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エファ通信

2007.08.23 更新

エファ通信48号

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エファ通信48号
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みなさま

今月、8月は、毎年戦争や原爆をテーマにしたドラマなどが放送され、
私たちに「特別な月」であることを思い起こさせます。今年は「はだしの
ゲン」の実写版が放送されました。 

そんな中アメリカでは、漫画「はだしのゲン」を読んで「ヒロシマ」に関心
を寄せるようになった、米アカデミー賞も受賞した日系アメリカ人のドキュ
メンタリー監督スティーブン・オカザキ氏による映画「ヒロシマナガサキ(原
題 “White Light Black Rain”) 」が、HBOというTVネットワークで8月6日
を皮切りに9月いっぱいまで繰り返し放送されています。

これはTV放映するために作られたドキュメンタリー映画で、オカザキ監
督が25年間に撮りためた被爆者500人分のインタビューから選んだ14人の
証言を中心に構成されています。日本でも7月下旬から各地で順次映画公
開が始まっている作品です。

アメリカの、しかもテレビ局の主導でこのような作品が作られたことにま
ず驚きましたが、9・11からイラク戦争への流れのなかで、戦争も核兵器も
アメリカ国民にとって切迫感のある身近なものになっていることが、今回の
「ヒロシマナガサキ」制作・放送へつながっているのではないでしょうか。

原爆投下直後に撮影された映像もあり小さなお子さんには適さないかも
知れません。私は…映画館へ行くのは難しいので、DVDで観ようかと思っ
ています。(宮原)

■■目次■■

○お知らせ○
・不用品募集(フリーマーケット)
・盛岡定期大会出展します
・中古PC等の寄付について
・国内インターン募集

○主な動き○
・出張報告(カンボジア・ラオス)
・ハンソン理事長トークショー

○ちょこっトピック○
カンボジアの地雷

○会員情報○

◆◆◆お知らせ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

不用品を寄付してください!
—————————
エファジャパンでは、10月のフリーマーケットに出店するための不用品
を集めています。収益はベトナム・ラオス・カンボジアの子どもたちを支援
するエファジャパンの活動に使われます。募集内容は下記のとおり。たく
さんのご協力お待ちしています!

【募集期間】 今日から~9月30日 ※早めにいただけると助かります!
【募集内容】 下記をご参照ください
【寄付方法】 エファジャパン事務局あてお送りください
※送料はご負担くださいますようお願いいたします

◎集めないもの(出品禁止のもの及びあまり売れないもの)
・ルイヴィトン・エルメス・グッチ・シャネル・ロレックス等高額ブランド
表示商品(真贋に関わらず禁止)
・医薬品、たばこ、酒、食品、ペット、昆虫、鉢植え
・危険なもの(ナイフ・包丁等)
・誤解を招くもの(模造刀・モデルガン等)、アダルト商品
・違法なもの(盗品、著作権侵害品←海賊版など)
・大人の服(帽子・ネクタイ等の服飾小物は除く)
・使用済みピアス
・雑誌

■新品・未使用品のみ集めるもの
※箱・パッケージなどなるべくそのままお送りください
・くつ
・バッグ
・ポーチ
・食器類
・ピアス
・石鹸・タオル 等

■その他 集めるもの ※破損・汚れの目立つものは集めません
・子ども服(6歳くらいまで)
・ネクタイ・帽子・マフラー・ベルト等服飾小物(大人用も子ども用も)
・アクセサリー
・本、CD、DVD等
・ゲーム本体・ゲームソフト(使えるもの)
・おもちゃ(対象年齢10歳以下くらいまでのもの)(使えるもの)  等

小ぶりの紙袋(手提げタイプ)や大小ジップロック(こちらは新品で)も
募集しています。よろしくお願いいたします!

自治労定期大会に出展します
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8月27日~31日に岩手県盛岡市で開催される自治労定期大会でエフ
ァジャパンのブースを出展します。場所は、会議場(アピオ・アリーナ)の
受付付近(玄関ホール)です。
普段なかなかお会いできない会員のみなさまともご挨拶させていただ
けば大変嬉しいです。2日目にはハンソン理事長がご挨拶をさせていただ
きます。また最初の3日間は大島事務局長がブースに立ちますので、ぜ
ひお立ち寄りください。

中古PC等の寄付について
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前号のエファ通信でお知らせしました中古PC・デジカメ・デジビデオの
寄付のお願いですが、これまでに中古PC1台、デジタルカメラ1台をご
寄付いただきました、大変ありがとうございました。 
中古PCについては、「ラオス子どもの家」所長とも相談の上、ボケオ県
の子ども文化センターに寄付させていただきました。デジタルカメラは9月
に職員がラオスへ持参し、寄付先を決定いたします。
寄付はまだ引き続き募集しておりますので、ご協力お願いいたします。

