を交(か)わしました。

 

小学校(しょうがっこう)図書館(としょかん)・図書室(としょしつ)運営(うんえい)支援(しえん)

 

ビエンチャン都(と)およびサワンナケート県(けん)の、8校(こう)の小学校(しょうがっこう)図書館(としょかん)・図書室(としょしつ)の運営(うんえい)支援(しえん)として、絵本(えほん)や文房具(ぶんぼうぐ)一式(いっしき)を配布(はいふ)しました。

図書館(としょかん)・図書室(としょしつ)が整備(せいび)されてから、子(こ)どもたちの国語(こくご)能力(のうりょく)が向上(こうじょう)し、期末(きまつ)試験(しけん)で合格点(ごうかくてん)を取(と)る児童(じどう)が増(ふ)え、留年率(りゅうねんりつ)減少(げんしょう)の報告(ほうこく)が全支援校(ぜんしえんこう)から届(とど)いています。

 

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カンボジア

 

カンボジア農村部(のうそんぶ)の障害児(しょうがいじ)のライフスキル向上(こうじょう)プロジェクト

 

首都(しゅと)プノンペン市(し)から150km離(はな)れたカンポット州(しゅう)では、パートナー団体(だんたい)・CADDPが、3つの集合(しゅうごう)村(そん)に設立(せつりつ)した「チルドレン・スタディ・クラブ」を運営(うんえい)しています。クラブでは、肢体(したい)不自由児(ふじゆうじ)、自閉症(じへいしょう)や学習(がくしゅう)障害(しょうがい)がある子(こ)どもたち30人(にん)が、国語(こくご)、算数(さんすう)など学業(がくぎょう)補習(ほしゅう)やライフスキルを学(まな)んでいます。2022年(ねん)5月(がつ)、障害児(しょうがいじ)やその保護者(ほごしゃ)の生計(せいけい)向上(こうじょう)のため「魚(さかな)の飼育(しいく)」のトレーニングや、「子(こ)どもと人権(じんけん)についての研修会(けんしゅうかい)」を開催(かいさい)しました。

また、障害児向(しょうがいじむ)けの教材(きょうざい)が皆無(かいむ)なことから、今後(こんご)の教材(きょうざい)開発(かいはつ)に向(む)けてカンボジア教育省(きょういくしょう)、国立(こくりつ)図書館(としょかん)などへ、ヒアリング調査(ちょうさ)を実施(じっし)しました。

 

SCADPの解散(かいさん)について

 

長年(ながねん)にわたりエファと協働(きょうどう)事業(じぎょう)を行(おこな)ってきたSCADP(Street Children and Development Program)が、2024年(ねん)度(ど)に解散(かいさん)することになりました。それにともない、2022年(ねん)8月(がつ)にプノンペン事務所(じむしょ)を閉鎖(へいさ)しています。プレアビヒア州(しゅう)での事業(じぎょう)は、2025年(ねん)3月(がつ)まで規模(きぼ)を縮小(しゅくしょう)しながら継続(けいぞく)します。

 

プノンペン市(し)  児童(じどう)保護(ほご)施設(しせつ)運営(うんえい)支援(しえん)

 

プノンペン市(し)の児童(じどう)保護(ほご)施設(しせつ)を運営(うんえい)するSCADPの事務所(じむしょ)閉鎖(へいさ)にともない、児童(じどう)保護(ほご)施設(しせつ)事業(じぎょう)を終了(しゅうりょう)しました。そのため、保護(ほご)施設(しせつ)で暮(く)らしていた児童(じどう)の保護者(ほごしゃ)への説明会(せつめいかい)を実施(じっし)し、通学(つうがく)に必要(ひつよう)な教材(きょうざい)を配布(はいふ)しました。施設(しせつ)は閉鎖(へいさ)しましたが、子(こ)どもたちとは今後(こんご)もコンタクトがとれるように、連絡網(れんらくもう)を整備(せいび)しています。

 

カンダール州(しゅう)学童(がくどう)保育所(ほいくしょ)運営(うんえい)支援(しえん)

保育士(ほいくし)の給与(きゅうよ)を支援(しえん)してきましたが、SCADPの事務所(じむしょ)閉鎖(へいさ)にともない、本事業(ほんじぎょう)は終了(しゅうりょう)しました。

 

プレアビヒア州(しゅう)  児童(じどう)保護(ほご)施設(しせつ)運営(うんえい)支援(しえん)

 

プレアビヒア州(しゅう)児童(じどう)保護(ほご)施設(しせつ)では、22人(にん)の子(こ)どもたちが共(とも)に暮(く)らし、学校(がっこう)へ通(かよ)っています。SCADPのプレアビヒア州(しゅう)での事業(じぎょう)は2025年(ねん)まで継続(けいぞく)することから、エファは、児童(じどう)保護(ほご)施設(しせつ)の子(こ)どもたちへの支援(しえん)として、学用品(がくようひん)配布(はいふ)を継続(けいぞく)します。

 

プレアビヒア州(しゅう)の奨学金(しょうがくきん)支援(しえん)

 

地域(ちいき)に中学校(ちゅうがっこう)が無(な)い辺境地(へんきょうち)に暮(く)らしているために進学(しんがく)がむずかしく、また、経済的(けいざいてき)な事情(じじょう)により、義務(ぎむ)教育(きょういく)を退学(たいがく)せざるをえない危機(きき)にある、学業(がくぎょう)優秀(ゆうしゅう)な子(こ)どもたち3 人(にん)に、2022年(ねん)度(ど)の奨(しょう)学(がく)金(きん)を支給(しきゅう)しました。

 

国境(こっきょう)地帯(ちたい)のノンフォーマル(学校外(がっこうがい))教育(きょういく)支援(しえん)

 

