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エファ通信

2013.03.28 更新

エファ通信115号

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   エファ通信115号
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みなさま

現在エファジャパンでは、
2014年に迎える団体設立10周年に向けて
記念のカレンダーを制作しています。

エファジャパンの理事でもある
フォトジャーナリストの大石芳野さんが
理事長と共に支援地を訪ねた際に撮影された写真を
使用したカレンダーです。

他のNGOでは毎年カレンダーを販売している団体もありますが
エファジャパンでは今回1回限りの記念販売となります。

10周年の年である2014年のカレンダーなので
当然、販売・配送は2013年中。

予約販売のみ実施する予定のため
注文受付の前に広報のための誌面サンプルが必要に。

ということで、本当の10周年(2014年10月)
にはかなり気が早いですが
デザイン制作はすでに来月には佳境に入ります。

カレンダーは作るのも販売するのも初めてなので
ドキドキ・キョロキョロしてしまいますが
良いものをお届けできるよう頑張っています。

詳しい情報は決まり次第お知らせしますので
もう少しお待ちください。

請うご期待! 

(宮)
 
 
 
■■目次■■

○主な動き○
・自治労国際活動全国交流集会
・ベトナム駐在員帰国報告
・タイ出張報告
・ベトナム活動報告
・ラオス活動報告

○ちょこっトピック○
・早すぎる結婚

○寄付情報○

○会員情報○ 

 
 
▼▼▼活動報告▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼
 
自治労国際活動全国交流集会
——————————-
 3月13日と14日、第2回自治労国際活動全国交流集会が開催
され、21県本部から24名が参加されました。
 初日は、澤田副中央執行委員長のあいさつで始まり、西田
総合企画総務局長からPSI(Public Services International
:国際公務労連)の行動プログラムと自治労の取り組みに関
する提起がされ、国際連帯税や韓国公共部門労働運動に関す
る講演がありました。
 2日目は、エファジャパンのハンソン理事長のあいさつに引
き続き、エファの活動が紹介され、自治労新潟県本部と九州
地区連絡協議会からエファとの協働事例が、宮崎県本部と神
奈川県本部からは独自の国際活動が報告されました。
 
 
ベトナム駐在員帰国報告
————————–
 3月中旬にベトナム駐在員(ベトナム・ラオス事業担当)の崎
川が日本に一時帰国しました。帰国中には、自治労東海地連
の方々にお会いし、運営費をご支援頂いているラオス・ヴィ
エンチャン市立図書館の自立した運営をめざした計画につい
て話し合いました。自治労東海地連には2009年からヴィエン
チャン市立図書館の運営費をご支援頂いていますが、未だに
図書館側の財政面での自立がいつ実現するか定かでないこと
から、今後の自立支援計画を策定することにしました。自治
労東海地連のほうでもヴィエンチャン市立図書館の自立した
運営に向けた方策を色々熱心に考えて頂いており、それらの
ご意見も大変参考になりました。今後は、今回話し合った結
果を基に、ヴィエンチャン都政府とヴィエンチャン市立図書
館に働きかけていきたいと思います。
 
 
タイ出張報告
—————
 タイのメーソットにあるパラミ・ラーニングセンターは、
ミャンマーからの移住労働者子弟のためにビルマ労働組合連
盟が運営する教育施設です。
 2月21日と22日の両日、自治労大阪府本部から12名の組合員
がセンターを訪問し、就学前教育と保健衛生の研修および排
水路の整備を行いました。
 大阪府本部の支援は5年間を予定しており、既に2年目が終
了しました。4月から3年目の支援が始まります。

 ○関連情報・写真

・タイのパラミラーニングセンターで研修と施設整備
 https://www.efa-japan.org/?p=8288
 
 
ベトナム活動報告
——————–
 今後、ベトナム・ハイフォン市では、自治労とエファジャ
パンが障がい児支援を重点的に行う方針です。事業計画策定
に当たり2012年12月に現地調査を行ない、その調査結果に基
づき、2013年3月にハイフォン市労働傷病兵社会福祉局の局長
と副局長及び児童保護男女平等課長と会議を行ないました。
12月に実施した調査結果の報告をエファジャパンのほうから
行なった後、ハイフォン市労働傷病兵社会福祉局からコメン
トを頂き、この調査結果に基づいて、今後どのような支援の
方向性と計画を策定していくかを話し合いました。会議の結
論として、日本と比較して非常に限られた財源や人材の中で
地域に根差した障がい児支援を行なうことを鑑み、まずはモ
デル地域を選定することとしました。来月にはそのモデル地
域でエファジャパンとハイフォン市労働傷病兵社会福祉局と
が共同で現地調査を実施します。そして自治労、エファジャ
パン、ハイフォン市労働傷病兵社会福祉局の三者が協力し、
ハイフォン市で実施できるような障がい児支援計画を策定・
実施していきます。
   
