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2018.03.05 更新

2016年度にご寄付いただいた「書き損じハガキ」による支援第三弾

ラオス・ビエンチャン都立図書館に高校生などからの要望が高かった専門書などを寄贈!

 

寄贈されたたくさんの本を前に笑顔を見せる、ケオ館長(左)と職員

ビエンチャン都立図書館内の閲覧室で本を読む学生たち

 

 今年もみなさまから多くの「書き損じハガキ」をお送りいただき、大変感謝しております。エファジャパンでは、書き間違えたハガキや使用していないハガキをみなさまから寄付していただき、ベトナム、ラオス、カンボジアの子ども達の支援を行なっています。ハガキは郵便局で一枚5円の手数料を差し引いた額の切手に替えてもらった後、換金して使わせていただいています。
 2016年度(2016年4月から2017年3月)の「書き損じハガキ」の寄付からの支援の第三弾として、今年の2月15日に、ラオスのビエンチャン都立図書館に新たにラオ語(ラオスの公用語)とタイ語で書かれた、学術的な専門書を含む計206冊の蔵書を寄贈しました。
ビエンチャン都立図書館は、建設支援や運営支援を、自治労中央本部、自治労北海道本部、自治労東京都本部、自治労静岡県本部、自治労愛知県本部、自治労岐阜県本部、自治労三重県本部からいただき、2006年12月に開館した、ラオスの首都にある公立図書館です。開館以降も自治労東海地連や自治労九州地連、自治労兵庫県本部や全労済などからご支援をいただいており、現在約20,000冊の蔵書があります。しかし図書館近隣の高校や大学の学生たちから多くの要望の声があった学術的な専門書がこれまではほとんどなく、またそれを購入する費用も図書館には無かったため、今回の寄贈となりました。昨年10月にエファジャパンは同図書館と協力して、子どもたちを対象とした「調べ学習コンクール」も開催しており、今後、同図書館が多くの学生たちにとってこれまで以上に有益なものになり、図書館の利用者の増加にもつながると期待されています。
 ビエンチャン都立図書館のケオ館長は笑顔で、「ビエンチャン都立図書館は、オープンから現在まで、自治労のみなさまをはじめ多くの日本の方々の援助によって運営することが出来ています。心から感謝申し上げます。そして今回は新たに、書き損じハガキのご寄付によって、このようにたくさんの本を寄贈して頂き、本当にありがとうございます。今までこのような専門的な本の数が少なく、高校生などの利用者の要望に応えられなかったことが多々ありました。今回頂いた本をきちんと整理した後、『こんな素晴らしい本が新入荷した』ということを、SNSなどを使って皆に広めたいと思っています。本当にありがとうございました!コップ チャイ!」と、話してくれました。
 2016年度にいただきました「書き損じハガキ」による支援活動は今回のラオスにおける蔵書の寄贈で終了となります。ベトナム、カンボジアについてはすでにこちらのウェブサイトにてご報告させていただいております。

ベトナム→障がい児クラブの子ども達に救急箱とリハビリ・ガイドブックを寄贈しました
カンボジア→カンボジアの児童保護施設と寺子屋教室の子ども達に学用品を寄贈しました

 「書き損じハガキ」をお送りいただきました皆様には改めて支援報告をお送りする予定です。本当にありがとうございました!今年度(2017年度)にいただきました「書き損じハガキ」によるご寄付は、3月31日で一旦集計し、2018年度中に3ヵ国の子どもたちのために使わせていただく予定です。3月31日以降も、「書き損じハガキ」によるご寄付は受け付けております。みなさまからの変わらぬご支援、お待ちしております!

(活動地:ラオス・ビエンチャン都)