プレアビヒア州(しゅう)では、いまだ義務(ぎむ)教育(きょういく)を実施(じっし)する公設(こうせつ)小学校(しょうがっこう)がない地域(ちいき)があります。エファでは、5つの村(むら)で、ノンフォーマルの教育(きょういく)機会(きかい)を提供(ていきょう)する「寺子屋(てらこや)教室(きょうしつ)」に通(かよ)う児童(じどう)380人(にん)に文房具(ぶんぼうぐ)配布(はいふ)し、また、寺子屋(てらこや)教室(きょうしつ)の教師(きょうし)に給与(きゅうよ)補填(ほてん)を行(おこな)いました。

 

国立(こくりつ)幼稚園(ようちえん)教員(きょういん)養成(ようせい)学校(がっこう)の奨学金(しょうがくきん)支援(しえん)

 

新型(しんがた)コロナウイルス感染症(かんせんしょう)の影響(えいきょう)から、教員(きょういん)養成(ようせい)学校(がっこう)入学(にゅうがく)時期(じき)が変更(へんこう)され、奨学生(しょうがくせい)の選出(せんしゅつ)が2023年(ねん)6月(がつ)になったために、2022年(ねん)度(ど)の事業(じぎょう)では選出(せんしゅつ)基準(きじゅん)の確認(かくにん)作業(さぎょう)などを進(すす)めました。

 

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ベトナム

 

「アジア子(こ)どもの家(いえ)」奨学金(しょうがくきん)事業(じぎょう)

 

「アジア子(こ)どもの家(いえ)」奨学金(しょうがくきん)事業(じぎょう)は、1999年(ねん)に、ハイフォン市(し)へ500万円(まんえん)を委託(いたく)、その受取(うけとり)利子(りし)を運用(うんよう)して奨学金(しょうがくきん)を提供(ていきょう)しています。本奨学金(ほんしょうがくきん)基金(ききん)は、ハイフォン市(し)児童(じどう)保護(ほご)基金(ききん)が管理(かんり)し、経済的(けいざいてき)に貧(まず)しいながらも優秀(ゆうしゅう)な成績(せいせき)を収(おさ)めている子(こ)どもたちに奨学金(しょうがくきん)を支給(しきゅう)することを目的(もくてき)としています。

2022年(ねん)度(ど)は、71人(にん)に一人(ひとり)当(あ)たり約(やく)5,500円(えん)の奨(しょう)学(がく)金(きん)と、文房具(ぶんぼうぐ)一式(いっしき)を贈呈(ぞうてい)しました。

 

ハイフォン市(し)障害児(しょうがいじ)支援(しえん)事業(じぎょう)「障害児(しょうがいじ)クラブ」

 

2021年(ねん)にハイフォン市(し)での障害(しょうがい)児(じ)クラブ事業(じぎょう)は終了(しゅうりょう)しましたが、ベトナムでの事業(じぎょう)で得(え)られた知見(ちけん)と経験(けいけん)は、カンボジアの障害児(しょうがいじ)を対象(たいしょう)とした「農村部(のうそんぶ)の障害児(しょうがいじ)のライフスキル向上(こうじょう)プロジェクト」と、ラオスでの「読書(どくしょ)推進(すいしん)を通(つう)じた障害児(しょうがいじ)の思考(しこう)とスキル向上(こうじょう)プロジェクト」に受(う)け継(つ)がれます。

エファはこれからも、障害児(しょうがいじ)が生(い)きる力(ちから)を高(たか)めるための活動(かつどう)を実施(じっし)していきます。

 

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日本(にほん)

 

イベントの主催(しゅさい)、参加(さんか)

 

2022年(ねん)6月(がつ)12日(にち)にエファの総会(そうかい)に引(ひ)き続(つづ)き、エファ・ジャパンシンポジウム2022「戦争(せんそう)・紛争(ふんそう)・大規模(だいきぼ)災害(さいがい)、そして復興期(ふっこうき)において子(こ)どもたちに図書館(としょかん)ができること」を開催(かいさい)し、対面(たいめん)、オンラインを合(あ)わせてたくさんの方(かた)にご参加(さんか)いただきました。また11月(がつ)には、オンラインで開催(かいさい)された日本(にほん)最大(さいだい)の図書館(としょかん)の展示会(てんじかい)「図書館(としょかん)総合展(そうごうてん)」に出展(しゅってん)し、「カンボジアと本(ほん)の飢餓(きが)」と題(だい)したトークイベントを行(おこな)いました。

また自治(じち)労(ろう)の県(けん)本部(ほんぶ)と協働(きょうどう)で、オンラインイベントの開催(かいさい)や報告会(ほうこくかい)への登壇(とうだん)の機会(きかい)をいただきました。

 

広報(こうほう)媒体(ばいたい)のリニューアル

カンボジア、ラオスで障害(しょうがい)がある子(こ)どもの支援(しえん)を行(おこな)っているエファだからこそ、国内(こくない)の広報物(こうほうぶつ)も誰(だれ)もが読(よ)みやすいものにしたいと考(かんが)えました。

外国(かいこく)ルーツの方(かた)もご覧(らん)いただくことを想定(そうてい)し、ウェブサイトには、ボタン一(ひと)つで他(ほか)の言語(げんご)に翻訳(ほんやく)できる機能(きのう)を備(そな)えました。

月(つき)に2回(かい)配(はい)信(しん)しているメールマガジン「エファ通信(つうしん)」は、視覚(しかく)に障害(しょうがい)のある方(かた)はもちろん、加齢(かれい)などにより文字(もじ)が見(み)えにくい方(かた)、発達(はったつ)障害(しょうがい)のある方(かた)など、活字(かつじ)による読書(どくしょ)が困難(こんなん)な方(かた)に対(たい)し、文字(もじ)や音声(おんせい)、画像(がぞう)を同時(どうじ)に再生(さいせい)できるデジタル録音(ろくおん)図書版(としょばん)を作成(さくせい)しています。

