すべての人々に、力を。

エファ通信129号

2014年5月29日  宮原

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 エファ通信129号
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みなさま

先日、Facebookで興味深い会話を目にしました。

ある人が、新潮社出版部部長中瀬ゆかり氏の言葉として、
“人間には「幹事をする人」と「しない人」の2種類しかいない”
と投稿していました。

幹事は店とのやり取りでコネクションができたり
人選を自分の好きにできるというメリットがある。
人脈作りにもなるので進んで引き受けるべし、と。

それに対して入っていたコメントが、

職場の幹事をよくやらされる。
人選なんてできないし、世代ごとの様々な要求に疲れ、
宴会中は気を使って楽しめないし、
更に自分の思い通りにいかないと文句を言う人が必ず一人はいる。
職場の幹事なんていいことなーい!

…これぞ正に、見事に、物事の表と裏というやつですね。

確かにどちらもそうだろうなと納得できます(笑)。

個人的には、やはりこういうものは立場と個性次第
なのではないかと思っています。

立場や役割で幹事が必須になっているのなら、
「幹事をする人」の効用を積極的に活用するのが
いいかも知れません。

でもそうでないなら、
そして、経験上幹事苦手と分かっているなら、
そんな無理にやらんでもいいのではないかと。

好きこそものの上手なれ。

幹事を進んで引き受ける人は
宴会のセッティングも回しもソツなく上手かったりして
そういう宴会は参加するほうも楽しいですよね。

そして、「幹事をする人」ではなくても
「場を盛り上げる人」や「渋く落ち着いた雰囲気を醸し出す人」、
「酔っ払いの戯言に付き合いつつ黙って飲み食いする人」など、
どんな場にも、色んな人の適材適所があっていいんじゃないかな。

いや、そんなことはみなさん分かっておられるんだろうけれども。

…と、そろそろ苦手克服は放棄して
自分の好きなことや楽しいと思えることばっかりしたい、
と密かに願っているもう中年の私はもっともらしく考えました。

まぁ、きっとこれ、若者に向けた言葉なんだとは思うんですが。

若者はね、何事も経験ですよ、これはね、ええ。
(まぁ、中年も、その先も、いつまでたっても、
何事も経験ですけどね、ええ。)

ぜひ幹事やってください。若人よ。

(宮)



■■目次■■

○お知らせ○
・復帰職員よりご挨拶
・退職職員よりご挨拶

○主な動き○
・中学生の職場訪問
・ベトナム活動報告
・ラオス活動報告
・カンボジア活動報告

○ちょこっトピック○
・経済成長だけでは貧困を撲滅できない

○寄付情報○

○会員情報○


 
  
◆◆◆お知らせ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

復帰職員よりご挨拶
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昨年7月より産休・育休をいただいていた国内事業担当の五
十嵐が5月7日に復職いたしました。休業中、様々な面でサポ
ートをしてくださったみなさまに心から感謝しております。
2児の母となり、時間に制約がある毎日ではありますが、時間
のやりくりを工夫し、そして休業中サポートしてくださった
方々への感謝の気持ちを忘れず、気持ち新たに仕事に取り組
んでまいりたいと思います。そして、今年はエファ設立10周
年となる節目の年。私もエファスタッフとなって10年目を迎
えます。これまでの活動を総括しながら、次の良いスタート
が切れるよう、頑張ってまいりたいと思います。今後ともご
指導ご鞭撻賜りますよう、何卒よろしくお願いいたします。


退職職員よりご挨拶
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 昨年6月より非常勤職員として勤務してまいりましたが、
産休・育休をとっていた五十嵐が無事に第二子を出産、復帰
し、私、中島はエファを卒業することになりました。
私が初めて海外支援でインドシナにかかわったのはもう何
年も前、NGOという言葉がまだ一般的には馴染みがなく、現地
で活動する日本の団体の数も今ほど多くはありませんでした。
凹凸の激しさで、四輪駆動車の座席で飛び跳ねながらたどり
着いた、カンボジアのプノンペン市内から農村までの道も、
今ではすっかり舗装され、移動の時間も大幅に短縮されまし
た。当時は走っている車といえば、国連かNGOのものくらいし
かなかったのが、経済の発展と共に、プノンペン市内では乗
用車が増え、女性が運転している姿を見た時には、「本当に
変わったなぁ」と驚いたものです。但し、人や物が増え、見
た目には豊かになった反面、貧富の格差は広がり、子どもを
取り巻く環境は、むしろ以前よりも深刻になったように感じ
ます。
 表には見えない、こうした問題に取り組むエファジャパン
の地道な活動は、結果が見えるまでに時間はかかるものの、
まだまだ必要ですし、やがてはその国の真の発展につながっ
ていくものと信じています。今、かかわっているこの子ども
たちがどう成長していくのか・・・。是非とも、今と同じ素
敵な笑顔の大人になっていて欲しいと願っています。
短い間でしたが、エファの活動に携われたことは、私にと
っては大変幸せなことですし、こうして有意義な時間をくだ
さった皆様には心から感謝しています。
本当にありがとうございました。


