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エファ通信

2011.09.29 更新

エファ通信97号

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           エファ通信97号
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みなさま
 
 お久しぶりです。インターンの新階です。私事でお休みを
頂いておりましたが、今回の冒頭コラムからまた私が担当い
たします。

 去年の夏、私は自動車教習の合宿に行っていました。この
合宿に参加したきっかけは、友人が、ペアで合宿に行けば宿
泊費が安くなる、という理由で私を誘ってきたからです。当
初、免許を取るつもりはなかったのですが、この誘いを断れ
ば一生無免許のままなのだろう、と思い、合宿の参加を決意
しました。この様な思いから参加したせいなのか、実技の時
間は苦痛でした。足をつる事も何度かあり、実技の最中につ
ってしまった時はヒヤヒヤしました。しかし、教官は励まし
てくれましたし、ホテルのサービスの他に、本屋やスーパー
等の息抜きの場がちゃんとセッティングされていた事はとて
もありがたい事でした。しかし、私にはこの合宿の後に家族
旅行の予定があり、のんびりしていられる時間はないのでし
た(汗)。
 時間はかかりましたが、私も何とかペーパードライバーに
なる事が出来ました。そして、免許の更新だけは忘れないよ
うにしたいと思います。皆さんも免許の更新日の確認をお忘
れなく。

■■目次■■
 
○主な動き○
・理事会報告
・定期大会に出展しました
・ベトナム活動報告
・ラオス活動報告
・カンボジア活動報告
 
○ちょこっトピック○
・環境・健康・電池
 
○寄付情報○
 
○会員情報○
 
 
 
▼▼▼活動報告▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼
 
理事会報告
————-
 9月6日のエファジャパン理事会は、豪雨による土砂崩れの
影響でハンソン理事長が急遽欠席となる中開催されました。
 今回は、まず最初に岡本理事(前自治労中央本部書記長)
の退任と、氏家常雄氏(自治労中央本部書記長)の理事選任
を決定。その後、2011年度上半期の事業報告と会計報告が行
われました。また、現在策定作業中のエファジャパン中期計
画について理事会で内容を確認していただくと共に、2014年
に予定されるエファジャパン設立10周年記念イベントについ
て理事会の意見を伺いました。
 
 
定期大会にブース出店
————————
 8月24日から26日まで長野市で開催された自治労第83回定期
大会にブースを設置し、エファグッズの販売を行いました。
大会2日目の25日にはハンソン理事長が大会でのあいさつ後、
終日ブースで販売。副理事長の植本氏も加わり、ブースは盛
況でした。3日間の総売上は145,300円。お立ち寄りくださっ
たみなさま、どうもありがとうございました。
 
○関連情報・写真
 
・自治労定期大会にブース出店
 https://www.efa-japan.org/?p=6659
 
 
ベトナム活動報告
——————
 ハイフォン市には16の障がい児教室がありますが、エファ
ジャパンはその内の5つの障がい児教室を支援しています。
これからは、さらに綿密に支援していくことを計画している
ことから、事前調査としてこれら5つの障がい児教室を訪問し
ました。
 障がい児教室の活性化は、ハイフォン市政府の政策方針で
すが、今回訪問した5つの障がい児教室では、障がい児の専門
性を持った職員の不足、財源の不足、地域社会との不十分な
連携など、月1~2回しか活動を行っていない障がい児教室も
あります。経済発展著しいハイフォン市といえども、まだま
だハイフォン市政府は障がい児に対して十分なケアを施せて
いないことが分かりました。今後は、現地の人々を巻き込み
ながら、これら5つの障がい児教室をモデル教室として支援を
強化し、行く行くはその効果をハイフォン市の他の障がい児
教室にも波及させていくことをめざしています。