団体(だんたい)紹介(しょうかい)パンフレットや、エファパートナー募集(ぼしゅう)など、紙(かみ)媒体(ばいたい)の広報物(こうほうぶつ)のリニューアルも実施(じっし)しました。

 

Instagram、LINEの公式(こうしき)アカウントの立(た)ち上(あ)げ

 

多(おお)くの方(かた)にエファの活動(かつどう)を知(し)っていただくためにInstagramとLINEで公式(こうしき)アカウントを立(た)ち上(あ)げました。Facebookも引(ひ)き続(つづ)き活用(かつよう)して、現地(げんち)の活動(かつどう)だけではなく、生活(せいかつ)の様子(ようす)、文化(ぶんか)紹介(しょうかい)、また日本(にほん)で行(おこな)うイベントやキャンペーンなど、最新(さいしん)の情報(じょうほう)を発信(はっしん)しました。

 

募金(ぼきん)活動(かつどう)

 

2023年(ねん)3月(がつ)1~31日(にち)まで、ラオスの障害児(しょうがいじ)支援(しえん)事業(じぎょう)をサポートするためのクラウドファンディング「本(ほん)の飢餓(きが)から子(こ)どもたちを守(まも)りたい。ラオス障害児(しょうがいじ)にバリアフリー図書(としょ)を」を実施(じっし)し、113人(にん)もの方(かた)から1,063,500円(えん)のご支援(しえん)をいただきました。

また夏(なつ)募金(ぼきん)、歳末(さいまつ)募金(ぼきん)を実施(じっし)し、合計(ごうけい)2,047,000円(えん)の支援(しえん)をいただきました。

 

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2022年(ねん)度(ど)会計(かいけい)報告(ほうこく)

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活動(かつどう)計算書(けいさんしょ) [税込(ぜいこみ)](単位(たんい):円(えん))自(じ)2022年(ねん)4月(がつ)1日 至(し)2023年(ねん)3月(がつ)31日(にち)

(ここでは、主要箇所(しゅようかしょ)のみ記載(きさい)しています。)

Ⅰ. 経常(けいじょう)収益(しゅうえき)

経常(けいじょう)収益(しゅうえき)計(けい)  41,289,629

 

Ⅱ. 経常(けいじょう)費用(ひよう)

事業費(じぎょうひ)計(けい)  28,747,351

管理費(かんりひ)計(けい)  11,892,898

経常費用(けいじょうひよう)計(けい)  40,640,249

 

Ⅲ. 経常外(けいじょうがい)収益計(しゅうえきけい)

経常費用(けいじょうひよう)計(けい)  333,400

 

Ⅳ. 経常外(けいじょうがい)費用(ひよう)

経常(けいじょう)収益(しゅうえき)計(けい)  0

貸借(たいしゃく)対照表(たいしょうひょう)  [税込(ぜいこみ)](単位(たんい):円(えん)) 2023年(ねん)3月(がつ)31日(にち)現在(げんざい)

Ⅰ. 資産(しさん)の部(ぶ)

資産(しさん)合計(ごうけい)  39,659,905

 

Ⅱ. 負債(ふさい)の部(ぶ)

負債(ふさい)合計(ごうけい)  2,189,915

 

Ⅲ. 正味(しょうみ)財産(ざいさん)の部(ぶ)

正味(しょうみ)財産(ざいさん)合計(ごうけい)  37,469,990

負債(ふさい)及(およ)び正味(しょうみ)財産(ざいさん)合計(ごうけい)  39,659,905

 

【貸借(たいしゃく)対照表(たいしょうひょう)の注記(ちゅうき)】

正味(しょうみ)財産中(ざいさんちゅう)、使途等(しととう)が制約(せいやく)された寄付金(きふきん)(指定(してい)正味(しょうみ)財産(ざいさん))は、1,609,883円(えん)です。計算(けいさん)書類(しょるい)の注記(ちゅうき)2でその内訳(うちわけ)を報告(ほうこく)します。

 

2022年(ねん)度(ど)収入(しゅうにゅう)・支出(ししゅつ)の内訳(うちわけ)

収入(しゅうにゅう) 41,289,629円(えん)

受取(うけとり)寄付金(きふきん)    89%

受取(うけとり)助成金(じょせいきん)等(とう)  2%

事業(じぎょう)収益(しゅうえき)     1%

受取(うけとり)会費(かいひ)    8%

 

支出(ししゅつ) 40,640,249円(えん)

ベトナム事業(じぎょう)  1%

カンボジア事業(じぎょう)  24%

ラオス事業(じぎょう)    25%

国内(こくない)事業(じぎょう)     19%

収益(しゅうえき)事業(じぎょう)     2%

人件費(じんけんひ)      20%

その他(た)収益(しゅうえき)経費(けいひ)  9%

計算(けいさん)書類(しょるい)の注記(ちゅうき)

(ここでは、主要箇所(しゅようかしょ)のみ記載(きさい)しています。)

 

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注記(ちゅうき)1:重要(じゅうよう)な会計(かいけい)方針(ほうしん)

計算(けいさん)書類(しょるい)の作成(さくせい)は、NPO法人(ほうじん)会計(かいけい)基準(きじゅん)(2010年(ねん)7月(がつ)20日(か)策定(さくてい) 2017年(ねん)12月(がつ)12日(にち)改定(かいてい) NPO法人(ほうじん)会計(かいけい)基準(きじゅん)協議会(きょうぎかい))によっています。

(1)棚卸(たなおろし)資産(しさん)の評価(ひょうか)基準(きじゅん)及(およ)び評価(ひょうか)方法(ほうほう)

棚卸(たなおろし)資産(しさん)の評価(ひょうか)基準(きじゅん)は原価(げんか)基準(きじゅん)により、評価(ひょうか)方法(ほうほう)は法定(ほうてい)評価(ひょうか)方法(ほうほう)によっています。

(2)引当金(ひきあてきん)の計上(けいじょう)基準(きじゅん)

