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エファ通信

2014.06.26 更新

エファ通信130号

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エファ通信130号
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みなさま

お知らせ欄でもご報告していますが、
先日開催された理事会において
エファジャパン理事長が交代しました。

これまで10年間、まさに団体の「顔」として
エファジャパンの活動を支え、牽引してきた
イーデス・ハンソン氏が理事長を退任し、
新しく伊藤道雄氏が理事長に就任しました。

伊藤理事長は、現在の国際協力NGOセンター(JANIC)
を創設するなど長らく国際協力の世界で活躍し、
現在は2005年に自ら設立した
特定非営利活動法人アジア・コミュニティ・センター21
の代表理事を務める傍ら、
立教大学21世紀社会デザイン研究科特任教授として
教鞭も取っています。

さらに、ハンソン前理事長は顧問に就任し、
これまでの経験を踏まえ
団体運営や活動を見守り、助言すると言う立場で
エファへの参画が続くこととなります。

団体始まって以来初の理事長交代ですが、
これがさらなる活動の発展につながるよう
理事会、事務局共に努力していきたいと思います。

ちなみに、エファジャパン設立10周年記念イベントを
今年の11月2日に東京ウィメンズプラザで開催する予定です
(詳しいお知らせは少々お待ちください)。

映画『世界の果ての通学路』上映のあと、
新旧理事長による対談を行ないます。

エファジャパンの大きな節目を記念する今回のイベント、
お近くの方は、ぜひお越しいただけたら嬉しいです。

(宮)

■■目次■■

○お知らせ○
・エファジャパン理事会新体制について

○主な動き○
・自治労国際活動全国交流集会
・ベトナム活動報告
・ラオス活動報告
・カンボジア活動報告

○ちょこっトピック○
・2018年までにポリオ根絶なるか

○寄付情報○

○会員情報○

◆◆◆お知らせ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

エファジャパン理事会新体制について
————————————–
去る6月16日のエファジャパン2014年度会員総会に先立ち実
施された理事会において、理事の改選がありました。理事長
イーデス・ハンソン氏が退任し、新理事長に伊藤道雄氏が就
任。ハンソン前理事長は顧問に就任しました。また、上條直
美理事が任期終了に伴い退任となり、新たに一般社団法人八
王子自治研究センター事務局長の佐藤千恵子氏と全日本自治
体退職者会事務局次長の中西満氏が理事に就任しました。こ
の理事改選は総会にも報告され、また総会において監事の山
形昌弘氏の再任も承認されました。
総会においては、2013年度の事業報告及び決算、2014年度
の事業計画及び予算も承認されました。2013年度の活動を掲
載した年次報告書は7月下旬発行となります。HPにも掲載いた
しますのでぜひご覧ください。

▼▼▼活動報告▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼
自治労国際活動全国交流集会
——————————

6月4日、第3回自治労国際活動全国交流集会が開催され、17
県本部から24名の方々が出席されました。
氏家中央執行委員長のあいさつに続き、青木総合企画総務
局長から自治労国際連帯活動の当面の重点的取組が提起され
ました。
その中で、各県本部・地連とエファとの事業支援が定着・
拡大しているが、会員拡大の強化の必要性が指摘されました。
今後の具体化が期待されます。
新潟県本部からはドイツ・イタリアの労働組合との交流に
関して、九州地連からはエファを通じてのカンボジア・ラオ
ス支援に関して報告があり、最後に事務局長が海外・国内に
おけるエファの様々な活動を写真と共に紹介しました。

ベトナム活動報告
——————-
ベトナムでは6月1日が子どもの日で、6月を「子ども行動月
間」として定めており、子ども関連の支援事業やイベントが
盛んに行なわれます。5月27日には「子ども行動月間」に向け
た記念式典がハイフォン市で開催されました。式典が開催さ
れたハイフォン市キエントゥイ郡の子ども達には奨学金が支
給され、自治労栃木県本部により設置されたアジア子どもの
家奨学金基金からも9名の子ども達に70万ドン(約3,500円)の
奨学金と10万ドン分(約500円)のギフトが贈呈されました。
本奨学金は経済的貧困など困難な状況にありながら、優秀
な成績を収めている子ども達に支給されます。9月の中秋月に
はアジア子どもの家奨学金基金から新たに約70名の子ども達
に奨学金が支給される予定です。

