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2019.04.01 更新

2018年度 エファジャパン「書き損じハガキ」支援報告

2017年度(2017年4月~2018年3月の間)にエファジャパンにご寄付いただいた書き損じハガキは総計14,756枚、郵便局で切手に交換後の額面で751,436円分になりました。ご協力誠にありがとうございました。切手は一部を事務局の通信用として取り置く他は全て換金、同時にお送りいただきましたプリペイドカード等を換金した金額と合わせた資金での支援を2018年度(2018年4月~2019年3月)に実施しましたのでご報告いたします。引き続きご支援いただきますよう、心よりお願い申し上げます。

洗面器などが入った袋を手にするホアビン村障がい児クラブの子どもたち(上)とダイバン村障がい児クラブで手洗い指導をするスタッフ(下)

2018年4月22日に、ハイフォン市のダイバン村とホアビン村の障がい児クラブの59人のメンバーの家庭に、洗面器とタオル、そして石けんを寄贈しました。ダイバン村とホアビン村は、ハイフォン市の中でも貧しい農村地域です。特に障がい児を抱える家庭では、保護者が外で働く時間が限られ、さらに医療費が家計を圧迫しているケースが多く見られます。また特にこれらの農村部では、衛生に関する意識が低いことが多く、衛生意識向上の意味も込めて、上記の生活用品を贈りました。寄贈の際にはハイフォン市ソーシャルワークセンターのスタッフが、障がい児クラブの子どもたちに正しい手洗いの方法の指導も行ないました。保護者のグエン・ティ・ハインさん(仮名)は、「今回頂いた洗面器、タオル、石けんを使って、家でも子どもの手洗いを習慣づけたいと思います」と話してくれました。

リュックサックを手にするダイバン村障がい児クラブの子どもたち(上)とホアビン村障がい児クラブの子どもたち(下)

2018年6月30日に、4月22日と同様のダイバン村とホアビン村の障がい児クラブのメンバーに、通学用のリュックサック、学用品、ミルクなどを寄贈しました。9月から始まる新年度に備え、子どもたちからは通学用のリュックサックや学習用のノートの要望が高く、これらの品を寄贈しました。リュックサックは、通学だけでなく普段の外出用のバッグとしても使われます。また、幼稚園や小学校に通う年齢に達していない子どもや重度の障がいのある子どもたちには主にミルクを寄贈しました。ダイバン村障がい児クラブのマイ・ティ・ブイさん(仮名)は、「こんなに可愛いリュックサックをいただき、ありがとうございます。これからはこのリュックサックを背負って小学校に通ったり、出かけたり、いつも持ち歩きます。外に出かけるのが楽しみになります」と、笑顔で話してくれました。

制服や文房具を手に笑顔の児童保護施設の子どもたち

2018年9月から11月にかけて、カンボジアでエファが現地NGOのSCADP(スキャップ:Street Children Assistance and Development Programme)と協力して支援する、プレアビヒア州の児童保護施設の45人の子どもたちに学校で必要な制服と文房具の支援を、またプノンペンの児童保護施設の子どもたちに4、8、9月の3回、お米の支援を行いました。この2カ所の児童保護施設では、貧困が原因で家族から虐待を受けたり、保護者が出稼ぎで家に居なかったりなど、様々な理由から家で暮らせない子どもたちを受け入れています。プレアビヒア州の児童保護施設で生活するバナリーさん(11歳)は、「制服や様々な学用品をいただき感謝しています。私は一生懸命勉強して医師になり、多くの人たちの役に立ちたいという希望を持っています。ありがとうございました!」と、真新しい制服に身を包み話してくれました。