退職(たいしょく)給付(きゅうふ)引当金(ひきあてきん):職員(しょくいん)の退職(たいしょく)給付(きゅうふ)に備(そな)えるため、退職金(たいしょくきん)規程(きてい)に基(もと)づく期末(きまつ)法人(ほうじん)都合(つごう)要(よう)支給額(しきゅうがく)により計上(けいじょう)しています。

 

注記(ちゅうき)2:使途等(しととう)が制約(せいやく)された寄付金等(きふきんとう)の内訳(うちわけ)

複数(ふくすう)年度(ねんど)にわたり使途等(しととう)が制約(せいやく)された寄付金等(きふきんとう)の内訳(うちわけ)は以下(いか)のとおりです。

当法人(とうほうじん)の正味(しょうみ)財産(ざいさん)は、37,469,990円(えん)ですが、1,609,883円(えん)は下記(かき)のように使途(しと)が制約(せいやく)されています。したがって使途(しと)が制約(せいやく)されていない正味(しょうみ)財産(ざいさん)は、35,860,107円(えん)です。

 

内容(ないよう)

ラオス

自治労(じちろう)東海(とうかい)地区(ちく)連絡(れんらく)協議会(きょうぎかい)  ビエンチャン都立(とりつ)図書館(としょかん)

自治労(じちろう)新潟県(にいがたけん)本部(ほんぶ)  タトーン村(むら)小学校(しょうがっこう)図書館(としょかん)支援(しえん)

自治労(じちろう)青森県(あおもりけん)本部(ほんぶ)  ドンクワイ村(むら)小学校(しょうがっこう)図書館(としょかん)支援(しえん)

自治労(じちろう)三重県(みえけん)本部(ほんぶ)  サンパンナ村(むら)小学校(しょうがっこう)図書館(としょかん)支援(しえん)

自治労(じちろう)東海(とうかい)地区(ちく)連絡(れんらく)協議会(きょうぎかい)  ナーハンケー村(むら)小学校(しょうがっこう)図書室(としょしつ)支援(しえん)

自治労(じちろう)広島県(ひろしまけん)本部(ほんぶ)  サントン郡(ぐん)小学校(しょうがっこう)図書室(としょしつ)支援(しえん)

自治労(じちろう)広島県(ひろしまけん)本部(ほんぶ)  サントン郡(ぐん)小学校(しょうがっこう)図書室(としょしつ)支援(しえん)

富永(とみなが)誠治(せいじ)  思考(しこう)とスキル向上(こうじょう)のための読書(どくしょ)推進(すいしん)プロジェクト

 

カンボジア

自治労(じちろう)福岡県(ふくおかけん)本部(ほんぶ)  SCADPプノンペン児童(じどう)保護(ほご)施設(しせつ)支援(しえん)

一般(いっぱん)社団(しゃだん)法人(ほうじん)鹿児島県(かごしまけん)労働者(ろうどうしゃ)福祉(ふくし)協議会(きょうぎかい)

自治労(じちろう)岡山県(おかやまけん)本部(ほんぶ)  プレアビヒア児童(じどう)保護(ほご)施設(しせつ)支援(しえん)

自治労(じちろう)熊本県(くまもとけん)本部(ほんぶ)  プレアビヒア寺子屋(てらこや)事業(じぎょう)

 

合計(ごうけい)

期首(きしゅ)残高(ざんだか)  2,131,764

当期(とうき)増加額(ぞうかがく)  960,000

当期(とうき)減少額(げんしょうがく)  1,481,881

期末(きまつ)残高(ざんだか)  (期首(きしゅ)残高(ざんだか)+当期(とうき)増加額(ぞうかがく)-当期(とうき)減少額(げんしょうがく)の合計(ごうけい)) 1,609,883

 

注記(ちゅうき)3:その他(た)特定(とくてい)非営利(ひえいり)活動(かつどう)法人(ほうじん)の資産(しさん)、負債(ふさい)及(およ)び正味(しょうみ)財産(ざいさん)の状態(じょうたい)並(なら)びに正味(しょうみ)財産(ざいさん)の増減(ぞうげん)の状況(じょうきょう)を明(あき)らかにするために必要(ひつよう)な事項(じこう)

事業費(じぎょうひ)と管理費(かんりひ)の按分(あんぶん)方法(ほうほう)

共通(きょうつう)する経費(けいひ)の内(うち)、給料(きゅうりょう)手当(てあて)、賞与(しょうよ)手当(てあて)、法定(ほうてい)福利費(ふくりひ)、旅費(りょひ)交通費(こうつうひ)(人件費分(じんけんひぶん))については従事(じゅうじ)割合(わりあい)に基(もと)づき按分(あんぶん)しています。

共通(きょうつう)する経費(けいひ)のうち、地代(ちだい)家賃(やちん)、水道(すいどう)光熱費(こうねつひ)、リース料(りょう)については、総額(そうがく)の30%を管理費(かんりひ)に計上(けいじょう)、70%を事業費(じぎょうひ)(ベトナム、ラオス、カンボジア、国内(こくない)、収益(しゅうえき)の各事業分(かくじぎょうふん)に従事(じゅうじ)割合(わりあい)で按分(あんぶん))に計上(けいじょう)しています。

 

※ここに記載(きさい)された内容(ないよう)は、財務諸表(ざいむしょひょう)から抜粋(ばっすい)したものです。より詳(くわ)しい会計(かいけい)報告(ほうこく)をご覧(らん)になる場合(ばあい)は、ウェブサイト[https://www.efa-japan.org/efa-japan.org]の年次(ねんじ)報告(ほうこく)ページでご覧(らん)いただけます。

 

監査(かんさ)報告書(ほうこくしょ)

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特定(とくてい)非営利(ひえいり)活動(かつどう)法人(ほうじん)エファジャパン  理事長(りじちょう)  伊藤(いとう)道雄様(みちおさま)あて

