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2020.06.22 更新

【カンボジア】「新型コロナウイルス緊急支援募金」の経過報告です

SCADPプノンペンセンターの子どもとスタッフたち

 エファジャパンのカンボジアでの協力団体・SCADP(Street Children Assistance and Development Programme)が運営する児童保護施設存続のための「新型コロナウイルス緊急支援募金」ですが、すでに多くの皆様にご協力を頂いております。事務局一同も、心より感謝しております。
 経過報告として、6月17日現在の募金額、募金件数をお知らせいたします。
 
エファへの直接募金
¥1,120,385(71件)
Yahoo! Japan ネット募金を通じての募金
¥115,805 (252件)
合計募金額
¥1,236,190

 エファでは、以上の募金額の中から、6月3日までに計3回、送金手数料とキャンペーン管理費を合わせて\954,945を、SCADPに送金させていただきました。皆様から募金していただきました資金により、SCADPは、施設の賃貸料やスタッフの給与を支払うことができ、新型コロナウイルス感染症拡大当初に危惧されました、施設の運営危機を回避することができています。
 SCADPは、首都プノンペンと北部のプレアビヒア州で、児童保護施設と寺子屋教室の運営を中心に、子どもたちの支援を行っています。プノンペンでは、幼稚園の運営も行っており、子どもたちの保護者から収められる保育料は、同団体の重要な運営資金となっています。新型コロナウイルス感染症の拡大により、カンボジア政府は3月上旬より国内のすべての教育機関の閉鎖を決定、現在もこの措置は解除されていません。SCADPでは、それに伴い運営する幼稚園を閉鎖しており、施設の賃貸料やスタッフの給与などに充てる資金が不足、エファへ支援の要請があり、「新型コロナウイルス緊急支援募金」のキャンペーンを行いました。

 同団体のソカリ代表から感謝の言葉が届いています。
「新型コロナウイルス感染症は、世界中の人々に大きな衝撃を与えています。このウイルスは、世界中のすべての人間の健康、経済、生命、その他の社会生活を短期間で破壊しました。カンボジアでは現在まで、幸運にも亡くなった方はいません。しかし経済的には、特にカンボジアのような発展途上国に最も影響を与えています。頂いた資金は、施設で暮らす子どもたち、スタッフ、そして私たちのプロジェクトにとって、とても重要で大切な意味があります。
SCADPスタッフと子どもたちを代表して、サポートするために募金をしてくれた多くのみなさんに心から感謝します。」

 カンボジアでは新たな感染者の発生は、海外からの帰国者が中心で、落ち着いているように見えますが、政府は次の感染増加の波に備え、未だ教育機関の再開を許可していません。エファでは今後も、カンボジアの状況に注視していきます。