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エファ通信

2014.08.28 更新

エファ通信132号

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エファ通信132号
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みなさま

ちょうどこのエファ通信を編集していた火曜日、
ルーターの不具合のためエファ事務局全体で
インターネットが使えなくなってしまいました。

メールも使えず、インターネットも見れません。

となるとどうなるか。

仕事にならん…。

いや、ならない、とまでは言わないけれど、
不便なことこの上ない。

仕方が無いので自分の携帯を使って
エファジャパンのWebメールにアクセスして
受信メールをチェックしながらお仕事継続。
(必要ならそこから返信も。画面がちっさくて…(涙)

手元にあるものだけで仕事をしようと思うと
結構限定されることを実感しました。

私が就職したばかりの頃はまだワープロの時代、
DOSのパソコン(黒い画面に緑の文字のあれ)が
1課に1台、ってな具合でしたが、
あの頃どうやって仕事してたのかしら(笑)。

当然メールなんて便利なものも使っておらず、
思い出してみれば電話がひっきりなしに鳴っていたような。

私はよく他の部署の人を
歩いて訪ねて行っていた記憶もあります。

あれはあれで、いいところもあったなと思ったり。

なんていう感傷とは裏腹に、
火曜日の午後はインターネット無しで耐えたものの
翌朝はもう仕事が全然進まない状態に。

なんとか水曜日中に復旧し、
エファ通信も間一髪で配信です。

(宮)

■■目次■■

○お知らせ○
・エファジャパン設立10周年記念イベント

○主な動き○
・新理事長支援地視察
・ベトナム活動報告
・ラオス活動報告
・カンボジア活動報告

○ちょこっトピック○
・9月にNYで開かれる気候サミットとは

○寄付情報○

○会員情報○

◆◆◆お知らせ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

エファジャパン設立10周年記念イベント!
——————————————
2014年10月に迎えるエファジャパン設立10周年を記念して、
映画上映&対談イベントを開催します。

■第1部:映画『世界の果ての通学路』上映
第2部:対談 イーデス・ハンソン(エファジャパン顧問)
伊藤道雄(エファジャパン理事長)

日時:11月2日(日)13:30(開場13:00)~16:15(予定)
会場:東京ウィメンズプラザ ホール

参加費:前売り800円(エファ会員・パートナー500円)
当日1,000円(学生800円、エファ会員・パートナー500円)
※前売りはチケットぴあ、エファジャパン事務局で購
入できます。
※定員(250名)に達し次第販売を終了します。参加を
予定されている場合はなるべく前売りをご購入くだ
さい。

詳細はエファジャパンHPイベントページ(9月8日に公開予
定)、またはエファジャパン事務局までお問い合わせください。

▼▼▼活動報告▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼

新理事長が事業地を視察
————————-
 8月4日、新理事長がベトナムのハイフォン市における活動
を視察しました。
 労働傷病兵社会福祉局長を表敬訪問した後、2月に日本に招
聘した副局長の案内で、彼女が所長を務める児童ソーシャル
ワークセンターを訪問しました。建物は、児童保護施設であ
った「ベトナム子どもの家」を児童福祉全般を担う事務所に
変えたものです。事務所機能だけでなく、一時保護施設とし
ての機能も備えるとのことで、その準備をしていました。
 その後、センターと協力してエファジャパンが実施してい
る「支援を必要とする子ども達を対象とするプログラム」の
活動と障がい児教室の活動を視察しました。会場では、参加
児童が日頃練習してきた歌や踊りを披露してくれました。視
察したティエンラン郡の障がい児教室では、歩行が困難な子
ども達10人に書き損じハガキによる支援として、車椅子を寄
贈しました。
 5日にベトナムからカンボジアに移動し、6日にプレアビヒ
ア県の国境地帯に向かいました。途中、大雨で道が流され臨
時の橋をかけている現場に遭遇するというハプニングもあり
ましたが、6日と7日の両日にエファジャパンが現地の市民団
体SCADP(スキャップ)と共に支援している寺子屋教室3カ所
を視察し、僻地で学ぶ子ども達を激励しました。更に、SCADP
が保護している、貧困などの理由で保護者と生活できない子
ども達に、書き損じハガキによる支援として、ブロックやパ
ズルなどの知育玩具を贈呈しました。また、世界遺産に指定
されたプレアビヒア寺院遺跡も見学することができました。
今回視察できなかったラオスの事業地は、日を改めて訪問
する予定です。