2023年(ねん)5月(がつ)9日(か)付(つ)け、同年(どうねん)6月(がつ)1日(にち)エファジャパン第(だい)1回(かい)理事会(りじかい)において報告(ほうこく)。

特定(とくてい)非営利(ひえいり)活動(かつどう)法人(ほうじん)エファジャパン  監事(かんじ)  宮原(みやはら)朝香(あさか)、榎本(えのもと)朋子(ともこ)による署名(しょめい)、捺印(なついん)

 

私(わたし)たち監事(かんじ)は、特定(とくてい)非営利(ひえいり)活動(かつどう)促進法(そくしんほう)第(だい)18条(じょうの)の規定(きてい)に基(もと)づき、2022年(ねん)4月(がつ)1日(にち)から2023年(ねん)3月(がつ)31日(にち)までの事業(じぎょう)年度(ねんど)の理事(りじ)の職務(しょくむ)の執行(しっこう)を監査(かんさ)いたしました。その方法(ほうほう)および結果(けっか)について、次(つぎ)のとおり報告(ほうこく)いたします。

1.監査(かんさ)の方法(ほうほう)およびその内容(ないよう)

監事(かんじ)は、理事(りじ)および事務局(じむきょく)の職員(しょくいん)等(とう)と意思(いし)疎通(そつう)を図(はか)り、情報(じょうほう)の収集(しゅうしゅう)および監査(かんさ)の環境(かんきょう)の整備(せいび)に務(つと)めるとともに、理事会(りじかい)等(とう)に出席(しゅっせき)し、理事(りじ)および事務局(じむきょく)の職員等(しょくいんとう)からその職務(しょくむ)の執行状況(しっこうじょうきょう)について報告(ほうこく)を受(う)け、必要(ひつよう)に応(おう)じて説明(せつめい)を求(もと)め、重要(じゅうよう)な決裁(けっさい)資料等(しりょうとう)を閲覧(えつらん)し、業務(ぎょうむ)および財産(ざいさん)の状況(じょうきょう)を調査(ちょうさ)いたしました。以上(いじょう)の方法(ほうほう)に基(もと)づき、当該(とうがい)事業(じぎょう)年度(ねんど)に係(かか)る事業(じぎょう)報告(ほうこく)について検討(けんとう)いたしました。

さらに、会計(かいけい)帳簿(ちょうぼ)またはこれに関(かん)する資料(しりょう)の調査(ちょうさ)を行(おこな)い、当該(とうがい)事業(じぎょう)年度(ねんど)に係(かか)る計算(けいさん)書類(しょるい)(貸借(たいしゃく)対照表(たいしょうひょう)および活動(かつどう)計算書(けいさんしょ))およびその附属(ふぞく)明細書(めいさいしょ)ならびに財務(ざいむ)目録(もくろく)について検討(けんとう)いたしました。

2.監査(かんさ)意見(いけん)

(1)事業(じぎょう)報告等(ほうこくとう)の監査(かんさ)結果(けっか)

①事業(じぎょう)報告(ほうこく)は、法令(ほうれい)および定款(ていかん)に従(したが)い、法人(ほうじん)の状況(じょうきょう)を正(ただ)しく示(しめ)しているものと認(みと)めます。

②理事(りじ)の職務(しょくむ)の執行(しっこう)に関(かん)する不正(ぶせい)の行為(こうい)または法令(ほうれい)もしくは定款(ていかん)に違反(いはん)する重大(じゅうだい)な事実(じじつ)は認(みと)められませんでした。

(2)計算(けいさん)書類(しょるい)およびその附属(ふぞく)明細書(めいさいしょ)ならびに財産(ざいさん)目録(もくろく)の監査(かんさ)結果(けっか)

計算(けいさん)書類(しょるい)およびその附属(ふぞく)明細書(めいさいしょ)ならびに財産(ざいさん)目録(もくろく)は、法人(ほうじん)の財産(ざいさん)および損益(そんえき)の状況(じょうきょう)をすべての重要(じゅうよう)な点(てん)において適正(てきせい)に示(しめ)しているものと認(みと)めます。

以上(いじょう)

2023年(ねん)度(ど)優先的(ゆうせんてき)に取(と)り組(く)む活動(かつどう)

 

エファジャパンは、すべての子(こ)どもたちが可能性(かのうせい)と創造性(そうぞうせい)を発揮(はっき)し「自分(じぶん)ものがたり」を描(えが)ける社会(しゃかい)の実現(じつげん)のための事業(じぎょう)の実施(じっし)を加速(かそく)させます。

その思(おも)いに共感(きょうかん)し、一緒(いっしょ)に歩(あゆ)んでくださるエファパートナーの募集(ぼしゅう)を本格的(ほんかくてき)に開始(かいし)し、本(ほん)の飢餓(きが)の撲滅(ぼくめつ)、子(こ)どもたち一人(ひとり)ひとりの生(い)きる力(ちから)の向上(こうじょう)に努(つと)めていきます。

 

障害(しょうがい)がある子(こ)どもたちへの教材(きょうざい)開発(かいはつ)

