すべての子どもが教育を受けるために

「カンボジア子どもの家」訓練生と園児の様子

カンボジア子どもの家

就学前教育は、特に貧困などの不利な状況にある子どもたちにとって、基礎教育への就学率向上や学習の継続に影響を与える重要な要素であると考えられています。

基礎教育の卒業率が低いカンボジアでは政府も就学前教育の推進を目標に掲げており、国内唯一の国立幼稚園教員養成学校である「カンボジア子どもの家」の入学定員を倍増して人材育成に取り組んでいます。

養成学校には幼稚園が併設されており、訓練生の実習の場にもなっています。この国立幼稚園は、カンボジア国内のモデル幼稚園として、保育内容や給食など高い水準を保っています。

幼稚園の先生をめざす訓練生

全国から16歳~25歳くらいの男女が学校の寮で生活しながら勉強しています。2年間の課程を終えて卒業後は自分の出身地に戻り、先生として子どもたちの教育に貢献することが期待されていますが、貧しい農村の出身者などには食費や教材費の負担が重く、中途退学する訓練生が後を絶たない状況です。

こうした貧しい地域ほど就学前教育の質の向上が求められていることから、奨学金を支給することで中途退学を防止し、人材育成を促しています。

奨学生のコメント

・ スレイポゥ(25歳・女性)
「養成学校で学び、子どもが考えていることを理解できるようになりました。学校で大変だったのは教材の材料費の自己負担とホームシックです。プノンペンはお金持ちであれば幸せな生活を送れますが、自分は生活が大変でした。」

・ ソピー(21歳・女性)
「養成学校では子どもへの教え方を学ぶことができてよかったと思います。幼児への教育は子どもの心身の発達や、社交性を身につけ自分の考えを持てるようになるのに大変役に立ちます。卒業後は故郷に帰って幼稚園の先生になります。」

園児への奨学金

※園児への奨学金は2013年8月で終了しました。今後、スラムの子ども達への教育支援は、スラム内寺子屋教室を運営するカンボジアの市民団体SCADP(スキャップ)への支援で充実を図っていきます。

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