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2014.08.15 更新

書き損じハガキで車椅子を寄贈

 2013年度にご寄付いただいた書き損じハガキ等は、切手交換後の額面で約87万円になりました。その資金での支援第一弾を、去る8月4日にベトナムで実施しました。

 ハイフォン市には約2,200人の障がい児がいると言われていますが、行政による経済的な支援は医療分野が中心となっており、特に心臓手術を必要とする子ども達の手術費用の援助を最優先にしているようです。そのため、補助具などの支援は優先順位が低くなりがちで、子ども達の発達やリハビリ、生活の質の向上が見過される結果となっています。

 そこで今回行なった支援は、ハイフォン市ティエンラン郡の障がいを持つ子ども達への車椅子です。ティエンラン郡にあるティエンラン町はハイフォン市内でも貧しい地域で、エファジャパンは連合愛のカンパで障がい児教室の運営を支援しています。経済的に苦しい家庭は車椅子など子どもに必要な補助具を購入する余裕がなく、自力歩行ができない子ども達は、その世話をする保護者と共に移動や行動が制限され、非常に不自由な思いをせざるを得ない状況です。そのため、ティエンラン町を中心に、郡内で車椅子を必要としている子ども達10名に寄贈を行ないました。

当日インタビューした脳性まひの10歳の男の子の母親は、
「この子は体が動かせないのでベッドの上にいることが多いです。これまでは外出もままなりませんでしたが、これからは遊びに行くこともできるようになります」
と喜んでいました。また、12歳の半身不随の男の子の父親からは、子どもの通学や校内での移動も楽になると、感謝の言葉をいただきました。

 2013年度の書き損じハガキでの支援はまだまだつづきます。