開発(かいはつ)途上国(とじょうこく)に暮(く)らす障害者(しょうがいしゃ)が利用(りよう)可能(かのう)な書籍(しょせき)(点字(てんじ)、音声(おんせい)、大(だい)活字本(かつじぼん)など)は非常(ひじょう)に限(かぎ)られ、毎年(まいとし)出版(しゅっぱん)される本(ほん)の中(なか)でわずか1%以下(いか)と推定(すいてい)されています。世界(せかい)盲人(もうじん)連合(れんごう)(WBU)はこの状況(じょうきょう)を「本(ほん)の飢餓(きが)(Book Famine)」と名付(なづ)けました。2022年(ねん)度(ど)、カンボジアとラオスで現地(げんち)の図書館(としょかん)、出版社(しゅっぱんしゃ)、書店(しょてん)の調査(ちょうさ)を行(おこな)いましたが、障害(しょうがい)がある子(こ)どもたちに適(てき)した本(ほん)は皆無(かいむ)でした。点字(てんじ)図書(としょ)なども開発(かいはつ)され始(はじ)めていますが、全国(ぜんこく)には行(ゆ)き届(とど)いていません。エファは、両国(りょうこく)で、視覚(しかく)障害者(しょうがいしゃ)のほかに学習(がくしゅう)障害(しょうがい)、知的(ちてい)障害(しょうがい)、精神(せいしん)障害(しょうがい)の方(かた)にとって有効(ゆうこう)であることが国際的(こくさいてき)に広(ひろ)く認(みと)められているマルチメディアDAISY(デジタル録音(ろくおん)図書(としょ))の制作(せいさく)を進(すす)めます。またデジタルだけではなく、布(ぬの)絵本(えほん)や紙(かみ)の絵本(えほん)も大切(たいせつ)にしていきます。将来的(しょうらいてき)には、現地(げんち)の人(にん)たち自(みずか)らが教材(きょうざい)を制作(せいさく)するためのロードマップを考(かんが)え、教材(きょうざい)開発(かいはつ)の中期(ちゅうき)計画(けいかく)を描(えが)いていきます。

 

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外国(かいこく)ルーツの子(こ)どもたちへの支援(しえん)の開始(かいし)

海外(かいがい)で普及(ふきゅう)展開(てんかい)を開始(かいし)し始(はじ)めた、障害(しょうがい)がある子(こ)どもたちのためのマルチメディアDAISY開発(かいはつ)。そこで得(え)られる知見(ちけん)や技術(ぎじゅつ)を生(い)かして、日本(にほん)で暮(く)らす外国(かいこく)ルーツの子(こ)どもたちに多言語(たげんご)対応(たいおう)したマルチメディアブックを届(とど)けていきたいと考(かんが)えています。多文化(たぶんか)・多言語(たげんご)環境(かんきょう)の中(なか)で育(そだ)つ子(こ)どもたちにとっては、日本語(にほんご)習得(しゅうとく)の難(むずか)しさに加(くわ)え、親子(おやこ)の間(あいだ)での母語(ぼご)継承(けいしょう)が大(おお)きな壁(かべ)となりつつあります。増(ふ)え続(つづ)ける外国(かいこく)ルーツの人々(ひとびと)が、自(みずか)らの権利(けんり)を享受(きょうじゅ)し、社会的(しゃかいてき)な責任(せきにん)を果(は)たし、共生(きょうせい)社会(しゃかい)の一員(いちいん)として暮(く)らしていけるよう、エファもできる支(ささ)えを模索(もさく)していきます。居場所(いばしょ)づくりや学習(がくしゅう)支援(しえん)、子(こ)ども食堂(しょくどう)といった現場(げんば)で、寄(よ)り添(そ)いながら活動(かつどう)を続(つづ)けるNPOやボランティアグループ、自治体(じちたい)等(とう)との協働(きょうどう)も視野(しや)に入(い)れていく予定(よてい)です。

 

新(しん)「エファパートナー」制度(せいど)スタート

長(なが)きにわたり戦禍(せんか)の中(なか)におかれ、終戦後(しゅうせんご)も極度(きょくど)の飢餓(きが)と貧困(ひんこん)に苦(くる)しむベトナム、カンボジア、ラオスの人々(ひとびと)の姿(すがた)を私(わたし)たちエファは19年(ねん)にわたり見(み)つめてきました。その爪痕(つめあと)は、人々(ひとびと)の心(こころ)と大地(だいち)に残(のこ)り、特(とく)に自(みずか)ら声(ごえ)を上(あ)げることが難(むずか)しい子(こ)どもたち、とりわけ障害(しょうがい)がある人(ひと)たちに暗(くら)い影(かげ)を落(お)とし続(つづ)けています。日本(にほん)でも障害(しょうがい)がある人(ひと)たちは、いまだ様々(さまざま)な壁(かべ)に立(た)ち向(む)かわなければなりませんが、エファが寄(よ)り添(そ)いを続(つづ)けてきた国々(くにぐに)では、社会(しゃかい)から忘(わす)れられた存在(そんざい)として扱(あつか)われているのが現実(げんじつ)です。

貧(まず)しさの中(なか)にあっても、障害(しょうがい)があっても、情報(じょうほう)や知識(ちしき)を得(え)て、自分(じぶん)の力(ちから)で生(い)き抜(ぬ)く術(じゅつ)を身(み)に着(つ)け、「自分(じぶん)ものがたりを描(えが)いていくことのできる社会(しゃかい)」をアジアで、そして日本(にほん)でも実現(じつげん)していきたいと願(ねが)っています。

その実現(じつげん)のため、月々(つきづき)1,000円(えん)、一日(いちにち)あたり約(やく)35円(えん)から「本(ほん)の飢餓(きが)」撲滅(ぼくめつ)に向(む)けた取(と)り組(く)みを応援(おうえん)いただくマンスリーサポータ制度(せいど)「エファパートナー」を新(あら)たにスタートします。

エファジャパンの組織(そしき)

2023年(ねん)3月(がつ)31日(にち) 時点(じてん)

 

【会員(かいいん)】

正会員(せいかいいん) 111人(にん)

シニア会員(かいいん)60人(にん)

賛助(さんじょ)会員(かいいん)個人(こじん) 36人(にん)

賛助(さんじょ)会員(かいいん)団体(だんたい) 34団体(だんたい)

 

【エファパートナー】

エファパートナー個人(こじん)  71

エファパートナー団体(だんたい)  44

 

【役員(やくいん)】

理事長(りじちょう)  伊藤(いとう) 道雄(みちお)  特定(とくてい)非営利(ひえいり)活動(かつどう)法人(ほうじん)アジア・コミュニティ・センター21(ACC21)代表(だいひょう)理事(りじ)