 また、今月は、ハイフォン市児童保護基金主催による困難
な環境に置かれている子ども達を対象とした奨学金の授与式
がありました。授与式には、奨学金事業のスポンサーとして
ベトナム国内外の企業や社会団体の関係者、奨学生として選
ばれたハイフォン市の子ども達約300人が出席しました。
 自治労栃木県本部のご支援により運営されているアジア子
どもの家奨学金事業の奨学生14名の子ども達も出席し、奨学
金が支給されました。その他、アジア子どもの家奨学金事業
からは、今回自宅から遠く授与式に出席できなかった68名、
5月に奨学金を授与された18名と、今年は計100名の子ども達
に奨学金が支給されました。アジア子どもの家奨学金事業の
奨学生として選定される子ども達の多くは、他の子ども達と
比べ恵まれていない社会経済環境に置かれていますが、それ
に負けずより一層勉学に励んでいって欲しいと思います。
 
○関連情報・写真
 
・ハイフォン市の5つの障がい児教室を視察
 https://www.efa-japan.org/?p=6692
 
・ハイフォン市の子どもへ奨学金を支給
 https://www.efa-japan.org/?p=6835

  
ラオス活動報告
——————
 今月は雨期明けということで4ヶ月ぶりに子ども達を対象に
したUXO(不発弾)啓発活動を行うことができました。9月10日
に今回啓発活動を行った場所は、シェンクワン県県庁所在地
の中心部から車で15分行った所にあるカンカイ村の小学校で
す。この村では、今年、軽傷ながらも子どもがUXOの被害に遭
っており、小学校内にもUXOの啓発のためのポスターが何枚か
張ってありました。子ども達を指導するJL(ジュニアリーダー)
達は、歌や演劇、Q&Aなどを通して、以前と変わらず、とても
上手に子ども達の興味を惹きつけていました。今回の活動を
通して、子ども達は改めてUXOの危険性を理解してくれたよう
でした。

 9月22日には、ラオス訪問中の自治労西東京市職員労働組合
の方達が、絵本「ウータンのまほう」をヴィエンチャン都内
の各図書館や子ども文化センターに寄贈しました。絵本「ウ
ータンのまほう」は組合員のご家族が出版した本を、自治労
西東京市職員労働組合がラオスで活動中の日本のNGO「ラオス
のこども」に翻訳・出版を委託し、今回の寄贈が実現しまし
た。今後は、エファジャパンも配布作業に加わることで、ラ
オス各地の図書館・図書室に絵本「ウータンのまほう」を配
布していきます。

 また今月から、エファジャパンはラオス図書館協会の支援
を開始しました。ラオス図書館協会は、ラオス各地の図書館
・図書室を統括・管理し、これらの運営改善をめざして2007
年に設立されました。しかし、ラオス図書館協会のメンバー
は、ラオスで随一の専門性を有しているものの、財政不足な
どの理由から、その活動は実質的に停滞しています。エファ
ジャパンは、ワークショップの開催や各地の図書館・図書室
のモニタリング、海外の図書館協会とのネットワーク構築な
どラオス図書館協会の様々な活動をサポートすることで、ラ
オスの図書館・図書室の全体的な質の向上を目指していきま
す。
 
○関連情報・写真
 
・シェンクワン県で子ども対象のUXO啓発活動を実施
 https://www.efa-japan.org/?p=6712
 
・西東京市職員労働組合出版の絵本をラオスで寄贈
 https://www.efa-japan.org/?p=6816
 
・ラオス図書館協会への支援を開始
 https://www.efa-japan.org/?p=6800
 
 
カンボジア活動報告
———————-
 9月14~17日まで、成蹊大学の9名の学生がスタディーツア
ーでエファの現地パートナーNGOであるSCADPと、SCDAPが運営
している地域の寺子屋教室を訪れました。
 今回は「子ども達同士の文化交流」ということで、成蹊小
学校の児童が作成した日本の文化・名所紹介を学生が持参し、
SCADPの子どもたちに紹介しました。それから、SCADPの子ど
も達にカンボジアの文化・名所紹介を作成・発表してもらい
ました。
 その他、学生達と子ども達とで遊びの交流の時間を持った
り、日本の学生がカレーを作ってふるまったり、逆にスタッ
フや子ども達からカンボジアの伝統的なお菓子の作り方を教
えてもらったりと、双方で充実した時間を過ごす様子が見ら
れました。