○関連情報・写真

・新理事長と自治労本部国際部長、ハイフォン市事業地視察
https://www.efa-japan.org/?p=9284

・新理事長と自治労本部国際部長、カンボジア事業地視察
https://www.efa-japan.org/?p=9308

・書き損じハガキの支援で知育玩具を寄贈
https://www.efa-japan.org/?p=9321

ベトナム活動報告
——————-
 皆様のご協力により収集しました書き損じハガキによるベ
トナム支援第一弾として、8月4日にハイフォン市ティエンラ
ン郡の障がい児10名に車椅子を寄贈しました。ティエンラン
郡はハイフォン市の中でも最も貧しい郡の一つで、農家が多
く、車椅子を購入する経済的余裕のない家庭もあります。今
回車椅子を寄贈したことで、家に閉じこもっていることが多
かった障がい児が今後は通学しやすくなったり、遊びに行っ
たりすることができるという声が保護者から聞かれました。
9月初旬には、書き損じハガキによるベトナム支援第二弾と
してハイフォン市の障がい児・者が働いている作業所に作業
道具を寄贈する予定です。

 エファジャパンは連合愛のカンパの支援により、ハイフォ
ン市にある3つの障がい児教室(ドンクオックビン地区障がい
児教室、ティエンラン町障がい児教室、タンフォン村障がい
児教室)の活動を支援しています。各障がい児教室では、学
校に通っている子、学校に通っていない子など様々な障がい
を持つ子が集まり、定期的に絵描きや音楽活動、簡単な読み
書きといった学習活動等を行なっています。現在、活動を支
援し始めてから半年以上が経過したことから、各障がい児教
室の活動状況をモニタリングしており、8月はティエンラン町
障がい児教室とタンフォン村障がい児教室の活動をモニタリ
ングしました。その結果、改善点として「1.各障がい児教
室では、それぞれの事情や背景があり、計画通りのペースで
活動が中々実行できていない」、「2.活動の間ずっと付き添
わなければならない障がい児を持つ保護者にとって、頻繁に
障がい児教室に子どもを連れて参加するのは、負担となって
いる」、「3. 軽度の障がいを持つ子どもが活動の中心になっ
てしまい、中度の障がいを持つ子どもが活動の輪に中々入れ
ない」などが判明しました。今後はこれらの点を協力機関で
あるハイフォン市児童ソーシャルワークセンター及び各障が
い児教室と集中的に話し合い、改善に取り組んでいきます。

○関連情報・写真

・書き損じハガキによる支援で車椅子を寄贈
https://www.efa-japan.org/?p=9302

・障がい児教室活動支援、今後の課題
https://www.efa-japan.org/?p=9371

ラオス活動報告
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 エファジャパンは、2009年11月~2010年11月の間、日本外
務省のNGO連携無償資金協力を得て、ラオス南部で最も貧しい
県の一つと言われるセコン県で県CCC(子ども文化センター)
の設立・運営を支援しました。しかし、支援終了後から4年近
くが経過し、当時寄贈した活動用具を使いきったり、研修を
受けた担当職員が変わったりしたため、セコン県CCCの活動が
下火になりつつありました。そしてその結果、セコン県CCCに
来る子どもの人数も設立当初と比べて、かなり減っていまし
た。そこで、8月6日~8月19日の間エファの職員をセコン県CCC
に派遣し、フォローアップ事業を行ないました。フォローア
ップとして、活動用具の寄贈、CCC担当職員5名とジュニアリ
ーダー(年少の子ども達をリードし、先生の補佐をするCCCの
年長の子)47名への活動研修、活動のモニタリング、今後の活
動運営計画の打ち合わせを実施しました。これらの支援によ
り、セコン県CCCの活動も改善され、CCC設立当初のような活
発な活動を再びできるようになることが期待されます。今後
は、セコン県CCCで活発な活動が維持されるよう、長期的な視
野に立って、今回のフォローアップ事業の成果をモニタリン
グしていきます。