副理事長(ふくりじちょう)  川本(かわもと) 淳(あつし)  全日本(ぜんにほん)自治(じち)団体(だんたい)労働(ろうどう)組合(くみあい)(自治労(じちろう))中央(ちゅうおう)執行(しっこう)委員長(いいんちょう)

理事(りじ)  学頭(がくとう) 貴子(たかこ)  株式会社(かぶしきがいしゃ)日(に)本(ほん)経(けい)済(ざい)新(しん)聞(ぶん)社(しゃ) 編集(へんしゅう) 金融(きんゆう)・市場(しじょう)ユニット記者(きしゃ)

理事(りじ)  木下(きのした) 究(もとむ)  公益社団(こうえきしゃだん)法人(ほうじん)東京(とうきょう)自治(じち)研究(けんきゅう)センター 理事(りじ)

理事(りじ)  栗本(くりもと) 正則(まさのり)  特定(とくてい)非営利(ひえいり)活動(かつどう)法人(ほうじん)FAIRROAD(フェアロード) 副理事(ふくりじ)

理事(りじ)  関(せき) 尚士(ひさし)  特定(とくてい)非営利(ひえいり)活動(かつどう)法人(ほうじん)エファジャパン 事務局長(じむきょくちょう)

理事(りじ)  高橋(たかはし) 篤(あつし)  こくみん共済(きょうさい)coop(全労済(ぜんろうさい))自治労(じちろう)共済(きょうさい)推進(すいしん)本部(ほんぶ) 副本部長(ふくほんぶちょう)

理事(りじ)  玉井(たまい) 一匡(かずまさ)  玉井(たまい)一匡(かずまさ)建築(けんちく)研究所(けんきゅうじょ) 代表(だいひょう)

理事(りじ)  渡戸(わたど) 一郎(いちろう)  明星(めいせい)大学(だいがく)名誉(めいよ)教授(きょうじゅ)

監事(かんじ)  榎本(えのもと) 朋子(ともこ)  全日本(ぜんにほん)自治(じち)団体(だんたい)労働(ろうどう)組合(くみあい)(自治労(じちろう))総合(そうごう)企画(きかく)総務(そうむ)局長(きょくちょう)

監事(かんじ)  宮原(みやはら) 朝香(あさか)  特定(とくてい)非営利(ひえいり)活動(かつどう)法人(ほうじん)ゴールドリボン・ネットワーク 事務局長(じむきょくちょう)

顧問(こもん)  イーデス・ハンソン  公益社団(こうえきしゃだん)法人(ほうじん)アムネスティ・インターナショナル日本(にほん) 特別(とくべつ)顧問(こもん)

 

【事務局(じむきょく)】

事務局長(じむきょくちょう)  関(せき) 尚士(ひさし)

海外(かいがい)事業(じぎょう)担当(たんとう)  鎌倉(かまくら) 幸子(さちこ)

 

【エファジャパンが実現(じつげん)したい社会(しゃかい)(ビジョン)】

すべての子(こ)どもたちが可能性(かのうせい)と創造性(そうぞうせい)を発揮(はっき)し、自分(じぶん)ものがたりを描(えが)ける社会(しゃかい)に。

 

【エファジャパンの使命(しめい)(ミッション)】

●どんな困難(こんなん)な状況(じょうきょう)にあっても、未来(みらい)を拓(ひら)きたいと願(ねが)うアジアの子(こ)どもたちに、教育(きょういく)を通(つう)じて生(い)きる力(ちから)を培(つちか)います。

●アジアの開発(かいはつ)途上国(とじょうこく)の障害(しょうがい)がある子(こ)どもたちが、安心(あんしん)して生(い)きられる環境(かんきょう)を家族(かぞく)やコミュニティと共(とも)に創(つく)ります。

●さまざまな価値観(かちかん)と文化(ぶんか)に触(ふ)れ、多様性(たようせい)を豊(ゆた)かさとして捉(とら)え、アジアの子(こ)どもたちが、共(とも)に生(い)きることのできる社会(しゃかい)づくりに、地域(ちいき)の人々(ひとびと)と取(と)り組(く)みます。

 

【エファジャパンの行動(こうどう)指針(ししん)(バリュー)】

●一人(ひとり)ひとりの違(ちが)いを認(みと)め合(あ)い、尊(とうと)びます。

●つつみこみ、みまもり、みとめあう家族(かぞく)、コミュニティの力(ちから)を支(ささ)えます。

●選択肢(せんたくし)という可能性(かのうせい)を生(う)みだし、広(ひろ)げます。

●最適(さいてき)な“情報(じょうほう)”、“居場所(いばしょ)”を届(とど)けるために、より良(よ)い手段(しゅだん)を考(かんが)え抜(ぬ)きます。

●自(みずか)らが変(か)わろうとする意志(いし)と行動(こうどう)を応援(おうえん)します。

●共(とも)に歩(あゆ)み、学(まな)び、成長(せいちょう)します。

 

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ご挨拶(あいさつ)

 

特定(とくてい)非営利(ひえいり)活動(かつどう)法人(ほうじん)エファジャパン

image00034.png理事長(りじちょう) 伊藤(いとう) 道雄(みちお)

 

平素(へいそ)よりエファジャパンの活動(かつどう)にご理解(りかい)とお力添(ちからぞ)えをいただき、心(こころ)より御礼(おんれい)申(もう)し上(あ)げます。

 

旧年度(きゅうねんど)も新型(しんがた)コロナウイルスの感染(かんせん)状況(じょうきょう)は一進一退(いっしんいったい)でしたが、それまでの2年間(ねんかん)とは異(こと)なり、一筋(ひとすじ)の光(ひかり)が見(み)え始(はじ)めてきた一年(いちねん)であったと感(かん)じています。