▼▼▼活動報告▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼

中学生の職場訪問
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 5月15日に京都府舞鶴市立若浦中学校の3年生5名が修学旅行
の一環でエファジャパンを訪問されました。エファスタッフ
が写真や映像を交えながら現地の子どもたちの状況やエファ
の活動について紹介しました。みなさんには、昨年完成した
活動紹介DVD「子どもの暮らし編」も見ていただきました。支
援地の子どもたちの暮らしの様子に関心があるようで、みな
さん真剣に映像を見ていました。生徒さんたちからは、「ま
ずは知ることも大事な一歩だとわかった」「大きなことはで
きなくても、募金や書き損じはがきの収集など小さなことで
も取り組んでいきたい」などの感想をいただきました。
若浦中学校では生徒さんたち自身で書き損じハガキを集め
る取り組みを行なっているそうで、今回の訪問の際にエファ
ジャパンにハガキをご寄付くださいました。みなさんの温か
いご支援に深く感謝申し上げます。

○関連情報・写真

・中学生が事務所訪問
 http://www.efa-japan.org/?p=9152

・動画:「子ども達の暮らし編」(Youtube)
 http://www.youtube.com/watch?v=xuzLRtyPBsI


ベトナム活動報告
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 エファジャパンは連合愛のカンパの助成を受け、ハイフォ
ン市にある3つの障がい児教室(ドンクオックビン地区障がい
児教室、ティエンラン町障がい児教室、タンフォン村障がい
児教室)の活動を支援しています。
 その支援の一環として、3つの障がい児教室のある地域で障
がい児(者)啓発活動を実施しました。本啓発活動は同じ地域
で2回ずつ行ない、第一回目は子ども・障がい児関係者などを
対象に行なわれ、第二回目は中高生達を対象に行ないました。
4月22日にはタンフォン村で、4月23日にはティエンラン町で
子ども・障がい児関係者など対象に障がい児(者)啓発活動を
行ない、それぞれ約70名が参加しました。さらに4月24日には
タンフォン村中等学校の生徒約300名に、4月25日にはドンク
オックビン地区のレー・ホン・フォン中等学校の生徒約700名
に、5月20日にはティエンラン町中等学校の生徒約160名に、
障がい児(者)啓発活動を行ないました。
 これらの啓発活動ではハイフォン市法律支援センターの職
員を講師としてお招きし、障がいの種類や障がい児(者)の権
利、2011年にベトナムで初めて施行された障がい者法、ベト
ナムでの障がい児(者)を対象とした教育方針及び支援政策な
どについて解説してもらいました。
 貧困問題がまだ残っているベトナムでは、障がい児(者)へ
の関心が十分払われて来なかったため、本事業で支援してい
る地域でも障がい児(者)問題に対する意識は高いとは言えま
せん。そのため地域の障がい児(者)に対する関心を高め、将
来的に地域で障がい児関連の活動を支えていってもらいたい
と考えています。

○関連情報・写真

・ハイフォン市3つの地域で障がい児(者)啓発活動を実施
 http://www.efa-japan.org/?p=9129

・ハイフォン市の中高生に障がい児(者)啓発活動を実施
 http://www.efa-japan.org/?p=9164


ラオス活動報告
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 自治労青森県本部のご支援でヴィエンチャン都郊外のドン
クワイ村小学校内に建設されたコミュニティ図書館を訪問し、
モニタリングを実施しました。当図書館は昨年11月末に建設
され、12月23日に落成式が行なわれた後、図書館担当教員へ
の運営研修や本の登録作業を経て、今年3月10日から開館され
ています。まだ開館したばかりということで試行錯誤で運営
している状態です。開館時間が十分でなく、本の貸し出しも
まだ行なっていませんが、先生達が図書館運営に慣れてくる
に従い、少しずつこれらの点を改善していく予定です。図書
館が開いている休憩時間になると、子ども達が図書館に駆け
込んで、本を読み耽るということでした。
 個人の方のご支援を得て、ヴィエンチャン都の郊外のドン
サンパイ村小学校内の敷地内に課外活動のためのコンクリー
ト床を設置しました。コンクリート床を設置した場所は、元
々はドンサンパイ村小学校敷地内にあった古い建物の跡で、
屋根は残っていましたが、地面は土のままでした。ドンサン
パイ村小学校からこの場所にコンクリート床を設置して、子
ども達が課外活動を行なうための場所にしたいということで、
個人の方がエファジャパンを通して設置費用を寄付してくだ
さいました。現在、この場所では子ども達が舞踊や寸劇を練
習・披露したり、紙芝居の読み聞かせをしたり、ゲームをし
たりと色々な課外活動が行なわれています。
 また、エファジャパンはラオス図書館協会に行なっている
支援の一環として、ラオス国立大学図書館学コースに参考書
や教材を寄贈しました。ラオス図書館協会とラオス国立大学
図書館学コースは結びつきが強く、互いに協力しながらラオ
スの図書館界の人材育成に努めています。ラオス国立大学図
書館学コースは2年前に開講したばかりで財政的な余裕もなく、
十分な参考書や教材がないことから、ラオス図書館協会から
の要望を受け、エファジャパンは当コースで学ぶ学生達のた
めに183冊の参考書や教材を購入・支援しました。