国内インターン募集中
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エファジャパンでは、将来NGOで働きたい、国際協力活動に実際に従
事してみたいと考える方のために、NGO活動の実務を経験する機会とし
て国内インターンを募集しています。
海外事業・国内イベント・広報など団体運営・国際協力活動全般につい
て、ある程度インターン本人の判断と責任において遂行できる仕事を持
ちながら、現地の子どもたちを支援し、NGO活動についての知識と経験
を得ることができます。

詳細についてはエファジャパンHPをご覧いただくか、エファ事務局まで
お問い合わせください。募集締切りは2007年9月3日(月)です。

▼▼▼活動報告▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼

出張報告(ラオス・カンボジア)
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7月17日に新たに就任した事務局長の大島が7月24日から8月9日まで
ラオスとカンボジアの事業視察を行いました。ラオスとカンボジアは雨季
の最中。しかし曇りの日が多く、移動中に大雨に遭うこともなく、予定通り
に視察を終えました。

ラオス報告
エファ初代海外駐在員の中村とともに、支援中のヴィエンチャン市立図
書館・多目的ホール事業と今後支援を拡大する子ども文化センター事業
の関係者に会いました。
市立図書館では、夏休み中の子どもたちがくつろぎながら読書を楽しん
でいました。敷地内には私営の売店もでき、利用者が多いことが推測でき
ます。
多目的ホールでは、自治労東京都本部の組合員の方々が読書推進活
動の一環としてペープサート(うちわ形の紙人形を使う人形劇)の研修を
行っていました。
今後、エファとしてラオスで継続的な直接支援を実施するため、ラオス政
府の外務省にNGO登録の申請書類を提出しました。また、情報文化省と
は、市立図書館と地方の子ども文化センターを支援する覚書を締結しまし
た。

カンボジア報告
自治労関東甲地域連絡協議会の評価チーム12名とともに、幼い難民を
考える会(CYR)を通じて支援している幼児教育事業の評価を行いました。
特に公立幼稚園教員への研修の成果を確認することができました。
評価チームと別れた後、国立幼稚園教員養成学校と付属幼稚園(子ども
の家)を訪問しました。新たに奨学金の支援を行う教員養成学校の学生や
幼稚園に通うスラムの子ども達に会ってきました。支援対象の学生は、特
に遠隔地の貧困家庭出身者が選ばれています。
今年度の新規事業として、エファは地元のNGOを通じてスラムの識字教
室への支援を計画しています。今回、スラムの教室を視察し10月からの支
援を決めました。150人前後の子ども達が識字教室に通えるようになります。

エファは、子ども自身と子どもをとりまく地域や行政への働きかけを通じて、
子どもの権利実現のために奮闘します。

ハンソン理事長トーク出演 @日本橋高島屋
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日本橋高島屋で7月30日まで開催されていた「アジアの手仕事展」で7月27
日にハンソン理事長が幼い難民を考える会(CYR)の峯村事務局長と対談ト
ークショーを行いました。
「アジアの手仕事展」の一角に設けられた会場は、大勢の買い物客で席が
埋まりました。対談はお二人がなぜ支援活動を始めたのか、に始まり、エファ
ジャパンとCYRが共同事業を実施しているカンボジアの子どもたちの状況や、
支援をすることによって子どもたちにどういう影響があるのか、といった内容で、
1回30分程度、2回にわたって行われました。
エファジャパン会員の方も会場にお越しくださるなど、平日の昼間だったにも
関わらず、盛り上がりのある催しでした。

■□■ちょこっトピック■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

カンボジアに今も残る地雷
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現在、世界には68カ国にわたり1億1千万個の対人地雷が埋設されている
と言われていますが、そのうちの400万~600万個がカンボジアにあると推定
されています。

カンボジアの対人地雷は1960年代ベトナム戦争のときに埋設され、その後
1970年から長く続いた内戦でさらに大量に埋められました。地雷による犠牲
者(死亡または負傷)は月平均200人。そのうち18%が子どもで、そのうち20
%が死に至っています。

対人地雷は相手を殺すのではなく負傷させることで、その救護にあたる人
員やその後の治療にかかる負担を負わせることを目的としており、5~10kg
程度の負荷で爆発するため、小さな子どももその無差別な標的となります。
最近では、探知機での発見を困難にするためプラスチックなど金属以外の
素材でも作られているそうです。

地雷は「特定通常兵器使用禁止制限条約」で一部規制されていますが、根
本的な解決を望むNGOと対人地雷全面禁止に賛同する諸国の協力により、
従来の全会一致ではなく、賛同国だけで条約を作るという前例のないプロセス
を経て、対人地雷禁止条約(オタワ条約)が作られ、1999年に発効しました。日
本はこのオタワ条約を批准しており、条約に定められた保有対人地雷の廃棄
が終了しています。

最近では、日本の掘削機等のメーカーが対人地雷除去機を開発し数台がア
フガニスタンやカンボジア等に寄付されています。しかし、世界中の地雷除去
にはまだまだ長い年月とたくさんの費用が必要なのが現状です。

●●●会員情報●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●

HP掲載は省略

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発行人 イーデス・ハンソン   編集担当 宮原朝香