 
ラオス活動報告
—————–
 エファジャパンは、活動が停滞していたラオス図書館協会
の運営機能強化をめざした支援を行なっています。3月17日~
3月19日にはラオス図書館協会によるベトナム・ハノイでの図
書館研修ツアーの実施を支援しました。このツアーは、ラオ
スより発展しているベトナムの図書館を視察し、ベトナムの
経験やノウハウを今後のラオスの図書館の発展に活かしてい
こうとの目的で実施されました。ツアーにはラオス図書館協
会や情報文化省出版局、国立図書館などの職員14名が参加し、
ベトナムの文化情報省出版局やベトナム国立図書館、ハノイ
市立図書館、ハノイ貿易大学図書館を視察し、意見交換など
も行なわれました。地理的に近く、歴史的にも類似点が多い
ベトナムでの図書館研修ツアーは、「ラオスの図書館の運営
や活動で活かすことのできる点が多く、多くを学んだ」とい
う声が参加者達から聞かれました。

 また3月には、ラオス図書館協会の機関誌の発行を支援しま
した。ラオス図書館協会の機関誌は昨年の9月にもエファジャ
パンの支援により発行されましたが、定期的に機関誌を発行
して、全国にラオスの図書館情報を伝えていきたいというラ
オス図書館協会からの強い要望があり、今回も機関誌を発行
することになりました。今回の機関誌は全24頁で、新しく出
来たラオスの図書館法やラオスが参加した図書館関連の国際
ワークショップ、国内での図書館活動などについての記事が
掲載されています。また、エファジャパンがラオスで行って
いるコミュニティ図書館・図書室の活動の紹介にも1頁が割か
れています。この機関誌は300部発行されており、今後ラオス
の主な図書館などに配布される予定です。

 ○関連情報・写真

・ラオス図書館協会主催のベトナム・ハノイでの
 図書館研修ツアーの実施を支援
 https://www.efa-japan.org/?p=8320
 
 
 
■□■ちょこっトピック■□■□■□■□■□■□■□■□■□

早すぎる結婚
—————
 イエメンのジュノオドが、暴力をふるう30代の夫の元から
逃げたのは彼女が10歳の時でした。タクシーに飛び乗り裁判
所に逃げ込んだ後、幸運にも支援してくれる女性弁護士に出
会い、離婚を勝ち取ります。現在は家族のところへ戻り通学
も再開することができました。世界には、ジュノオドのよう
に幼くしてずっと年上の男性と結婚させられる少女が数多く
います。開発途上国では、9人に1人(最貧国ではほぼ2人に1
人)の少女が15歳になるまでに結婚させられています。

 こうした、配偶者の片方、あるいは両方が18歳未満での結
婚を児童婚と言います。少年が児童婚の対象となることもあ
りますが、少女のほうがその割合ははるかに高く、はるかに
重大な影響があります。児童婚は、その年齢の低さから、結
婚する相手やその時期について、本人がそれを十分に理解し
た上で自由意志に基づく同意をすることができない点におい
て、「早すぎる」「強制された」結婚であると言われます。
約8割の国では法律上の結婚年齢は18歳以上となっていますが、
18歳未満であっても保護者やその他法的に権限がある者の同
意で結婚が許される国もかなりの数にのぼります。また、同
じ条件で15歳以下でも結婚できる国も一定の割合を占め、少
女のほうがより若い年齢で結婚することが認められる傾向に
あります。

 児童婚は、精神的、肉体的、情緒的に未熟な少女達に成人
の役割を押し付け、家族や友人から引き離して孤立させるこ
とで暴力や差別の温床となり、多くの場合教育の機会も奪っ
てしまいます。また、すぐに妊娠することを期待され、自身
も成熟していない子どもでありながら出産することで、健康
上の大きなリクスに晒されます。開発途上国では、15歳~19
歳の少女の主な死亡原因は妊娠・出産に伴う合併症です。

 児童婚が行なわれる大きな要因は貧困にあります。多くの
親は早く結婚することがその子の将来の保障となると考え、
本人のためと信じて結婚させます。その他のケースでは、口
減らしの手段として、あるいは夫側からの持参金目的で、ま
たは、家族間の借金や係争を精算する手段として行なわれて
います。

 このように重大な人権侵害である児童婚から少女達を守る
ためには、法律の徹底だけでなく、保護者や地域への啓発、
少女達の教育の確保や、貧困解消への国際的な働きかけが必
要です。(国連人口基金)
 
 

▼△▼寄付をいただきました▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△

 2013年2月28日~3月27日確認分 

一般寄付(使途を指定しない) 計¥10,300
・成蹊大学学生グループ
・個人 1人

カンボジア 計¥40,000
・関東甲地連第6回国際連帯
 アジア(カンボジア)スタディツアー参加者一同
 
 
 
●●●会員情報●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
 
 敬称略。2013年2月28日~3月27日に登録の方
    
 ※HPへの掲載は省略

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発行人 イーデス・ハンソン   編集担当 宮原朝香