市場(しじょう)経済(けいざい)とグローバル化(か)が進(すす)んでいく中(なか)でとり残(のこ)されてきた人々(ひとびと)も、オンラインとICT(情報(じょうほう)通信(つうしん)技術(ぎじゅつ))を活用(かつよう)すれば「情報(じょうほう)」へアクセスし、生(い)きていくための知識(ちしき)と技術(ぎじゅつ)を身(み)につけ、貧困(ひんこん)の壁(かべ)から這(は)い上(あ)がっていくことができる。当事者(とうじしゃ)だけでは解決(かいけつ)できなかった障害(しょうがい)がある子(こ)どもたちの課題(かだい)もデジタル技術(ぎじゅつ)と本(ほん)の力(ちから)を活(い)かして克服(こくふく)していくことができる。カンボジアとラオスで新(あら)たに開始(かいし)した障害(しょうがい)がある子(こ)どもたちのための教材(きょうざい)開発(かいはつ)や場所(ばしょ)・人(ひと)づくりを通(つう)じ、そう確信(かくしん)をした一年(いちねん)でした。

 

そしてもうひとつ。制約(せいやく)はあっても顔(かお)を突(つ)き合(あ)わせ、想(おも)いやビジョンを語(かた)りあう作業(さぎょう)を再開(さいかい)できたことです。応援(おうえん)いただいてきた方(かた)たちとも直接(ちょくせつ)にお会(あ)いし、共(とも)にとり組(く)んできた現地(げんち)スタッフやパートナー団体(だんたい)とも約(やく)3年(ねん)ぶりで対面(たいめん)が叶(かな)いました。オンラインがもたらす力(ちから)も活(い)かしながら、気持(きも)ちを通(かよ)い合(あ)わせたとり組(く)みを大切(たいせつ)にして、2023年(ねん)度(ど)を踏(ふ)み出(だ)してまいりたいと思(おも)います。

 

エファジャパンは2023年(ねん)度(ど)から「本(ほん)の飢餓(きが)」をなくすとり組(く)みに挑戦(ちょうせん)します。未知(みち)の世界(せかい)に向(む)けて扉(とびら)を開(ひら)き、想像(そうぞう)する力(ちから)や他(ほか)に共感(きょうかん)する力(ちから)を育(はぐく)み、ときに自分(じぶん)の生(い)き方(かた)、道標(みちしるべ)さえも授(さづ)けてくれる本(ほん)の世界(せかい)を皆(みな)さまとともに創(つく)ってまいります。新年度(しんねんど)もどうぞよろしくお願(ねが)いいたします。

2023年(ねん)4月(がつ)、新(あら)たな「エファパートナー」制度(せいど)が始(はじ)まります。

 

エファパートナーとは月々(つきづき)1,000円(えん)からの支援(しえん)で、エファが取(と)り組(く)む「本(ほん)の飢餓(きが)」の撲滅(ぼくめつ)に向(む)けた活動(かつどう)を応援(おうえん)いただくマンスリーサポータ制度(せいど)です。

寄付金(きふきん)は、その時々(ときどき)に最(もっと)も必要(ひつよう)な事業(じぎょう)・活動(かつどう)へ使(つか)わせていただきます。

パートナーの皆(みな)さまには、エファが目指(めざ)すビジョン、「すべての子(こ)どもたちが可能性(かのうせい)と創造性(そうぞうせい)を発揮(はっき)し、『自分(じぶん)ものがたり』を描(えが)ける社会(しゃかい)」の実現(じつげん)に向(む)け、子(こ)どもたちの成長(せいちょう)や社会(しゃかい)の変化(へんか)を共(とも)に見守(みまも)っていただき、また、皆(みな)さまご自身(じしん)の「自分(じぶん)ものがたり」も描(えが)いていただくことを目指(めざ)していきたいと思(おも)います。

私(わたし)たちと一緒(いっしょ)に、この世界(せかい)を「本(ほん)の力(ちから)」で変(か)えていきませんか。

 

お申込(もうしこ)み・詳細(しょうさい)は特設(とくせつ)サイトをご覧(らん)ください

【パートナー特設(とくせつ)サイト】 https://www.efa-japan.org/partner/

 

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エファは、SDGsの達成(たっせい)に向(む)け行動(こうどう)します。

1  貧困(ひんこん)をなくそう

4  質(しつ)の高(たか)い教育(きょういく)をみんなに

10  人(ひと)や国(くに)の不平等(ふびょうどう)をなくそう

16  平和(へいわ)と公正(こうせい)をすべての人(ひと)に

17 パートナーシップで目標(もくひょう)を達成(たっせい)しよう

特定(とくてい)非営利(ひえいり)活動(かつどう)法人(ほうじん)エファジャパン 2022年(ねん)度(ど)年次(ねんじ)報告書(ほうこくしょ)

 

2023年(ねん)9月(がつ)15日(にち)発行(はっこう)

発行人(はっこうにん)  伊藤(いとう)道雄(みちお)

編集(へんしゅう)協力(きょうりょく)  (株)MAG MAG、莇田(あざみだ)清二(せいじ)

発行所(はっこうじょ)  特定(とくてい)非営利(ひえいり)活動(かつどう)法人(ほうじん)エファジャパン

〒102-0074 東京都(とうきょうと)千代田区九段南(ちよだくくだんみなみ)3-2-2 九段(くだん)宝生(ほうしょう)ビル3階(かい)

TEL:03-3263-0337

FAX:03-3263-0338 

Email:info@efa-japan.org

https://www.efa-japan.org/

 

※エファジャパンは、全国(ぜんこく)の地方(ちほう)公共(こうきょう)サービスに携(たずさ)わる人(にん)たちが応援(おうえん)する、国際(こくさい)協力(きょうりょく)NGOです。

  アジアの子(こ)どもたちへの教育(きょういく)文化(ぶんか)支援(しえん)・福祉(ふくし)支援(しえん)を行(おこな)っています。

※認定(にんてい)NPO法人(ほうじん)であるエファジャパンへのご寄付(きふ)は、税制(ぜいせい)優遇(ゆうぐう)の対象(たいしょう)です。