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2016.02.25 更新

エファ通信150号

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        エファ通信150号
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みなさま
 
年が明け、気温が急に下がった頃から
インフルエンザが猛威を振るっているようですが、
みなさまいかがお過ごしでしょうか。

さて、エファジャパンでは
現事務局長が3月で退職を予定しています。

エファジャパンには定年退職を
5年まで延長する制度がありますが、
今回その延長も終了しての退職となります。

4月以降、新しい事務局長を採用後試用期間が終了し
正式に事務局長として就任するまでの間、
引継ぎ等も含め必要な職務が途切れないよう
現事務局長が別の形で業務に就く予定で
現在調整を進めているところです。

今後の体制を正式にお知らせできるまでには
もう少しお時間をいただくこととなりますが、
決定次第公表してまいりますので
ご寛容いただければ幸いに存じます。

今後ともなにとぞよろしくお願いいたします。

(宮)  
 
 
■■目次■■

○お知らせ○
・求人情報:次期事務局長募集
 
○主な動き○
・ベトナム駐在員帰国報告
・カンボジア出張報告
・ベトナム活動報告
・パラミラーニングセンター活動完了報告
 
○ちょこっトピック○
・MDGsからSDGsへ
 
○寄付情報○
 
○会員情報○
 
 
 
◆◆◆お知らせ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
 
次期事務局長募集
——————-
 エファジャパンでは、現事務局長が3月に退職を迎えるのに
伴い、新しい事務局長を募集しています。詳しい募集内容は
エファジャパンの事務局長募集ページをご覧ください。

募集内容:
■職種:事務局長
■募集年齢:60歳未満(応募時)
■主な職務内容:事業の推進と事務局全体の管理・運営
■応募締切:2016年4月15日(金)必着
■選考方法:1)第一次選考(書類審査)
      2)第二次選考(面接審査)
■お問い合わせ
特定非営利活動法人エファジャパン 宮原、大島
Email:efa-saiyo@efa-japan.org  Tel:03-3263-0337
 
○関連情報・写真

・求人情報:事務局長募集
 https://www.efa-japan.org/?p=10641
 
 
 
▼▼▼活動報告▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼

ベトナム駐在員帰国報告
————————–
 ベトナム駐在員(ベトナム・ラオス事業担当)の崎川が1月26
日~2月12日の間日本に一時帰国し、自治労静岡県本部、自治
労三重県本部、自治労鳥取県本部、自治労島根県本部、自治
労岡山県本部を訪問しました。
 自治労静岡県本部では、建設から6年が経ったラオス・ノン
センチャン村コミュニティ図書館の運営・活動を改めて活性
化させるため、予定されているフォローアップ支援事業の計
画について話し合いました。
 自治労三重県本部では、去年9月に建設したラオス・サンパ
ンナ村コミュニティ図書館の現在の活用状況を伝え、建設後
も図書館が活発に使用されるように検討されているフォロー
アップ支援事業について、どのような支援方法があるかを紹
介しました。
 自治労鳥取県本部には、ハイフォン市に建てられた児童保
護施設ベトナム子どもの家の生活改善を支援していただいた
ことがありました。現在は、子どもの家が別の機関に改編さ
れたことから、自治労鳥取県本部にはハイフォン市での障が
い児支援を検討いただいており、今年4月には現地の状況を視
察される予定があるため、視察の日程などについて打ち合わ
せました。自治労島根県本部もエファジャパンの事業地での
支援を検討されており、エファジャパンがどのような支援を
行なっているかを紹介しました。
 自治労岡山県本部には、2015年1月から3年間の予定でハイ
フォン市の農村部に設置されたフンティエン村障がい児教室
の活動を支援していただいています。支援開始から1年が経っ
たことから、支援1年目の報告を行ないました。今後、自治労
岡山県本部の組合員がベトナムを訪問しフンティエン村障が
い児教室の活動を視察することも検討されています。
 その他、自治労滋賀県本部の組合員が中心となってラオス
へ絵本を送る活動をしている団体「ムウファン」の総会に出
席し、ラオスの教育・図書事情について発表しました。ムウ
ファンのメンバーは皆ラオスへの関心が高く、熱心に耳を傾
けていただきました。
 
 
カンボジア出張報告
———————
 1月28日から事務局長がカンボジアに出張しています。1月
28日午後に鹿児島県労働者福祉協議会の一行12名をエファジ
ャパンの支援地であるカンダール県の就学前教室と首都プノ
ンペン市内の児童保護施設にご案内しました。今年で5回目の
訪問です。今回は、理事長を含む3名の協議会の理事も参加さ
れました。就学前教室では日本から持参した縄跳び、けん玉、
シャボン玉、折り紙などを使って子ども達と交流、児童保護
施設では子ども達が伝統舞踊や遊戯を披露してくれました。
今年も例年通り訪問先へのご寄付をいただき、1年間を通じて
必要に応じて使用する予定です。
 エファジャパンは、タイと国境を接するプレアビヒア県の
チャーティールコン村で、寺子屋教室での6年間の非公式教育
で政府認定の初等教育終了の資格を得ることを目標としたパ
イロット事業を開始しました。これまで非公式教育を実施し
てきた寺子屋教室はその後の公立小学校編入を目的としてい
るため小学校低学年程度の授業内容でした。しかし調査の結
果、国境地帯では今後も公立小学校が増える見込みが少ない
と判断し、初等教育修了を実現するため、1教室を選んで小学
校全課程の授業を行なうこととしました。
 パイロット事業地のチャーティールコン村の寺子屋教室で
クラス分けの学力テストを実施し、公立小学校の教科書を配
布、追加の助成金を得ることができたので、簡易教室を増築
する予定でした。ところが、今回教室増築計画を村長と話し
合うため村を訪問したところ、1月下旬に、5年前に県の行政
に要請した小学校建設が承認されたとのことでした。建物が
できても僻地故に教員の赴任や継続が伴わずに機能していな
い小学校が実存していますが、来年には公立小学校ができる
村は長期計画であるパイロット事業には適していないため、
事業地を変更することとしました。
 幸い2番目のパイロット事業地を選定していたため、その村
で事業の準備を始めました。これまでのチャーティールコン
村教室への資金投入(学力テスト実施や教科書配布)は限定
されていため大きな影響はありません。しかし、事業地の変
更となるためパイロット事業の支援団体である自治労九州地
区連絡協議会とフェリシモ地球村の基金に変更を申請し、変
更許可を得てから本格的に事業開始となります。