ラオス活動報告
—————–
ベトナムと同様、ラオスも6月1日が子どもの日です。5月
30日にはヴィエンチャン市立図書館とラオス国立図書館で子
どもの日を祝うイベントが行なわれました。子どもの日を祝
うことはラオスではとても重要なことから、エファジャパン
はこれらのイベントの実施を資金面からサポートしました。
ヴィエンチャン市立図書館では約80名の子ども達が集まり紙
芝居や懸賞付きゲーム、クイズを行ない、ラオス国立図書館
では約180名の子ども達が集まりペープサートやクイズを楽し
みました。これらのイベントに参加した子ども達はお菓子な
どのギフトを貰った後、嬉しそうに帰宅しました。

カンボジア活動報告
———————
エファジャパンはカンボジアとタイとの国境地帯にあるプ
レアビヒア県で13カ所の寺子屋教室を支援しています。寺子
屋教室の現状分析及び今後の支援計画を策定していくため、
5月28日~5月30日の間、エファジャパンの現地パートナー団
体SCADPの協力の下、郡教育局や寺子屋教室の教師、保護者、
子ども達にインタビューやアンケートによる基礎調査を実施
しました。本調査では、プレアビヒア県の寺子屋教室の教育
環境が良いとはとても言えず、学習用具や教師の不足などに
より、寺子屋教室に通っても読み書きのできない子ども達が
少なくなく、正規の小学校や中学校が周辺地域にないため良
い成績を収めても正規の学校へ転校できないことなどが、保
護者や子ども達の学習意欲を削いでいることが分かりました。
今後は今回の調査結果を基に、新プロジェクト実施のための
外部機関への資金申請も視野に入れながら、SCADPと一緒に
中・長期的な支援計画を策定していきます。

○関連情報・写真

・国境地帯の寺子屋で基礎調査を実施
https://www.efa-japan.org/?p=9194

■□■ちょこっトピック■□■□■□■□■□■□■□■□■□

2018年までにポリオ根絶なるか
——————————–
ポリオは、人の口から入って発症する感染性の病気です。
罹患者の多くが5歳以下の子どもであるため小児麻痺と呼ばれ
ることもありますが、ポリオは大人でも発症することがあり、
また小児麻痺にはポリオ以外の要因もあります。治療法は確
立されていませんが、ワクチンで予防することが可能です。
ポリオは、発展途上国の子どもにとっては手足の麻痺という
医学的な障がい以外にも、それを原因として学校への通学が
困難になり教育の機会を奪われるなど、社会的に不利な状況
に追い込まれる大きな原因となります。1988年、166カ国の代
表が出席した第41回世界保健総会においてポリオを世界から
撲滅する決議を採択し、これにより
「ポリオ撲滅のためのグローバルイニシアティブ」
“Global Polio Eradication Initiative”
が WHO(世界保健機関)、UNICEF(ユニセフ:国連児童基金)、
米国疾病予防管理センターと国際ロータリーにより推し進め
られてきました。当初2000年までのポリオ根絶を目標として
いましたが、その後2018年までに延長されました。

こうした国際機関、民間団体、各国政府による取り組みの
結果、1988年に125カ国、約35万件報告されていた症例は、
2013年には416件まで減少し、ポリオの常在国はアフガニス
タン、ナイジェリア、パキスタンの3カ国のみになりました。
しかし、昨年シリアで確認されたポリオウィルスがパキスタ
ンから持ち込まれた可能性が極めて高いことから見ても、ポ
リオ常在国が残る限りどの国の子どもにも感染の危険が続く
ことになります。また、ポリオが根絶しているにも関わらず
リスクが高い国は、定期予防接種などの保健システムが脆弱
です。ポリオ根絶には子ども達への支援のみならず、こうし
た国々の保健システムを強化する取り組みも必要です。

紛争や情勢不安により定期予防接種が実施困難な地域があ
るなど、ポリオ根絶のための活動には課題が残っています。
しかし、その人口の多さや課題の多さから、不可能と言われ
たインドが今年初めに根絶を達成するなど、国際社会の努力
は着実に実を結んでいます。2018年での目標達成のためには、
各国政府、国際機関、民間団体が強い意思を持って取り組み
続けることが必要です。

▼△▼寄付をいただきました▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△

2014年5月29日~6月25日確認分

ようちえん募金 計¥29,277
・玖珠町職員労働組合

カンボジア 計\4,903
・Yahoo!ネット募金

●●●会員情報●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●

敬称略。2014年5月29日~6月25日に登録の方

※HPへの掲載は省略

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発行人 伊藤道雄   編集担当 宮原朝香