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2017.10.18 更新

2016年度にご寄付いただいた「書き損じハガキ」による支援第一弾

障がい児クラブの子ども達に救急箱とリハビリ・ガイドブックを寄贈しました

 エファジャパンでは、書き間違えたり、余ってしまったりした年賀ハガキ、往復ハガキ、また抽斗の中に眠っていた未投函の古い官製ハガキ等を募集しています。みなさまからいただいたハガキは郵便局で、手数料を差し引いた額の切手に替えてもらい、その後現金にしてベトナム、ラオス、カンボジアの子ども達の様々な支援に使わせていただいています。
 2016年度の「書き損じハガキ」寄付(2016年4月から2017年3月にいただいたハガキの寄付)から第一弾として、今年9月下旬から10月上旬にかけ、ベトナム・ハイフォン市でエファジャパンが活動を支援する6つの障がい児クラブの166名の子ども達に、救急箱と新たに作成した障がい児のためのリハビリ・ガイドブックを寄贈しました。ベトナムでは国民全体的に健康や安全に対する意識が未だ低く、救急箱はおろか絆創膏や体温計といった簡単な医療用品や器具などがない家庭も少なくありません。特に障がい児は身体を傷つけやすく、体調も崩しやすいことから、急な怪我や病気に備え、救急箱を障がい児クラブに通う子どもの家庭に贈りました。また、「ハイフォン市生活独立クラブ」のリーダー、ホアさんに編集していただき、障がい児のリハビリ・ガイドブックを作成し、贈りました。障がい児(者)を対象としたベトナム語で書かれたリハビリに関する本はほとんどありません。また都市部の障がい児の保護者はインターネットを利用して情報を集めようとしますが、農村部の保護者たちの多くはインターネットにアクセスできる環境になく、使い方なども分からないため情報を得ることがこれまで効果的に出来ませんでした。ホアさんは英語のウェブサイトから情報を収集しベトナム語に翻訳、編集してくれました。
 ダイバン村障がい児クラブに通う子どもの母親、グエン・ゴック・アインさん(仮名)は、「私たち障がい児のいる家庭に関心を持って頂きありがとうございます。家には救急箱がなかったので助かります。特に夜など診療所が開いていない緊急な時に役に立つと思います。また、障がい児用のリハビリ・ガイドブックをもらったのは初めてです。家に帰って読んでみて、子どものリハビリに役立てたいと思います」と、嬉しそうに話してくれました。
 今後、昨年度みなさまから頂きましたハガキを使って、ラオスとカンボジアでも子ども達への支援を行なう予定です。随時、こちらのウェブサイトやフェイスブック等でご報告していきます。また、今年度も「書き損じハガキ」を募集しています。ご家庭で使用しなかった官製ハガキ等、エファジャパンにお送りください!お待ちしています。

 

(活動地:ベトナム・ハイフォン市)