○関連情報・写真

・ドンクワイ村コミュニティ図書館をモニタリング
 http://www.efa-japan.org/?p=9102

・ドンサンパイ村小学校に課外活動のためのコンクリート床を設置
 http://www.efa-japan.org/?p=9115

・ラオス国立大学図書館学コースに参考書や教材を寄贈
 http://www.efa-japan.org/?p=9143


カンボジア活動報告
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 保育士の荒川智子さんは、カンボジアで10年以上にわたっ
て、保育技術指導のボランティア活動を行なっています。
今年も4月25日から5月7日まで、首都プノンペンにある国立
幼稚園教員養成学校で、1年生200名と2年生200名を対象に保
育技術を指導しました。
 長年の定期的な協力ゆえに、荒川さんは外国からの非常勤
講師のように扱われており、養成学校の教員・職員・学生達が
授業の準備をして待っているそうです。
 1年生には例年通りパネルシアターを、2年生には子どもの
関心をひきつけることができる小道具として軍手を使った指
人形の制作を指導しました。猛暑の中、朝8時から夕方5時ま
で、午前3時間と午後3時間の授業です。
 エファジャパンは、カンボジアの就学前教育の質の向上に
貢献する荒川さんの活動を支援するため、荒川さんが準備す
る生徒400名分の教材費、及び渡航費などを負担しています。


■□■ちょこっトピック■□■□■□■□■□■□■□■□■□

経済成長だけでは貧困を撲滅できない
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 1990年には、全世界の人口の36%が極度の貧困状態にある
と推定されていました。それから世界は貧困撲滅への目覚し
い進展を遂げ、2010年には17.7%まで削減されました。しか
し、まだ世界中で12億人が1日1.25ドル以下で暮らす極度の貧
困状態に取り残されています。

 2013年、世界銀行理事会は世銀グループ(国際復興開発銀
行、国際開発協会、国際金融公社、多国間投資保証機関、国
際投資紛争解決センター)の2つの目標を承認しました。1つ
目は2030年までに極度の貧困をなくすこと、2つ目は所得の下
位40%の人々の実質所得を引き上げて、繁栄の共有を促進す
ること(格差の緩和)です。しかし、今年4月に世銀が発表し
た報告では、経済成長は貧しい人々の生活水準の改善に重要
な役割を果たしてきたものの、仮にすべての国が過去20年間
と同じペースで経済成長を続けたとしても、所得分布が変わ
らない限り、2010年から2030年までに最貧困層は10%しか減
らないだろう、と指摘しています。それは、貧困削減がある
程度まで進むと、最後まで残るのは生活水準を改善するのが
著しく困難な状況にある最貧困層になるためであり、そうな
ると、経済成長は貧困から脱することができない最貧困層と、
中・高所得層との格差の拡大を招くだけのものとなります。
また、所得格差が広がる国では経済成長が貧困に与える効果
が小さい、あるいはかえって悪影響を及ぼすのに対し、格差
が縮小する国では貧困が大幅に減少することも明らかになっ
ており、世銀の2つの目標(貧困撲滅と繁栄の共有)は密接な
関係にあることが分かります。

 格差縮小のターゲットとなる所得下位40%の人々の特徴は
国によって実に様々で、世銀グループがその目標を達成する
には、その国に最も適切な支援を提供することが重要であり、
固い決意だけでなく、斬新な考え方やアイデアを持って取り
組むことが必要です。


▼△▼寄付をいただきました▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△

2014年4月24日~5月28日確認分

カンボジア 計¥2,356
・Yahoo!ネット募金

きしゃぽん 計\783
・個人 3人



●●●会員情報●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●

敬称略。2014年4月24日~5月28日に登録の方

HPへの掲載は省略。

※この欄へのお名前掲載についてご回答いただいていない方は
匿名として掲載させていただいています。

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発行人 イーデス・ハンソン   編集担当 宮原朝香

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