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2014.04.30 更新

連合愛のカンパでベトナム障がい児支援

 エファジャパンが活動しているベトナム・ハイフォン市は、ホーチミン、ハノイに次ぐベトナム第三の都市と言われています。市の調べによれば、市内には約2千人の障がい児が住んでおり、彼らの地域での活動の場として市が16ヵ所の地区や村で障がい児教室を開いています。地区や村の施設の一室を使い、学校に通っている軽度の障がい児や通学できない障がい児20~40人が集まって活動していますが、指導する職員は障がい児に関する専門知識や経験が無く、活動内容も音楽やお絵かき、簡単な読み書きを繰り返し行なうだけで、障がい児の発達を促すための根拠があるカリキュラムではありません。また、予算に限りがあるため活動頻度も週1回~月1回程度です。

 
 エファジャパンでは、連合愛のカンパの助成金を得て、16ヵ所の障がい児教室のうち3つをモデル教室として選定し、リハビリ機能を含め活動内容を充実することで、地域の小さな障がい児支援センターとしての役割を果たすよう支援しています。支援内容は、文房具やリハビリ機器など必要な用具の寄贈や資金的援助の他、ハイフォン市の障がい児リハビリテーションワーカーと連携した、障がい児教室職員や障がい児の保護者等への研修・啓発事業などです。すでに、月1回など開催頻度が低いところについては週1回以上に、さらに活動に参加できる対象年齢を広げるなどしています。また、ハイフォン市リハビリテーションセンター職員を講師に招き、保護者向けのリハビリ研修も実施しました。

 
 3つのモデル教室の運営を強化し子ども達の発達に貢献することで、いずれ他の教室にも広げていくことができるのではないかと期待しています。