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エファ通信

2006.12.13 更新

エファ通信38号

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エファ通信38号
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みなさま

2006年も、残りあと2週間ちょっとですね。

「ベトナムの子どもたち近況」に登場するホンバン愛の家は、
今年の5月から新しく支援を始めた児童保護施設です。
支援を始める前は食事も満足にできないほどの財政難で、
保護されている子どもたちのうち年長の数人が
学校の合間にアルバイトをして運営費を助けている状態でした。
(現在は就労は一切やめ、栄養バランスのとれた食事を摂っています)。

そんな中で一生懸命勉強し、良い高校に進み、
さらに先の将来に向かって頑張っているロアンは、
きっと他の子どもたちにとっても希望の星なのでしょう。
だからこそ少ないお小遣いを使っても応援しようとしているのだと思います。

彼女が受験に成功するかどうかは分かりませんが、
自ら目標を定めてしっかりと歩んでいる彼女を
私達を含む周囲がしっかりとサポートすることで
彼女だけでなく、他の子どもたちの背中も押すことができると信じています。

~目次~

◆お知らせ◆
・新たな支援制度「エファパートナー」始動!

◆主な動き◆
・渋谷区職ラオス報告会 理事長参加しました
・ラオス図書館正式オープン!
・ベトナムの子どもたち近況

◆会員情報◆

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お知らせ
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●新たな支援制度「エファパートナー」始動!
エファジャパンでは、より参加しやすい形で広く支援を得るため、新しい
支援制度「エファパートナー」を開始します。 「エファパートナー」は、エファ
ジャパンの海外事業を資金面で支えていただくための年次寄付で、いた
だいた支援は海外事業費に組み入れ現地支援のために使わせていただ
きます。
個人年1口3,000円(団体1口20,000円)からのご支援は、個人の場
合、月250円!パートナーになっていただいた皆様には2006年度分より
作成する年次報告書をお送りいたします。
気軽に参加できる国際協力です。会員の皆様には後日募集のチラシ
をお送りいたします。ぜひ、ご友人・お知り合いの方にこの「エファパートナ
ー」をご紹介いただき、パートナーの加入拡大にご協力をお願いいたします!

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主な動き
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◆渋谷区職主催 ラオス報告会
11月28日(火)午後6時15分から渋谷区役所内で今年7月に行なわ
れた「自治労東京都本部ラオス・スタデイ・ツアー」の報告会(渋谷区職労
主催)が開催されました。
区内の職場からのツアー参加者の報告に続いて講演したハンソン理事長
は、自身の体験も交えて、ラオスの魅力や、活動に参加する意義をユーモ
ラスに語っていました。
渋谷区職労には、ラオスに関わるグループが既にある、とのこと。それだけ
に約50名の参加者の反応は、とても良いものでした。

◆ラオス・ヴィエンチャン市立図書館・多目的ホール閲覧、貸出業務開始へ
2006年12月7日から9月に建物が完成した「ヴィエンチャン市立図書館・
多目的ホール」で閲覧、貸出業務のフルサービスが開始されました。10月
末から一部の図書閲覧を開始、多い日には400人近い子どもたちが訪れ
るなど、貸出を含めた本格サービス開始が待たれていました。
7日の正式開館には、ラオス情報文化省、ヴィエンチャン市情報文化局の
代表者、エファジャパンからは事務局長の吉川が参加しました。開館後は、
近隣の幼稚園児、小学校児童らが招かれ、図書館職員らによる絵本「読
み聞かせ」のデモンストレーションをし、来館を呼びかけました。
また、翌8日には、自治労愛知「アジア子どもの家プロジェクト」のメンバー
らが図書館を訪問、開館を盛り上げようと「図書館祭り」を開催。数百人の
子どもたちで図書館があふれ、活気のある図書館活動のスタートとなりました。

◆ベトナムの子どもたちの近況です
9月に新学期を迎えたベトナムの子供たちですが、前回の出張で調査をし
てきた中から最新情報をお伝えします。

・ラック
一人で物乞いをしているところを保護されたラック君は失語症のため名前も
年齢も不詳で、もちろん出生届もなく学校へ通うのは困難だったところ、今年
から養護学校へ通い始めました。送り迎えが必要なのでスタッフは大変ですが、
初めての通学に本人は大はしゃぎです。また、出生届がなく学校へいけない子
どもたちのために、子どもの家やハイフォン市児童保護基金が努力を重ねてき
た結果、今年も何人かの子どもが小学校へ入学することができました。学習が
遅れているため同級生は皆年下。それでも学校で勉強するのが嬉しくて毎日
楽しそうに登校しています。

・刺繍教室
こどもの家設立以来通い続けている熱心な子どもの中には(といってもすでに
10年がたち、彼女達は20歳を迎えました)、手のこんだ複雑な作品を手がける
ようになった子もおり、最近では一般のお店からも注文がくるようになって収入に
つながりだしました。エファもエファグッズを通じて応援を続けていきます。

・ロアン
今年から支援を始めたホンバン愛の家ですが、非常に優秀な高校2年生の
ロアンちゃんが、現在医学部受験のため時間を惜しんで猛勉強をしています。
ホンバン愛の家は勉強するには狭くうるさく環境が整っているとはいえませんが、
そんな中でも頑張り屋の彼女は、ハイフォン市の奨学金を得てレベルの高い
高校へ自ら進んで進学しているほどの行動派。高校は愛の家から少し遠い
ところにあるため、保護されている他の子どもたちがお小遣いを出し合って通学
用の自転車をプレゼントしたそうです。彼女の今後を見守りながら応援してい
きたいと思います。

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会員情報
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敬称略。2006年11月25日~12月12日に登録の方

HP掲載は省略。

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特定非営利活動法人エファジャパン  メールマガジン「エファ通信」
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編集人   吉川健治
編集担当 宮原朝香
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