 9月19、20日の二日間に渡り、自治労西東京市職員労働組合
の方による栄養指導(管理栄養士)と就学前教育指導(児童
館館長・保育士)がSCADP(エファの現地パートナーNGO)に
て行われました。
 栄養指導では、組合員の方による市場調査・日常の食事の
調査を経て、SCADPの調理担当スタッフに自分達の日常の食事
メニューで足りない栄養素・栄養バランスなどについて学ん
でもらいました。また、二日目の昼食には実習として、栄養
の取れるモデル食をSCADPスタッフと共に作りました。
 今回の栄養指導で、必要な栄養を取ることで体の免疫力が
上がること、栄養バランスが大切であることなどを学ぶこと
ができたようですが、実際にそれを反映していけるかは予算
のこともあり、今後の課題となりそうです。
 就学前教育指導では、寺子屋教室内での指導と寺子屋教室
指導者に対する研修を行いました。寺子屋教室での手遊び・
パネルシアターではリズムにのり、目で見ることで楽しめて
とても好評でした。風船遊びは、リレーで競争のはずでした
が、子ども達は勝ち負けよりもその感触や雰囲気を楽しんで
おり、とても興奮して大盛り上がりでした。
 指導者研修の方では、教室でも使えるパネルシアターの作
成、折り紙で作るメダル型のコマの作り方、ケン玉などを行
いましたが、皆真剣に取り組み、時間はあっという間に過ぎ
てしまいました。最後には、自治労西東京市職員労働組合よ
りSCADPへウォーターサーバー、調理器具、カセットコンロな
どのキッチン用品が贈呈されました。
 
○関連情報・写真
 
・成蹊大学の学生がSCADPを訪問しました
 https://www.efa-japan.org/?p=6770
 
・自治労西東京市職員労働組合の方による技術指導
 https://www.efa-japan.org/?p=6790
 
 
 
■□■ちょこっトピック■□■□■□■□■□■□■□■□■□
 
環境、健康、電池
——————–
 今回は環境保護に繋がるお話です。ちょこっトピックなら
ぬエコットピックと言ったところでしょうか。
 
 私達は、乾電池と密に付き合っていると思いませんか。リ
モコン、携帯ゲーム機、ボイスレコーダー、懐中電灯、時計
等の多くの機械は乾電池が必要ですよね。そして、私達が電
池を使う毎に廃棄される電池も増える訳ですが、電池には人
体に害を与える金属が含まれており、埋立処理や焼却等の廃
棄方法によっては、これらの有害物質が環境を汚染し、私達
の体内に入ってしまう事も考えられます。昔は、水銀も電池
に使われていました。電池に使われている金属が貴重な材料
である場合もあり、これらの金属を回収し、再利用する事も
環境保護としては好ましいでしょう。
 
 さて、廃棄される電池の数を減らす為、充電式電池を使う
という方法がありますが、これの代表的なタイプであるニッ
ケル水素充電池には「自己放電」という弱点があります。自己
放電とは、使っていないにもかかわらず、電力が無くなって
しまう事であり、普通の電池に比べ、充電式電池の自己放電
はかなり目立つそうです。そして、保存環境が高温であれば
あるほど自己放電の速度が速くなってしまい、これは、エネ
ルギーを効率よく使うという面では致命的です。
 しかし、最近の充電式電池は自己放電がかなり抑えられて
いるようです。スーパー等でも「自己放電が少ない」「2000回
充電出来る」等と書かれた充電式電池を見かけませんか。使い
捨て電池の安売りも魅力的ですが、充電式電池の購入を考え
るのもいいかも知れません。私達の生活が、大量のエネルギ
ーに支えられている事を忘れず、エネルギーを無駄なく使う
為、そして電池の廃棄量を減らす為、今一度電池と機械との
付き合い方を考えるのは大切な事ではないかと思います。

 
 
▼△▼寄付をいただきました▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△
 
 2011年8月25日~2011年9月28日確認分 
 
一般寄付(使途を指定しない) 計¥59,385
・ハイム化粧品 
 
カンボジア 計\20,200
・個人 2人

●●●会員情報●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
 
 敬称略。2011年8月25日~2011年9月28日に登録の方
 
 HP掲載は省略
 
 
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発行人 イーデス・ハンソン   編集担当 新階卓也・宮原朝香