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2010.05.18 更新

ベトナム子どもの家の卒業生

広報担当宮原が16日にベトナム入りしました。
17日に、ベトナム子どもの家を管轄しているハイフォン市児童保護基金から、今後のハイフォン市の子ども支援についての方針などを聞きました。困難な状況にある子どもへの支援を地域をベースに広げる方向で考えているとのことで、支援活動の地域への広がりを重視するエファジャパンの基本的な考え方とも方向性を同じくしています。ハイフォン市児童保護基金とどのように協調していくかエファジャパンでも検討していきたいと思います。
17日午後には子どもの家にて、子どもの家から巣立っていった4人の卒業生に集まってもらいインタビューしました。
昨年卒業したばかりのフオンは、元々フオンを人身売買の仲買人に売ろうとした母親から祖父に引き取られたものの、高齢の祖父が細々と集める廃品回収では彼女を養えないため子どもの家に保護された経緯があり、保護年齢を過ぎても帰ることのできる家はありませんでした。子どもの家の寮母であるヴィンさんの妹の友人が彼女の事を聞き以前から身の上を案じていたこともあり、卒業後はその方に養子として引き取られています。養母はフルーツの仲買業を営んでおり彼女もその仕事を手伝いながらお給料ももらっているそうです。本当の子どものように接してもらい、不自由のない暮らしをしていると言っていました。家が子どもの家に近いため、週に2・3回は所長のトゥイさんや寮母のヴィンさんに会いに来ています。
その他の3人は子どもの家が開所した1995年に保護され、エファジャパン設立前に子どもの家を卒業しており、現在は皆20代半ばの青年達です。みなそれぞれに仕事を持って自立しています。
美容師のマイさん(女性)は子どもの家を卒業後、再婚した母の家族と一緒に住み、卒業後から始めた美容師の仕事を今も続けています。初めの数年は見習いでしたが、今では一人前の美容師として勤めているとのこと。
現在26歳のチュオンさん(男性)は親戚が営む鉄工所でマネージャーをするまでになっているそうです。ちょっと突っ込んで聞いてみたところ、マイさんとチュオンさんはもうすぐ結婚する予定だということが分かりました。子どもの家の卒業生同士が結婚するのは初めてのことだそうです。
フンさん(男性)は日雇いで大工をしています。11歳の弟と精神障害がある母との3人暮らしで、現在は彼一人が大黒柱です。3人を支えるにはなかなか厳しい生活だということですが、弟が高校を卒業するまではとにかく仕事を続けていこうと考えているようです。
この3人のインタビューについては別途詳しくご紹介する予定です。

20代半ばの卒業生3人
両端のふたりが結婚を控えています