○関連情報・写真

・鹿児島県労働者福祉協議会のカンボジア訪問
 https://www.efa-japan.org/?p=10658
 
 
ベトナム活動報告
——————-
 エファジャパンは連合愛のカンパの支援を受け3つの障がい
児教室(ドンクオックビン地区障がい児教室、ティエンラン
町障がい児教室、タンフォン村障がい児教室)及び、自治労
岡山県本部の支援を受けフンティエン村障がい児教室の計4つ
の障がい児教室の活動を支援しています。これらの障がい児
教室では、普段地域で活動の機会が限られている障がい児に
活動の機会を与えるため、文化活動や遊びなどが行なわれて
います。ベトナムでは旧正月テトの前に、子ども関連の機関・
センターで子ども達にお土産を配るのが慣例となっています。
今年は2月初旬にテトを迎えるのに合わせ、エファジャパンが
支援している障がい児教室を訪問し、そこで活動している障
がい児達にも、食品やお菓子などのお土産を渡して廻りまし
た。
  
 
タイのパラミ・ラーニングセンター支援完了報告
————————————————-
 タイのメソートにあるパラミ・ラーニングセンターは、ミ
ャンマーからの移住労働者の子ども達のための教育施設です。
現在675名が学んでいます。
 自治労大阪府本部は、2011年から施設整備や通学用車両の
寄贈および訪問交流を行なって来ましたが、2月13日と14日の
両日、大阪府本部一行13名が支援総括のため訪問しました。
 1日目は、寮生活をしている子ども達が歓迎の踊りや歌を披
露、その後に過去の大阪府本部の支援とセンターの発展に関
して説明を受け、施設内を見学しました。2日目は、体操や保
育技術の簡単な研修を実施、空いた時間には子ども達と交流
することもできました。
 支援期間中にミャンマーの民主化が実現したため、センタ
ーを設立した労働組合は合法化されました。さらにタイ政府
とミャンマー政府から非公式の初等教育施設として認可され、
両国での中学校進学の道が開かれました。
 大阪府本部のパラミ・ラーニングセンター支援は、今回の
訪問で完了です。
 
○関連情報・写真

・タイのパラミ・ラーニングセンターへの支援終了
 https://www.efa-japan.org/?p=10701
 
 
 
■□■ちょこっトピック■□■□■□■□■□■□■□■□■□
 
MDGsからSDGsへ
—————— 
 ミレニアム開発目標(MDGs)は、世界の首脳が国連に集結
し策定した貧困削減のための幅広いビジョン、開発分野にお
ける国際社会共通の目標です。2000年にまとめられたMDGsは、
極度の貧困と飢餓の撲滅など2015年までに達成すべき8つの目
標を掲げ、絶対的貧困(1日1.25ドル(当時)未満で暮らす)
の割合は1990年の47%から2015年の14%へ、初等教育就学率
は2000年の83%から2015年の91%へと、国際機関、各国政府、
企業、市民団体等による取り組みにより一定の成果をあげま
した。しかし、8つの目標の中には改善の程度やスピードに課
題が残るものもあり、特に、男女間の不平等、経済的・地域
的格差の存在、気候変動、紛争が重大な問題として残ってい
ます。
 2015年に期限を迎えたMDGsの後を引き継ぐ世界共通の目標
が、2016年から2030年を期間とする持続可能な開発目標(SDGs)
です。MDGsを土台としその積み残した目標の達成に取り組む
ためのSDGsですが、MDGsが経済成長を通じた貧困の解消を重
視していたのに対し、SDGsは経済成長では解決できない問題
に焦点を当てていることが特徴です。例えば、栄養失調は経
済成長と相関関係が無いことが確認されており、不平等や格
差も経済成長では解決できない問題として認識されています。
SDGsは、持続可能性、平等、人権を重視しながら貧困の削減
をめざして行くものです。
 SDGsは、17の目標とそれを具体化した169のターゲットで構
成されています。目標1の貧困削減を達成するためには所得レ
ベルを底上げするための経済成長を促す援助・政策が重要と
なりますが、それが格差を拡大させるような経済政策であれ
ば目標10の格差の是正を阻害することになります。今後SDGs
達成のための取り組みを行なう関係者は、SDGs全体の達成の
観点からプロジェクトを検討することが求められるようにな
ります。
 
 
 
▼△▼寄付をいただきました▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△
 
 2016年1月27日~2月23日確認分 

一般寄付(用途指定なし)¥18,000
・個人2人

カンボジア 計¥6,506
・Yahoo!ネット募金

荒川さん募金 計¥12,100
・練馬区職員労働組合

きしゃぽん 計¥6,405
・個人5人
 
 
 
●●●会員情報●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
 
 敬称略。2016年1月27日~2月23日に登録の方

    
 ※HPへの掲載は省略
 
 
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発行人 伊藤道雄   編集担当 宮原朝香