自治労三重県本部のご支援により、今年6月にヴィエンチャン都郊外のサンパンナ小学校の敷地内にコミュニティ図書館を建設しました。その後、ラオスの新学年度開始の9月に合わせ開館するため、サンパンナ村小学校の先生への図書館運営研修や本の登録作業を行なっていました。

9月18日には、自治労三重県本部代表の3名の他、郡教育局や村の関係者、ラオス国立図書館の職員が出席し、落成式を行ないました。落成式の最中は雨が降っており、図書館内で落成式を行なったため出席者は限られてしまいましたが、図書館の外では設置されたテントの下で生徒達も外から落成式の様子を見守ってくれていました。

サンパンナ村小学校の敷地内には幼稚園もあり、すぐ傍には中学校もあります。周囲には本を売っている店もなく、教科書以外の本にほとんど触れる機会のないこれらの子ども達にとって、当図書館が初めて見る図書館でもあります。

これからはサンパンナ村の子ども達も色々な本を読むことが出来るようになります。当図書館がサンパンナ村の子ども達の世界観を広げ、将来の可能性を切り開いていく源となっていくことを願っています。

(活動国ラオスより)