ラオスの近況報告
エファの活動は、会費や寄付によって支えられています。
たとえば1万円があれば…
ベトナムでは
子どもの家に保護されている子ども1人の半年分の生活費になります。
ラオスでは
40冊程度の絵本を図書館のために買うことができます。
カンボジアでは
幼稚園10クラス分の手作り教材や遊具(ボールや人形)を用意することができます。
  ラオス事業
■ラオス概況 
   ラオス人民民主共和国は、人口約550万人、ラオ族が60%を占め、その他中国系、インドネシア系など60以上の民族が暮らしています。
 1353年ランサーン王国建国。1899年にフランスによりインドシナ連邦に編入されます。1953年にフランスから独立するものの、王国政府とパテト・ラオの対立が激化。フランスの介入、ベトナム戦争の影響などを受け、国内を二分、三分して戦争が続きました。現在でもラオス北部にはベトナム戦争時の不発弾が数多く残されています。1973年にラオス和平協定成立、1975年にラオス人民民主共和国が誕生しました。
 政権は、ラオス人民革命党の主導による社会主義政権ですが、1986年よりチンタナカーン・マイ経済政策に移行し、市場経済システムを導入しています。しかし、1人あたりの国内総生産は$350と低く、貿易収支も輸入が輸出の3倍を上回る慢性的な赤字を計上する低迷がつづいています。
 フランス植民地時代から教育を受けるのは一部の限られた人々であったこともあり、ラオスの教育環境は良くありません。教員不足、保護者の教育に対する意識の低さ、経済的事情などにより義務教育である小学校修了率は約40%です。また出版される書籍が極端に少ないという問題もあります。
 
■エファジャパンのラオス事業 

 
 「ヴィエンチャン市立図書館・多目的ホール」建設・運営事業
 ラオスでは書籍の出版数が非常に少なく、実用書などで新しいものが必要な時には言語が似ているタイのものを入手するのが精一杯ということも少なくありません。児童書も例に漏れず大変少ない上図書館の数も限られているため、気軽に訪れることは難しいのが現状です。
 このような状況をかんがみ、エファジャパンでは首都ヴィエンチャン市での図書館・多目的ホール建設・運営事業を実施しています。2006年9月に完成したばかりのこの施設は、管理・運営は地元自治体が主体となりますが、開館前後の図書館員の研修や運営費などについて、今後も継続して支援します。
ヴィエンチャン市立図書館・多目的ホール
  
  

 
 「子ども文化センター」の支援
 内陸の小さな国であるがゆえに様々な面で近隣諸国の影響を受け易く、外国文化の流入により独自の伝統文化の存続が危ぶまれています。そのため、ラオスの伝統的な織物、舞踊、音楽などを子どもたちに自主的に学んでもらい、自国文化の大切さを伝えるための「子ども文化センター」が各地に作られています。センターには図書室もあり、ラオスの子どもたちが本に触れることができる数少ない施設でもあります。
 各地のセンターは子どもたちの交流の場であるとともに、大人の目の届く居場所として児童館のような役割も担っています。しかし、運営資金の不足で活動の種類が限られてしまったり、建物の設備が破損・故障しているままになっているところがあります。
 エファジャパンでは、こうした「子ども文化センター」を支援することでこの活動の広がりを後押しし、いずれは県よりも小さい行政区でセンターが設立され、子どもたちにとってより身近でアクセスしやすい環境が整うことを目標にしています。
 現在はルアンパバン、カムワン(2007年12月〜)、シェンクワン(2007年12月〜)の3箇所を支援しており、今後も適切な援助ができるよう各地の調査を継続します。
子ども文化センターの様子