○関連情報・写真

・セコン県CCCでフォローアップ事業を開始
https://www.efa-japan.org/?p=9326

・セコン県CCCで研修を実施、フォローアップ事業を終了
https://www.efa-japan.org/?p=9347

カンボジア活動報告
———————
 6月下旬から7月中旬にかけて、プノンペンで昨年閉鎖した
ワットタンの寺子屋教室と今年閉鎖予定のプロヨンボンの寺
子屋教室を修了し、公立学校で学んでいる児童29名と保護者
22名への聞き取り調査を実施しました。その結果、寺子屋教
室教員の役割が非常に大きく、児童や保護者への指導・啓発
に対する評価が非常に高く、小学校編入後も頼りにされてい
る事実がわかりました。今後は、寺子屋ではなく、子ども達
が住んでいるスラムに場所を移し、啓発や教育指導を実施し
ていく方向で準備を進めます。なお、報告書に関しては、不
明点を直接聞き取りを行った現地パートナー団体のボランテ
ィアスタッフに再確認し、訂正後に公表する予定です。
 8月6日と7日の両日、新理事長がプレアビヒア県の国境地帯
を訪問し、現地パートナー団体SCADPの児童保護施設と寺子屋
教室3カ所を視察しました(前記事参照)。国境地帯には14
の寺子屋教室が散在しています。10月の新学期からは、自治
労兵庫県本部の60周年記念事業としてご支援いただく予定で、
予算の作成を始めました。
 プノンペンの寺子屋教室1カ所と隣県カンダールの村の寺子
屋教室1カ所は継続しますが、前述の聞き取り調査結果を参考
にして、今までとは異なる支援方法を考えます。調査を実施
したボランティアスタッフとも話し合いの場を設けました。
SCADPは、プノンペンの事務所で30名前後、プレアビヒア県
の国境地帯のセンターで40名前後の、貧困などの理由で保護
者と生活できない子ども達を一時的に保護しています。60周
年記念事業として、自治労熊本県本部がプノンペンの子ども
達、自治労奈良県本部がプレアビヒアの子ども達の生活改善
を支援することになりました。現地で、子ども達のニーズを
相談し、予算を作成しました。
 8月23日には、奈良県本部の方々が国境地帯の保護施設を訪
問し、支援物資の一部を贈呈、子ども達と交流しました。
 書き損じハガキの支援としては、プレアビヒアの保護施設
へ知育玩具(8月6日)と米(8月21日)、プノンペンの保護施
設へ米(8月17日)を寄贈しました。

○関連情報・写真

・書き損じハガキによる支援で米を贈呈
https://www.efa-japan.org/?p=9362

■□■ちょこっトピック■□■□■□■□■□■□■□■□■□

9月にニューヨークで開かれる気候サミットとは
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 9月23日に、“気候サミット”がニューヨークの国連本部で
開催されます。気候変動に関する国際的な取り組みとしては、
1997年の“気候変動に関する国際連合枠組み条約”(地球温
暖化防止条約などとも呼ばれています)の第3回締結国会議で
採択された京都議定書がよく知られていますが、この条約が
要求する議定書締結に関する締結国間交渉では、2015年まで
に京都議定書に代わる国際合意を結ぶことが目標とされてい
ます。気候サミットは、この締結国間交渉に向けて首脳レベ
ルの政治的意思を結集し、温室効果ガスの排出量削減、地球
の気温上昇を2度以内に抑えるなどの合意に向けた国際的な議
論に弾みをつけるために開かれます。
 気候サミットには国連加盟国に加え、金融、企業、市民社
会、地方自治体など官民双方のリーダーが招待されています。
現在進行中の、人々の生活に多大な影響をもたらす地球規模
の課題である気候変動に対し、経済競争力を維持しながらす
べての人にとって持続可能な繁栄をもたらす社会を築くため
の、政治的意思を高め行動を開始することが目的であり、新
たな議定書採択のための交渉は行なわれません。世界のリー
ダーには、各国で予定されている大胆な行動計画をサミット
で示すよう求められており、気候資金(途上国の気候変動対
応・対策を先進国が支援するための資金)、エネルギー効率、
再生可能エネルギー、森林、農業、交通、都市などの重要分
野に関して、サミットの場で多様なステイクホルダー(利害
関係者)が主導的な提案を行なうことで、大きな目標の実現
へのきっかけとなることが期待されています。

▼△▼寄付をいただきました▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△

2014年7月31日~8月27日確認分

カンボジア 計¥1,837
・Yahoo!ネット募金

きしゃぽん 計¥8,967
・練馬区職員労働組合
・自治労中央本部
・日本精工労働組合藤沢支部
・個人 1人

●●●会員情報●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●

敬称略。2014年7月31日~8月27日に登録の方

※HPへの掲載は省略

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発行人 伊藤道雄   編集担当 宮原朝香